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960 九二式重機関銃や三年式機関銃の冷却フィンは放熱筒として銃身とは別体で作られていますが、加工はどうやっているのでしょうか。一個一個塊から削り出すのでしょうか。
佐山2浪

  1. 鋳造じゃないですかね?空冷エンジンの冷却フィンは主に鋳造で作られているそうなので。
    Uhu


  2. NAMBU鉄器ですね(誰うま)
    鋳造ならあの形状でも材料歩留まりが良く作れそうですね。
    確かに、鋳造が合理的だと思います。銃身との密着を得るための面粗度が課題ですが。
    佐山2浪


  3. 三年式、真鍮削り出し。九二式、ドーナツ型鋼板の組み合わせ、と聞いたことがある。確認できず書きこまなかった。詳しい方、よろしく
    タンジェント



959 銃の口径は、銃身にあるライフリングの山径、谷径、それとも弾丸の径 どれを計測した数値でしょうか?
wikiには口径≠弾丸の径と有ります。確かミニエー弾の説明で弾丸後部を凹ませ、て火薬の爆発にて膨張させライフリングに食い込ませるだった記憶が有ります。現在でも同じでしょうか?同じとしたら膨張率ってどのくらいなのでしょうか?
まさのり

  1.  山径が基本のようですが、銃の場合はややこしいですね。
     https://hb-plaza.com/caliber/ をご覧ください。
     
    hush


  2. 間違っていればごめんなさい。
    前装式のミニエー銃の話が突然でてきて驚いたのですが、「現在でも同じでしょうか?」とは、前装式と後装式で同じ理屈で弾がライフリングに噛み込むかということですか?
    それとも現在の何か(前装式銃やミニエー銃など)と比べてでしょうか?

    拡張率については、参考程度ですが、同じ前装式のエンフィールド銃日本語Wikipediaに以下の記述がありました。
    「プリチェット弾の拡張構造は、・・・弾丸の円筒形部分全体、特に肩の部分を半径方向へと拡張[14]、そしてライフリングに吻合させるというものであった。これによって、ガスの圧力で最大0.003-4インチまで拡張し[注釈 8]、銃身内にスキマを残さなかった。
    [注釈 8] すなわち、弾丸の直径が.568口径で、銃の口径が.577口径の場合、0.006インチの厚さの弾薬包紙ならば、紙巻き弾丸と銃身の直径の差がちょうど0.003インチなので、拡張時にライフリングに十分に吻合する。」

    太助


  3. 前装式と後装式で同じ理屈で弾がライフリングに噛み込むかということですか?
    私は上記の認識でした。
    まさのり


  4.  前装式の銃は銃口径よりも小さい弾丸を装填します。その弾丸が発砲の際のガス圧で膨らむことでライフリングに勘合します。

     後装式の場合は銃口径よりも大きな弾丸を強力なガス圧で無理やり押し込むことでライフリングに勘合します。
    おうる


  5. それは知らなかったです。おうるさんありがとうございます。
    まさのり



958 He 112 が機首側面に機銃を装備したのは何故でしょうか?

Bf 109 の様に機首上面に装備するのが最良ではないかと思うのですが、
側面にしたメリットは何か有りますでしょうか?
百九

  1. He112のエンジンはJumo210ですが気化器の構造上、機首上部に吸気口が必要で、これを避けるため機銃を側面に置いたのだと思います。
    Bf109B〜Dも同じJumo210ですが、機首上部の機銃を避ける位置の吸気口がかなり突出しており、視界の妨げになっていそうです。

    超音速


  2. 下記を見れば分かります様に、吸気口は真横に出す事も出来ます。

    http://www.poleaeronautiqueavord.fr/medias/album/08-fev2016-17.jpg
    http://www.poleaeronautiqueavord.fr/medias/album/sam-0005.jpg
    下記に有ります。
    http://www.poleaeronautiqueavord.fr/album-photos/nos-moteurs/junker-jumo-210/

    理由は分かりませんが上から取り入れる事にしたのですね。
    https://live.staticflickr.com/65535/52844668026_374881845c_o.jpg
    下記の一つです。
    https://modellundoriginal.de/junkers-jumo-210-g-walkaround-am-00602/

    ユモ210 の解説。
    https://alternathistory.ru/maliy-aviatsionnyi-dvigatel-novogo-tipa-jumo-210-germaniya/

    倒立V型エンジンについて利点欠点が色々言われていますが下記の画像の様に、
    機首上部に機銃を装備するには倒立V型が都合が良いと思います。
    https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109D/Bf-109D/images/Messerschmitt-Prototype-Bf-109A-D-IIBA-WNr-808-trials-Germany-7th-Apr-1937-03.jpg
    http://www.airwar.ru/image/idop/fww2/bf109b/bf109b-3.gif

    百九


  3. 超音速さん、有難うございます、お礼を忘れていました申し訳ありません。
    百九


  4. 検索しなおしました。

    https://ww2aircraft.net/forum/attachments/junkers-ju-210-cut-jpg.503751/

    エンジン中央の下の箱状のものが(気化器-Vergaser)
    右端の青色部分が空気の通路になります。
    百九



957  極めて最近の動画で、アメリカで弾丸製造工場がが大々的に稼働する様子を写したものがありました。155mmか6インチのものでした。太い鋼棒をぶつ切りにしたものを加熱し(ぶつ切りと加熱の順序はよくわかりません)、型の中にプレスで押し込んでいました。取り出したものが弾殻ですが、この円筒部分の表面加工はどのようになっているのでしょうか。昔なら旋盤で表面を軽く削ったのでしょうが、今なら砥石による研削だと思うのですが、どうでしょうか。
 また、30mmか40mmの機関砲弾は、銅合金でできていますので、冷間プレス加工と思うのですが、それでよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。
電気戦艦

  1. 本来の質問に対する回答ではありませんが、30mmから40mmの機関砲弾は、特に対戦車用の包含は、銅系材料は被覆にのみ使用されていると思いま団体は、鋼鉄系だと思われます。
    常識


  2.  常識様 ありがとうございました。確かに写真を見ても、もう少し径の大きいものですが、弾頭部は白っぽく光っていますが、薬莢部分は真鍮色しています。こんなのに銅を使うのは勿体無いと思っていましたが、表面だけが銅系だと思えば、わかります。もっともこの表面加工は、電気メッキによるものか、異種金属の圧延接着によるものか分かりません。どうなんでしょうか。
    電気戦艦


  3.  通常の弾丸は鉛の弾体に、ライフリングがきちんと作動するように銅で被膜されています。薬莢は、真鍮が多いと思います。
     ただ、これは一般的なものですので、例外は多いです。
     御質問は、アメリカのもののように思えますが、いつの時代の何という機関砲弾なのでしょうか。
     
    hush


  4. 1の「ま団体」を、「すが、弾体」と訂正します。
    3ですが、本来の質問は155o砲弾です。次に、対装甲車両用の機関砲弾の場合、弾体が鉛であれば貫通力はゼロに近くなると思われます。激突した瞬間に液化すると思います。
    常識


  5. 表面加工や研削という単語がでてきましたが、これがどのタイミングでの話か判りません。>>2で電気メッキと書かれていますので、火薬を詰める前のお話でしょうか?
    的外れかもしれませんが、一応コメントします。


    表面処理的なものでいえば、塗装前のリン酸亜鉛被膜処理(塗装の下地処理)とかが思い付きましたが、これは多分お尋ねの内容とは違いますよね。
    鍛造品の表面酸化膜除去やバリ管理みたいなことでしたら手持ちにネタがありません。各製造者で手法は異なるかも。
    それとも↓に書きますが”銃弾”の銅コーティングみたいなイメージでしょうか?これならば話は判りますが、多分”砲弾”にそのようなコーティングはしないかと。

    -----
    一般に”銃弾”と呼ばれるものは、弾体に鉛や鉄を用いて、それに銅などのコーティングになるのですかね。連射しないのであれば鉛にコーティングは不要かもしれません。

    一方で”砲弾”と呼ばれるものは、りゅう弾にしろ徹甲弾にしろ、弾体は鍛造品やタングステン・劣化ウランなど(雑な表現かと思いますが)硬いものでできております(ちょっと違うかもしれませんが、大体のイメージで)。これに「弾帯」というパーツがつき砲身と砲弾(硬いもの同士)が擦れるのを防ぐ。また弾帯はライフリングと噛み合って砲弾を回転させると共に、燃焼ガスの漏れも抑制する。



    火器弾薬技術ハンドブック2012によると、
    「火砲弾薬の製造工程は、弾丸の加工・組立工程と填薬工程に大別される。弾丸の加工は一般に塑性加工、機械加工、熱処理および表面処理・塗装などの工程からなる。これらの工程において、いかなる技術を用いるかは、弾種、設計の要求品質、価格などによって異なり、定まった製造方法があるわけではない。」「りゅう弾の〜主な製造技術は、素材成形のための鍛造技術、発射時の衝撃に対する弾殻の抗堪性の確保およびさく薬の爆発によって所望の破片を得るための熱処理技術である。」
    だそうです。

    太助


  6.  皆様、いろいろありがとうございます。私もまた勉強し直しましたが、以下のことがわかりました。砲弾前部のすぼまった部分の最下部を定心部といい、外径は砲身内径とほとんど同じになっています。砲弾最下方の弾帯部と二者で砲弾を支えますので、この部分は砲身から浮いており、擦れることはありません。ということで、定心部以下は少し工作して細くする必要があります(プレスで加工した後型から抜くためには最初から細い部分を作るわけには行かないです)。その工作は、旋盤によるのか砥石車を使った研削なのか、というのが質問の趣旨でした。かつてデイーゼルエンジンの製作工場を見学した時、荒仕上げのクランクピンを研削盤で一気に仕上げていたのを見て感心したので、現代の砲弾の外部工作はおそらく研削だとは思っています。なお、小口径の機関砲弾、薬莢は、銅系合金板の打ち抜き・絞り加工かと想像しています。
    電気戦艦


  7. https://www.youtube.com/watch?v=bg6vMGbh_aM (1分18秒)
    https://www.youtube.com/watch?v=3vbyoz6ETPc (5分22秒)

    両方の動画はスクラントン陸軍弾薬工場というところですがまず全体を切削してそのあと研削しているみたいです。
    AB


  8. AB様 わかりやすい動画ありがとうございました。これらを見てわかったことは、
    1. 材料は、最初から鋼の丸棒を必要長さに切断しておき、それらをまとめて加熱しているようです。どのように切断するのかはわか離ません(回転丸棒をバイトで突っ切るのか、鋸で引くのか、ガス溶断なのか)。
    2. 加熱した材料は最初は円筒形に加工しているように見えました。その後型に押し込んで先端を尖らせているように見えました。
    3. 6.の説明では定心部があると言いましたがこの動画の場合では、それはなく、のっぺりと後ろまで連続しているように見えました。ということは、後ろの平行部分は何らかの方法でやはり仕上げが必要になります。

    砲弾製造方法には細かく見れば色々なものがあるようです。

    電気戦艦



956 Ans.Q車両380の機関銃の弾薬のことで思いだしたのですが
ステン短機関銃の弾薬は9ミリパラベラム弾です。これはエリトリア戦線で、大量の9ミリパラベラム弾を捕獲したからと赤本の「拳銃 小銃 機関銃」で読みました。これは本当でしょうか?
となるとイギリス軍の拳銃弾は、ウェブリーの.455弾とアメリカからのビクトリーモデル(S&W M10)の38スペシャル弾、9ミリパラベラム弾となります。というこは9ミリパラベラム弾専用の工場が作られたという事でしょうか?
あとリボルバー用の弾丸が短機関銃に使用されないのはリムの縁の有無のせい?
まさのり

  1. >赤本の「拳銃 小銃 機関銃」で読みました。これは本当でしょうか?
     著者のJohn Weeksイギリス陸軍大佐はJane's Infantry Weapons第6版の編者の一人ですから、ある程度の信用はおける記述だろうと思っています。個人的にも、ダンケルクに大量の兵器弾薬を遺棄せざるを得なかったイギリス軍が、エリトリアで入手した銃弾を使ってステン・ガンを間に合わせで制作したというのはあり得ることだと思っています。東アフリカ戦線にはアオスタ公アメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタの率いる30万人のイタリア軍がおり、約7000人がゲリラとして1943年まで戦っていますが、残りは死亡したか、捕虜になったはずですので、遺棄弾薬も大量にあったと思われるからです。
    >9ミリパラベラム弾専用の工場が作られたという事でしょうか
     専用かどうかは存じませんが、 https://talesfromthesupplydepot.blog/2019/11/30/wartime-9mm-round/ に掲載されている銃弾はRoyal Ordnance Factory at Blackpoleの製造だとなっています。
     
     
    hush


  2. hushさん、早速な回答ありがとうございます。後にイギリス軍の制式拳銃になった、ブローニング・ハイパワーの弾丸が9ミリパラベラム弾なので、私は製造工場は有ったと思います。
    まさのり


  3. >2
    >私は製造工場は有ったと思います
     それは、もちろんあったと思いますので、その一例としてブラックプール王立兵器工場をあげたのですが。
     
    hush


  4. すみません。失礼致しました。
    まさのり



955 なぜソ連(ロシア)は122榴を使っているのでしょうか?
師団砲兵に装備させる場合、10榴と比較して威力は上でしょうが重量が重い事によるデメリットの方が大きい様に思えます。そもそも威力を追求するなら15榴を師団砲兵に組み込めば良い訳でやっぱり中途半端な気がします
ペンダント

  1. 参考までに口径に関するYahoo Q&Aです。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13164739878
    一旦、口径が決まると変更するのが大変みたいですね。
    ウクライナとの戦争でロシアは弾薬不足に陥りそうになると
    北朝鮮や旧ソ連の同盟国から弾薬を補充してるみたいです。

    まさのり


  2. 第二次大戦前のソ連軍師団砲兵は76ミリ野砲と12センチ榴弾砲、短砲身15センチ榴弾砲の組み合わせでした。
    76ミリ野砲は対戦車用途も兼ねるため高初速砲となっています。
    ソ連も他国に倣った10榴の導入を検討したのですが、対戦車用途には使いづらいため76ミリ野砲を置き換えるわけにはいかず、12榴を置き換えると火力減少となるので、10榴導入は却下されます。
    短砲身15榴は日本軍の九六式と同じぐらいの射程。対して軍砲兵が持っていた長砲身15榴は同じく八九式15加に近い射程でした。
    なお、独ソ戦が始まると師団砲兵の短15榴は撤廃され、生産も中止されます。
    師団砲兵にとっては重く機動性に劣るわりに射程が短いため、中途半端な存在と判断されたのです。
    そのかわり軍砲兵は必要に応じてライフル兵師団の火力増強に派遣されるという仕組みになりました。
    そのため軍砲兵の勢力は強大なものとなり、砲兵旅団あるいは砲兵師団となる場合もありました。

    こうした経緯で師団砲兵は12榴までとされたので、他国の師団15榴より威力が劣って見えますが、大戦末期以降は160ミリ迫撃砲も師団に配備されているのです。

    超音速


  3. 日露戦争戦訓として、ロシア帝国が陸軍野戦型要塞に対して効果を挙げられる野戦榴弾砲を必要とし、その最小限の口径を122mmとして、クルップ、シュナイダーに作らせたのが最初であるようです。


  4. ロシア帝国陸軍が野戦型要塞に対して



954 米軍がプロペラ効率を上げるために採用した、カフス付きプロペラですが、同時期の他国にはほとんど採用例がありません。どうしてでしょう?
米軍の一種の機密事項だったのでしょうか?それとも米国がカフスを採用してほどなくジェット推進時代が到来したので、今さらプロペラ推進を改良する意義が見いだせなかったのでしょうか?

備後ピート

  1. まず機密かどうかですが、英国向けブリュースターバッファローやマートレット(ワイルドキャット)はプロペラカフス付きでしたので、機密じゃないと思います。
    カフスの構造は、外殻が板金整形で作られ内部は発泡ゴムが注入されています。ブレード本体には接着剤で取り付けますが、回転バランスをとるため非常に慎重に取り付ける必要があります。
    ブレードの修理の際は取り外しますが再組立ての時も同じ。
    したがって製造・修理の手間、コスト・重量・故障リスクが増えます。
    機密じゃなかったとしても、すすんで導入したいものではありません。

    効果は効率向上のほかエンジン冷却性の向上があります。
    高高度は空気が薄く放熱性が悪いので、B-29やP-47にはエンジンの過熱対策でカフスがついています。
    同じくカフスつきのF4Fも2段2速過給R-1830エンジンが過熱気味でした。
    同じエンジンでもカフスの有無がまちまちですが、展開地域や運用環境によってエンジンが過熱気味となるからだと思います。

    カフスとは別の過熱対策として手っ取り早いのはプロペラスピナーを外すこと。あとはカウリング開口部増加やオイルクーラー拡大、強制冷却ファンなどがあります。

    戦後のターボプロップ機は大馬力を吸収する必要性からカフス付きが多いです。

    超音速



953  大砲は弾を発射した後、圧縮空気で内部のごみを吹き飛ばす必要があるとのことです。砲身内清掃装置と呼ぶらしいですが、これについての質問です。
1. そもそもごみとはどのようなものでしょうか。発射薬の燃え残り、覆帯がライフルを通過するとき掻き取った(掻き取られた)金属粉、あるいはこれらの混合物でしょうか。またこれらが残存するとどのような弊害があるのでしょうか。
2. この装置はどんな太さの砲にも必要なのでしょうか。20mm,25mm,37mm などの機関砲にはついていないのではと想像するのですが。
3. 圧縮空気はどのように用意されるのでしょうか。艦砲なら艦内の空気配管があるかもしれませんが、野砲にはありません。後退する砲身のエネルギーを利用するのでしょうか。
 よろしくお願いいたします。
電気戦艦

  1. 1.についてだけ・・・

    >発射薬の燃え残り、覆帯がライフルを通過するとき掻き取った(掻き取られた)金属粉、あるいはこれらの混合物でしょうか。

     だいたいそんなところです。
     薬嚢式や燃焼式薬莢の場合はそれらの燃えカスも含まれます。
     それらのカスには火薬の燃焼ガス成分が吸着しています。

    >またこれらが残存するとどのような弊害があるのでしょうか。

     火薬の燃焼ガスは硫化化合物が含まれているので、硫化化合物が付着してしまったゴミは清掃しないで砲身内に残しておくと砲身内が急速に腐食します。
     砲ではありませんが旧日本軍も三十年式歩兵銃(三八式だったかも)が採用された当初、配備された小銃の銃身内径が広がってたったの二年で使用不能になるという開発時には予想もしていなかった事例が頻発し、調査の結果火薬の燃焼ガスによる腐食が原因と特定され、清掃方法の見直しと改訂が実施されています。
    おうる


  2. おうる様 どうもありがとうございました。燃焼ガス中の硫黄酸化物が悪さをすると言うことがわかりました。ただこれは長期的な結果による損傷の話ですね。かつて週刊朝日(1957年秋)でレイテ沖海戦の特集記事があり、アメリカ駆逐艦が、清掃装置が壊れてもそのまま奮戦していた結果爆発が起き、砲塔内が大被害を受けたという記述が頭に残っていました。それで清掃しないと直ちに影響があると言うこともあるのではないかと思うのですが、それについてはどうなんでしょうか。
    電気戦艦


  3.  そのテの事故はWW2以前にはどの国でも現在では考えられないレベルで多数発生しており、その原因は様々です。
     砲弾や信管の不良による場合もありますし、砲身に問題がある場合、あるいは撃発装置に問題がある場合、使用方法に問題がある場合もあります。

     砲身内に汚れが残っていて……というケースは無いわけではありませんが、全体から見ればレアケースと考えていいと思います。
     清掃装置が壊れた砲が腔内爆発を起こしたとのことですが、清掃装置が働かなくなって汚れがたまったせいでというのは考えにくいと思います。御存知とは思いますが、砲弾の直径は砲身の内径よりも大きく、それを高いガス圧で無理やり押し込むことで砲弾を砲身の溝に食い込ませて回転運動を加えさせながら打ち出します。砲弾を押し出す際の抵抗の大きさは多少のゴミが詰まった程度は無視して良いレベルの誤差であり、まして軍艦なら毎朝清掃もしてるんでしょうから砲身内にその日撃った分の火薬の燃えカスが多少残っていたからといってそのせいで砲弾が砲身内に詰まるなんてことはまず考えられないでしょう。
     実際のところは清掃装置が圧縮空気を送り込まなくなったせいで砲身の冷却が間に合わなくなり、砲身が過熱して変形したか、あるいは砲身内の摩擦抵抗が極端に高くなったのが直接の原因じゃないでしょうか?
     あるいは運悪く砲弾の出来が悪かったか、信管が不良だったという可能性も無いわけではありません。

     いずれにせよ一部の装置が故障した砲が腔内爆発を起こしたからと言って、その故障した機会が爆発事故の原因だったと決めつけることはできないと思います。
    おうる


  4. おうる様 詳しい説明ありがとうございました。種々の可能性がある中で、単純にあるものだけを原因と決められない(決めにくい)と言うことでした。もっともだと思います。この記事はアメリカ人が書いたものですから、その奮闘ぶりを強調したのだと思います(奮闘していないと私は言ってはいません)。
    電気戦艦


  5.  アイオワ級に装備されたものは窒素ガスを使用するものだそうです。
     他の艦は分かりませんでした。
     
    hush


  6. >5. hush様 ありがとうございました。私も遅ればせながらgoogleで、 battleship, gun barrel, cleaning device などで調べてみました。スッキリとはわかりませんが、
    ・アイオワ級のは空気利用のようです。窒素ガスは伝聞によるものかもしれません。
    ・戦艦では、主砲を発射すると自動的に清掃装置が働き圧縮空気により砲身内部の清掃が行われます。その後尾栓をあけ、次の弾を装填する、ようです。
    ・装置の構成図が知りたいのですが、今のところわかりません。尾栓のすぐ前に高圧空気のパイプが開口しており、空気噴出方向は円周に接するようなものでは、と想像します。噴出口が複数あると旋回流(サイクロン)が形成され、ゴミを噴き出すのに具合がいいのかな、と思いました。そのうち詳しい構成図を見つけられる時を待っています。
    ・薬莢を使うものではどうなっているか興味あります。
    電気戦艦


  7. ちょっと時間ができたのでコメントしますが(いつも以上に)内容が粗いので、鵜呑みにはせずに裏付けの確認をお願いします。


    >>大砲は弾を発射した後、圧縮空気で内部のごみを吹き飛ばす必要があるとのことです。

    ご質問の装置は、砲弾を再装填する際に砲手に危険をもたらさないようにする目的のものだと思います。(排煙・高温ガス・一酸化炭素ガス等の逆流防止。)

    http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7.php
    4. Air purging was used on these guns in order to quench and remove smoldering particles as a preventative measure against flareback. In movies or pictures, this purging can be seen as a small puff of white smoke that is emitted a few seconds after the gun fires.

    http://www.navweaps.com/Weapons/WNIT_15-50_m1934.php
    A compressed-air smoke scavenging system was used to remove propellant gasses after the guns fired.

    >>6・薬莢を使うものではどうなっているか興味あります。
    戦車砲、艦載速射砲などでは↓の排煙器が該当するかと考えます。
    https://en.m.wikipedia.org/wiki/Bore_evacuator


    船員さんができる長期の防食対策は地道な掃除でしょうね。(開発の方なら装薬に添加物をいれる等いろいろやっていると思いますが。)

    太助


  8. 太助様 役に立つ資料紹介していただきありがとうございました。確かに弾薬を装填する場所が一番危ないとのことは理解できます。evacuator の意味がよくわからないので、またゆっくり考えたいです。
    電気戦艦


  9. よくわからないとの事なので、ご参考まで。

    >>7で言及したevacuatorの概略ですが、
    設置目的は砲身内の燃焼ガスを砲口から排出し、砲塔内部への逆流を防ぐものです。

    下にポンチ絵を作りましたが、動作イメージは以下の通りでしょう。
    一般的かは判りませんが排煙器と砲身の連絡管を斜めに設置しています。排煙器自体は単なる圧力容器と考えてよろしいかと。

    □排煙器
    ■砲身
    *燃焼ガス(高圧)
    ・燃焼ガス(低圧)


    @砲弾が砲身内にある間は、砲身内も排煙器も高圧の燃焼ガス(↓図の「*」)で満ちています。

        □□□□□□□
        □*****□
        □□□\*\□
    ■■■■■■■■\*\■■■■
       **********
    砲尾 ********** 砲口
       **********
    ■■■■■■■■/*/■■■■
        □□□/*/□
        □*****□
        □□□□□□□


    A砲弾が砲身を離れると、砲身内の圧力はすぐに下がります。一方で排煙器圧力は連絡管が細い為、すぐには圧力は下がりません。
    するとどうなるか?
    排煙器から高圧ガスが砲身内に吹き出てきます。連絡管が砲口に向かってついているので、高圧の燃焼ガスは砲口に向かって流れます。(↓図の「*⇒」)
    こうして排煙器から砲口への流れができると、砲尾〜排煙器間の燃焼ガス(↓図の「・→」)も流れに引かれて砲口へ向かいます。この頃になるとタイミングをみて砲尾閉鎖機を開けます。

        □□□□□□□
        □*****□
        □□□\*\□
    ■■■■■■■■\*\■■■■
       ・・・・・・→**⇒
    砲尾 ・・・・・・→・・→ 砲口
       ・・・・・・→**⇒
    ■■■■■■■■/*/■■■■
        □□□/*/□
        □*****□
        □□□□□□□

    ちなみにevacuatorの採用は大戦後のはずです。それ以前はベンチレータや運用で戦車砲塔内の環境を保っていたんですね。

    太助


  10. 太助様  図面まで作成して説明していただきありがとうございました。排煙器は確かに、短期間ではあるものの高圧燃焼ガスのアキュームレータになっているのですね。砲弾が通過すると、溜まっていたガスが中心部に飛び出し、充満していたガスを道連れにして砲口部から排出する、という仕組みです。私は、当初このままだと砲身内部の最後端部ではガスの軸方向の速度がゼロ近くになるので、重要な部分の清掃が困難なままだと理解していました。しかし、Aの説明文には、タイミングを見て開栓するとありますので、まだガスの速度があるうちに砲身内部を後ろから前へ貫通する流れができますので、その心配はないわけです。このタイミングを見るのは人間ではなく砲機構がそうなっている、と言うことでよろしいですね。
    電気戦艦



952 旧日本海軍の高射砲の砲弾について質問です

89式12.7センチ高角砲の砲弾は重さが開発時に作業員の体力を考えて35キロ以下に抑えて34.3キロにしたとのことですが
それでも30キロオーバーは重すぎると思うのですが。
手で抱えて34キロの砲弾を装填架に置く作業を続けるとなると戦闘時間が長くなると疲労し連射速度の大きな低下を招いてしまうのではと思います。

アメリカ軍の当時の5インチ砲は装薬と砲弾が分離していて重い砲弾側の重量が25キロで比べると軽量になっているようですが
当時の日本軍で高角砲の作業員から砲弾が重すぎて改良してほしいと要望が出たり、戦後の米軍の調査で砲弾が重すぎると評価されたりしなかったのでしょうか?

おでんくん

  1.  現在、セメント袋の重量は25sですが、その前は40s、戦前は50sでした。それを2つずつ運ぶのが、普通の左官職でした。
     戦前、米俵60sを運んで一人前の男性とされていましたから、30s以上あっても問題あるとはされなかったと思いますし、戦前の日本で、「砲弾が重すぎて改良してほしい」と作業員が要望を出したらリンチに遭うでしょう。
     
    hush


  2.  日本陸軍の方は砲弾が重すぎて射撃速度を維持できないとして12センチクラスの対空砲の採用には消極的だったようです。
    おうる


  3. >2
     御指摘ありがとうございます。
     旧陸軍のほうは、その後、それではB29に対抗できないため、高射砲の口径増大に向かい、旧海軍のほうは発射速度の低下という「運用側の意向」により10p高角砲を開発したということでしょうね。
     このクロスは興味深いですね。
     
    hush


  4. youtubeの動画で WW2時の映像でおそらく連合国軍の映像だったと思うんですが

    砲弾を軽々つかんで次々セットして1〜2秒に一発くらいの速さで連射している動画を見たことがあって
    日本軍の高角砲の砲弾重量調べたら34キロもあると知ってこんな重い砲弾を見た映像のように次々撃つのは難しいのではないかと思い質問させてもらいました。

    たしかに米俵60キロに比べたら高角砲の弾は軽いですね
    回答ありがとうございます

    おでんくん


  5. 砲弾を軽々と掴んで次々とセット、1〜2秒に一発の連射となるとMk33 3インチ連装速射砲辺りではないかという気もします(扱ってたので)。
    http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_3-50_mk27-33-34_museum_pic.jpg
    このような外見の砲であれば3インチ(7.6センチ)で薬莢含め11kg程なので「軽々と」扱うように見えてもおかしくないかと。
    元自


  6. 米軍の5インチ砲について、こちらがご参考になりそうです。
    https://www.youtube.com/watch?v=mYpvtU1SDEk&t=150s
    1〜2秒に一発とまでは行かないものの、3:40〜の所で、約20秒の間に4発を装填・発射する様子が写っています。
    ぱやーん



951 WW2時に実用化された高射砲用の近接信管砲弾ですが
これは大戦中期に投入されましたが、そうなると対戦初期はまだ砲弾は時限信管式が使われていたことになりますけど
時限信管式と近接信管式の砲弾でそれぞれ一発当たりの製造にかかる時間と費用はどれほどなのでしょうか?

あまりに製造に時間がかかったり高額なら時限信管式から移行に時間がかかるのではないかと思いました。
そこまで旧式砲弾と差がなく一気に移行できたのでしょうか?
それとも大戦中期〜後期でも時限信管式高射砲弾の製造も続いて一部で使われ続けたのでしょうか?
おでんくん

  1. すみません、追記します。

    アメリカ軍の近接信管です。
    ドイツも近接信管の研究はしていたはずですが
    アメリカ軍の大砲で使われたVT信管についての質問です。
    おでんくん


  2.  どちらの信管を装備するだけの問題ですから、新しい砲弾を導入するほどの金額はかかっていません。
     信管自体も、大量生産の結果、最初の$732から1945年には$18まで下がっています。
     では、近接信管の採用により、時計式の生産がなくなったかというと、水中に没する太平洋戦線では使用されたもの、欧州ではバルジの戦いまで秘密保全の立場から使われなかったので、生産が中止されていないと思っています。
     
    hush


  3. >欧州ではバルジの戦いまで秘密保全の立場から使われなかったので、生産が中止されていないと思っています。

    たしかに秘密保持で使用していなかったなら時限信管式を使っているはずですね。

    > 信管自体も、大量生産の結果、最初の$732から1945年には$18まで下がっています。
    すさまじいコストダウンで驚きです。値段が1/10以下にまで抑えるとは

    VT信管は時限信管に比べてとてつもなく高額だというイメージだったんですが
    高額ではなかったんですね
    回答ありがとうございます。
    おでんくん


  4.  WW2の頃のVT信管は高額である以前にそもそも生産が全く間に合っていません。一番多く用いられた戦いでも、打ち上げられた対空砲弾のうち半数以上が従来の次元信管というのが実情でした。
    おうる


  5. >4
     フォロー多謝。
     
    hush



950  水難事故対策用として消防署のレスキュー隊は救命索発射銃を装備しています。
 単発式グレネードランチャーのような形状をしており、空気圧で救命ロープや浮輪を斜め上に発射するのですが、照準器が粗末なのです。
 発射体は山なりに飛ぶのに、小さな照星と照門がついているだけなので、銃身の仰角は勘で決めるしかなく、良好な命中率は期待できません。
 同じように発射体が山なりに飛ぶM79には立派な照準器がついているのに、緊急事態に一発必中が求められる救命索発射銃の照準器が粗末なのはなぜでしょうか?
追記:「メーカーに聞け」というご意見があろうかと思いますが、複数の機種が同じ仕様なので、「当局の指導」などがあるのではないかと思い、投稿させていただきました。よろしくお願いします。
PIAT

  1. ≻緊急事態に一発必中が求められる
     そうでしょうか。
     救助対象者に当たったらまずいでしょうが、その近在に落としてからロープを操作して近くに持っていくのなら、高価な照準器を装着しても意味がないように思いますが。
     
    hush


  2. hush様 回答ありがとうございます。
    正確性がそれほど要求されないという理由は考えていませんでした。

    20年ほど前、川の中洲でキャンプしていたグループが増水した川に流され、十数人が亡くなるという水難事故があり、救命索発射銃を使ったのですが、外れてしまい、再発射したときは手遅れでした。
    テレビで遭難場面が放送され、私は衝撃を受けたので、救命策発射銃は正確さが必要と思いこんでいました。

    他に情報やご意見のある方は、どうか投稿願います。

    PIAT


  3.  もう一つ考えられるのは、射程が短いということです。
     https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A2%E7%99%BA%E5%B0%84%E9%8A%83 の一番下にある写真を見ますと、ライフルを改造したものと思われる索発射銃が多数見られます。当然、何らかの照準装置を持っているとは思われますが、艦船間で索を張り渡すためのものです。
     これに対し、同Wikipediaの説明では「日本の消防が採用している空圧式救命索発射銃の射程は、ロープ付きゴム弾が約90m、浮環弾は約80mとされる」と舞鶴消防本部の発表に基づいて書かれており、120‐230mとされる他の空圧式索発射銃よりかなり短いように思えます。
     あまり、射程を長くしたり、きちんとした照準をつけると銃刀法上での問題が生じるという可能性もありますが、そのような射程なら簡易照準でもよいと考えられた可能性はありますね。
     
    hush


  4.  あと、玄倉川水難事故の場合は、「救助部隊の装備や訓練の不備を指摘する意見も挙った」とWikipediaにあるように、索発射銃の操作自体に慣れていなかった可能性もあります。
     照準の改良はさほどむつかしいとは思えませんので、必要であればやっていると思うのですが。
     
    hush


  5. 少なくともロープ銃は「命中させる」必要がありません
    遠弾でいいんです。引きずってるロープが必要なとこまで届けば
    とおり


  6. hush様 とおり様  回答ありがとうございました。
    テレビ(Eテレ:みいつけた)で救命索発射銃の訓練風景を見たのですが、溺れている遭難者のかなり遠くに浮き輪が落ちていました。
    照準が不正確すぎると思ったのですが、ロープを引っ張れば、浮き輪が遭難者に届くわけですね。

    実は、市街地でクマやイノシシを捕らえるため、動物の頭上から投網をかける器具のアイデアがあり、救命策発射銃を投網の発射に使えないかと考えたのが、今回の質問のきっかけでした。

    PIAT



949 高度な質問ばかりで恥ずかしいですが。
1915(大正4)年の時点で最強の実用拳銃/実包はなんでしょうか。第2次イーペル会戦のころです。

段々畑

  1.  何をもって最強とするのでしょうか。
     たとえば、銃弾の威力は大きいが、命中率は異常に低いとか、その逆というような特性があります。この場合、どちらが最強かというのは主観の問題ですので、それが分からない以上、仰るより「高度な」質問だと思いますが。
     
    hush


  2. ご回答にぺしゃんこです。ここは高度な質問ばかりのところなのに恥ずかしい質問で、の思いです。第一次世界大戦勃発のころの拳銃事情を知りたいと思いました。「実用拳銃」とはワイルドキャットではない、の意味です。
    >主観・・・ではなく定量的な銃口エネルギーでお願いします。
    .38spの登場が19世紀末で、銃口エネルギーは250Jくらい。.357Mgは戦間期です。それで、WWIの前には登場していた45ACPの500Jより以上のものがあったのかどうかをお聞きしたかったのです。
    >銃弾の威力は大きいが、命中率は異常に低い・・・
    黒色火薬以来の.455Webleyをおっしゃっておられるなら納得です。1915時点では300Jほどでしょうか。WWIIのある将軍が「拳銃で死んだのは敵味方で7人。全部部下で、暴発」。


    段々畑


  3. .45Coltは対象外ですかね。
    門外漢なので頓珍漢かもしれませんが、.45ACPよりは銃口エネルギーは大きいかもしれません。

    Wikipediaには、
    ・.45コルト弾は1872年に開発されたアメリカ陸軍に採用された拳銃弾である。
    ・リボルバー用弾。
    ・1904年には.45コルト弾を自動拳銃に適合するように短縮し、リムレス化した.45ACP弾が開発された。

    太助


  4. 7.63x25mmマウザーは対象内でしょうか。
    超音速


  5. 太助様 有難うございます。
    .45coltは登場時は黒色火薬で銃口エネルギー350J程度でした。それがいまや1,500Jの実包がリリースされています。45ACPも当初の500Jからいまや1,000J超えです。
    実包は、同じ呼び名でも時代により変わっていると思います。重ねてですが歴史としてWWI初期の拳銃事情が知りたいのです。

    超音速様 有難うございます。
    >7.63x25mmマウザーは対象内でしょうか。
    もちろんです。個人的に好きです。似たコンセプトで、ちょっと後の7.62×25mmTokarevも好きです。FMJなら至近距離でビッグゲームの頭蓋骨も貫通できそうです。
    段々畑


  6. バランスで9ミリパラベウム弾。
    まさのり


  7. >>5
    一応言い訳しておくと、Wikipediaですが以下の記述があったんですよ。

    https://en.m.wikipedia.org/wiki/.45_ACP
    The resulting .45 caliber cartridge, named the ”.45 ACP”, was similar in performance to the .45 Schofield cartridge and only slightly less powerful while significantly shorter than the .45 Colt cartridge that the United States Cavalry was using at the time.

    確信はないのですが、.45ACP登場時の比較かと思います。定性的ですがね。
    あとは単純な話ですが、.45Coltは.45ACPよりも火薬が多く詰められそうです。同時代の拳銃弾に同じような性能の火薬が使えたという仮定があれば、Wikipediaの内容とも矛盾しません。もっとも、この仮定からの計算結果を元にWikipediaの記述が作成された可能性もありますが。。

    弾毎に火薬が違うと使う方が大変かもしれませんし、安全の面も気になりますが、近年のデータですか?1500Jの品があるのでしたら、500Jや600Jのニーズもあったと考えるのが自然ではないでしょうか。つまり同時期で比較すると.45Coltは.45ACPよりもpowerfulではないかと。

    太助


  8. まさのり様 有難うございます。
    パラベラム弾(Luger P08)がドイツ陸海軍に採用されたのはたしかにWWI直前です。バランスというかピストルからサブマシンガンまで、マクロでいえばタマの汎用性は兵站では重要と思います。ミクロでいえば当時の9×19の銃口エネルギーは400Jほどで、.45ACPを下回るかと。

    太助様 有難うございます。ご紹介のサイトは形容詞が多いようで、定性的かもしれません。
    >近年のデータですか?1500Jの品があるのでしたら・・・
    妄想でたびたび安易・安直に訪れておりますWikiの、List of handgun cartridgesの
    https://en.wikipedia.org/wiki/.45_Colt からです。鹿やクロクマ、さらに自家ロードでは.44マグナムなみとあります。でも、現代の話です。皆様のおかげで、私が知りたいWWI初期の最強(また叱られそう)の拳銃弾は、500J前後でドングリの背比べだったようです。
    段々畑


  9. 1.のhushさんの問いかけを繰り返すようですが、「最強」を決めるのはマズルエナジーだけでしょうか。
    いわゆるストッピングパワーを数値化する式では同じマズルエナジーでも口径が大きい方が有利となる計算ですね。
    反対に貫通力や射程を重視すると小口径高速弾のほうが有利です。
    私が挙げた7.63mmマウザーは貫通力と射程で優れていますけど、ボトルネック薬莢なので製造コストがかかり、コストパフォーマンスの点では不利になるでしょう。

    なにが最強かは状況に応じて変わってくると思います。

    超音速


  10. 段々畑さん9ミリ 45acpの口径優劣論争は昔から有るみたいなので恥じる事は無いですよ。(笑)
    https://hb-plaza.com/forums/topic/9mm%E3%81%A845acp%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
    上記サイトにも有るようになかなか優劣は付かないみたいですが…
    段々畑さんはマズルエナジーを重視してるみたいですが、当たらないと意味がないとか
    上記サイト内にあるコンクリートブロック等のハードターゲットには効果が有るが、人体は命中箇所が重要
    ストッピングパワーは数値化出来ないので分からない という意見に対しどういう考えをお持ちなのでしょうか?(笑)

    まさのり


  11. 「最強」など定性的な用語を用いたのがいけなかったと反省です。Colt M1892の無煙火薬版.38Long coltは10gのタマで250Jでしたが、米比戦争で.45ACP/M1911に、との逸話は知っております。また、薬物摂取していない対人でしたら.38Spで十分と思います。エルマー・キースの.357Mgや.44Mgにはじまり、いまや.500SWです。基本はアメリカ(州による)でライフル銃による猟期のまえに設定される、スコープまでつけた拳銃による猟期が設定されているからです。
    まさのり様 有難うございます。ごめんなさい。
    >当たらないと意味がない >ハードターゲットには効果、人体は命中箇所が重要 >ストッピングパワーは数値化出来ないという意見に対しては・・・
    わたしの質問はそれほど高度のものではありません。ここはお歴々の集う場所で、1914ころの拳銃事情(歴史)を知りたかっただけです。意見をいうつもりは。


    段々畑


  12. 素人でもわかるというと。
    拳銃の弾数では、ブローニングハイパワーとモーゼルミリタリー。
    一般的に使えると言うと、ルガーとモーゼルにストックを付けて使う。
    信頼性でルガーとモーゼルでは、環境に強いモーゼルでしょうか?
    後、ルガーとモーゼルは、威力の点で9x25モーゼル弾がマイナーですが、有る。
    ストックを付けて、フルオートで撃てるとするなら、バースト的に使う事が出来るなら、モーゼルが上位には、入るかな?
    青江


  13. 青江さま有難うございます。
    青江様はじめ、こちらには昔から大変お世話になっております。
    ハイパワーとは装弾数の多さ。オートマ拳銃を横にして射つのは映画の演出、ただしモーゼルなら反動を利用して水平に掃射できるなどとご教示いただきました。わたしの質問は装弾数や一定時間の投射火力ではなく、1914ころの拳銃事情(歴史)を知りたく、タマ1発の銃口エネルギーを。アメリカの45口径信仰とピストルによる狩猟の経過を知りたかったのです。
    段々畑



948 ヘルメットに関して質問します。第一次世界大戦初期までドイツ軍で使用されたピッケルハウベの突起部の目的は白兵戦での頭突き戦術を想定したものでしょうか?フランス軍のM26ヘルメットにみられる鶏冠状?ウルトラマンの頭みたい?な突起部の目的は何なんでしょうか?ヘルメットの剛性補強かなとも思いますが



my

  1.  ピッケルハウベのは単なる飾りでしょう。プルームと呼ばれる羽根飾りをつけるためにも使用されています。1次大戦では塹壕から飛び出て目標となるために廃れました。
     M26は、フランス陸軍主計総監の名を取ってアドリアン・ヘルメットと呼ばれるM15の改良版で、突起は榴弾の破片から身を守るための偏向板です。
     
    hush


  2.  ピッケルハウベは革製ですので頭突きなどを想定したものではありません。純然たる飾りです。
    おうる



947 いつもお世話になっております。

日本陸軍の第四師団の装備について質問です。

以前第四師団は主力軽機関銃に十一年式軽機関銃を装備している、というのをここで教えて貰いましたが、その後装備の更新はあったのでしょうか。
それとも十一年式軽機関銃を終戦まで主力軽機関銃に使っていたのでしょうか。

よろしくお願いいたします。
みかん段ボール

  1.  回答がつかないようですし、私もよく分からない事項なので、調べ方だけ。
     第4師団は大阪の部隊ですので、大阪府下の図書館で関連する従軍記、特に機銃兵のそれを探してください。
     https://calil.jp/ https://calil.jp/local/osaka で、歩兵第八連隊や淀部隊のような検索をかけるという方法もありますし、図書館のリファレンス・サービスを利用するという方法もあります。日本の古本屋等のサイトで関連する書物を探してもよいでしょう。
     その中に使用している軽機関銃の種類が書いてあるものもあると思うのです。
     地道な方法になりますが、正解にたどり着ける日が来ることを祈っております。
     
    hush



946 ボルトアクション方式でストレートプルというのが有りますが、いくつかのデメリットがあり一般的ではありません。その中でシュミットルビン、マンリッヒャーM1888、Lee navy m1895、がありますが、Lee navyだけ機関部が斜めになってます。これは他のストレートプルのライフルと何が違うのでしょうか?
まさのり

  1. 1. ユーチューブ辺りで三種のライフル名で装填シーンのある動画を探す。
    2. 同様に構造図、または部品の写真を探す。

    ボルト・アクションの構造がある程度分かっているなら 1.だけで理解できるはず。
    タンジェント



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