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990  V1ミサイルの高度が3000mぐらいなのは何でですか?

 欧州大陸とロンドンの間に3000m飛ばないと越せないような山など無かったような気がしますし、阻塞気球を避ける高度としても高すぎます。
おうる

  1. 対空機関砲による迎撃を避けるためかと。

    英語版Wikipediaに以下内容がありました。これを逆に読むと、高度1500m程度以下ではV1に届く対空砲が多く、これを避けるためにより高めの運用高度が有利と考えられたのではないでしょうか。

    -----翻訳引用-----
    当初、作戦高度は2,750mに設定されていたが、気圧燃料圧力調整器の度重なる故障により、1944年5月に作戦高度は半分に下げられ、V-1は連合軍のAAユニットで一般的に使用されている40mmボフォース軽対空砲の射程内に入った[1]。
    -----

    それでは運用高度は高ければ高いほどよいかというとそうでもないようで、レーダに見つかりやすくなるとか、パルスジェットエンジンをやめて高価な機材に変える必要があるかもとか、考えられますね。

    備考)パルスジェットエンジン。軍事分野ではもう使われない技術かと思っていたら、ウクライナでドローン用に用いられているようです。かなり騒音が大きいらしい。

    太助


  2. >>1
     回答ありがとうございます。

     納得しました。
    おうる



989 この動画に登場する赤く大きい弾道はなんのものなのでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=BJDiIrrm8Os
1:20〜
6:00〜
あたりに頻繁に出てきます
墳信報

  1. 動画説明に「Arma 3の映像!実際のニュースではありません!」と書かれてますからロケット弾か何かを表現しているだけでは?
    元自


  2. 元自 様
    たしかに動画の説明に書いてありました。
    よく確認せずすみませんでした。

    墳信報



988 質問987でふと思ったのですが、水冷式の速射砲や榴弾砲は存在したのでしょうか?
(しばしば砲身が焼ける程撃ちまくるという描写があるので)
安井 賢一

  1.  現在のOto Melaraの大砲が水冷式ですが(英米では空冷式のものもあるようです)、艦載砲だからできることでしょうね。
     ちょうど https://trafficnews.jp/post/570326 で、水と水蒸気が排出されるシーンが紹介されています。
     他にあったかどうかは存じません。
     

    hush


  2. 艦載砲だとロシア海軍のAK−130連装速射砲が水冷式ですね。
    フランス海軍の100ミリ速射砲は砲身の下にホースのようなものが確認出来ますが、これが水冷関係なのかどうかは判りませんでした(発射速度60発/分↑なので可能性はありそうですが……)。
    元自


  3. hushさん、元自さん、ありがとうございます。

    現在の速射砲なら発射レートが機関砲並みになってますから水冷式もあり得ますね。
    水蒸気が出てるって事は相当な高温になるんですね。
    安井 賢一


  4. >水冷式もあり得ますね
     というより、現在の艦載砲は英米のものを除くと、たいていが水冷式でした。
     https://ja.wikipedia.org/wiki/Template:%E8%89%A6%E7%A0%B2

     水冷式の速射砲や榴弾砲は、調べた限りでは存在しませんでした。
     ミサイルの対抗するのには発射速度と俊敏性が砲に求められると思いますが、水冷式は後者の面で重量的に大きな問題を抱えていますので、陸上の砲としては発展しなかったのでしょう。

     なお、水は簡単に蒸発しますので、水蒸気もすぐに出ると思います。
     問題は、その蒸発した水の補給なわけで、第1次大戦では困って排尿を使用したという話もあります。
     
    hush


  5. >>3
    自衛隊の動画では水蒸気は出てないんじゃないかなあとコメント入れたく。水蒸気に見えるのは火薬の煙じゃありませんか?もしくは100℃未満の湯気とか。
    冷却水が沸騰していると仮定すると、あまりよろしくないような感じがしましたので。

    以下は艦砲の砲身を流水で冷却していると仮定してのお話です。
    砲および冷却管を輪切りにした極端なイメージ図(砲身と4本の水冷管)ですが、●を液体の水、○を水蒸気とみて下さい。砲身は横を向いているとしています。

    砲先←中間←砲尾
    B  A  @

    @の砲尾付近では、砲身の上下左右とも液体の水でアンバランスはありません。(O.K.)
    A途中で冷却水が沸騰した状態です。比重の差から、液体が下寄りで気体が上寄りのイメージです。砲の周りで熱の伝わりにアンバランスが生じるかもしれません。(多分N.G.)
    B液体の水が少なくなった状態です。砲身の周りの伝熱アンバランスはほぼ解消。(O.K.)

    @砲尾
    ●● ●●
    ●● ●●
      砲
    ●● ●●
    ●● ●●

    A砲中間
    ○○ ○○
    ●● ●●
      砲
    ○○ ○○
    ●● ●●

    B砲先
    ○○ ○○
    ○○ ○○
      砲
    ○○ ○○
    ○● ○●


    この状態Aを回避する方法として、以下水冷で沸騰を避ける場合(@の状態のまま砲尾から砲先までいく場合)a,bと、水冷をやめる場合cを考えました。
    ※a)砲身本体の冷却媒体沸点以上の過熱を避ける。
    ・連発出来る弾数の制限を厳しくする。
    ・砲身の熱容量を増やす。
    ※b)冷却媒体の流量を増やす。(冷却媒体は低温高圧高沸点が望ましいのかな?)
    ※c)水冷をやめる。
    ・連発出来る数の制限を厳しくする。
    ・砲身の熱容量を増やす。
    ・砲身材質のグレードを上げる。

    Oto Melaraの127mm砲は海水の掛流し冷却みたい。常温・大気圧なので冷却効果は限定されるだろう。上では※a,bになるのかな。使用後に真水で清掃が必要らしい。


    砲身が極端に熱くなり冷却水が膜沸騰を起こすようだと、冷却水の流量を増やしても効果が薄いんじゃないかと改めて思いました。
    やはりOto Melaraの127mm砲の冷却水は沸騰していないのではないかと提起させて頂きたく。(ただし、撃ちすぎると途中で沸騰もするでしょう。その前に射撃を中止するか、弾切れになるだろうという話です。)


    その他。
    ・冷却水が沸騰しても、上述のAの状態を避ける方法も理屈上はあります。砲身の周りを多数の水冷管で囲み、かつ水冷管をライフル管にして、液体のある限りは砲身→液体の熱移動をさせる手法があり得ます。
    例)遠心力と気液の比重差により、液体が管面に張り付きます。(膜沸騰の抑制)
    A-α 砲中間
    ●●● ●●●
    ●○● ●○●
    ●●● ●●●
       砲
    ●●● ●●●
    ●○● ●○●
    ●●● ●●●
    しかし冷却水に海水の掛流しを用いると、たとえ使用後に真水で清掃しても(ライフル管故に)腐食の防止は難しいだろうと懸念もします。
    ・砲を真上方向に向ける。→熱のアンバランスは解消しても運用として疑問。誘導砲弾なら可かも。
    ・Phalanx CIWSの砲身は空冷。冷却ユーティリティは必要だが、砲身以外の機器冷却用らしい。

    https://apps.dtic.mil/sti/tr/pdf/AD0025050.pdf

    太助



987  水冷式の機銃および火砲について質問します。
 水冷式の銃砲身を持つ火器は継続的な連続射撃を前提としていると思います。
 水冷式の銃砲身は連続射撃時に温度がどれくらいでサチレートするように開発されているんでしょうか?
 ウォータージャケットの水が沸騰することを考えると100℃を下回りそうな気はしますが、銃砲身の寿命や精度維持するために理論上理想的な温度みたいな基準値はありますか?
おうる

  1.  圧の関係だと思いますが、100度を少し超えるようです。
     1915年頃のヴィッカーズ式の場合、200発ぐらいでタンク内の冷却水が沸騰するそうですが、水さえあれば、中隊全体で計100万発を発射したそうです。
     もちろん、冷却水がなければあっという間に駄目になります。
     基準値があるかどうかは存じませんが、すぐに沸騰するのなら必要ないように思います。
     
    hush



986 第二次大戦時のドイツ軍の科学技術についてです。レーダーはドイツ本土空防空戦ものの本を見ると米英に劣るとはいえ日本よりも遥かに進んだレベルだったことがわかりますが、ソナーはどれくらいの技術レベルだったのでしょう?イギリスの潜水艦も地中海などで独伊の対潜艦艇のピンガーにしつこく追い回されて・・というような事が多くあったのでしょうか。
かめ

  1.  アクティヴ・ソナーは作られましたが、自ら音を出すのはどうかということで開発はストップしています。
     パッシヴのほうはかなり進んでいて、Gruppenhorchgerat(GHG グループ聴音装置)は、戦後、アメリカがプリンツ・オイゲンから取り外して潜水艦フライングフィッシュに装備して実験を行っていますが、ライン演習の際にはフッドとPofWのスクリュー音を真っ先に探知していたようです。
     日本語だと https://www.uboataces.com/hydrophones.shtml がまとまっているようです。
     
    hush


  2.  ごめんなさい https://www.uboataces.com/hydrophones.shtml は英語でした。
     
    hush


  3. hush様、ありがとうございました。
    かめ


  4.  「地中海などで独伊の対潜艦艇のピンガーに」と質問にありましたので、イタリアはどうだったのだろうと調べてみたところ、「第二次世界大戦におけるイタリア海軍の対潜水艦能力」 https://comandosupremo.com/antisubmarine-capabilities-of-the-regia-marina-in-ww2/ という記事を見つけました。
     より詳しくは「イタリア艦艇のドイツ対潜水艦装備Part I-III」 https://rommelsriposte.com/2009/07/15/german-antisubmarine-equipment-on-italian-vessels/ を御覧いただければと思いますが、SAFAR 600というソナーを1939年に開発しながら、潜水艦用ソナーに傾注したため、水上艦用は無に等しかったようです。
     1941年にイギリス潜水艦の跳梁によりドイツからソナーを導入し、沈めています。
     
    hush



985 https://www.youtube.com/watch?v=Ntz_Jg7DmhU
この動画の中で 全て(?)の射手が射撃時に親指を手の甲側に避けてグリップしていますが(つまりピストルグリップをしっかり握っていないのかと)
この握り方のメリット・デメリットは何があるのでしょうか?
バッハシュテルツェ

  1. 最近アメリカ軍のスナイパーでこの様な射撃スタイルが流行っています。
    ttps://www.youtube.com/watch?v=tV7435bHOig&t=144s

    アメリカ海兵隊スナイパーの遠距離狙撃の説明でも1分20秒のあたりで、”on pistol grip with a relaxed thumb”と解説しています。
    ボルトアクションスナイパーライフルで右利き親指はストックを握るのではなくストックに添えている状態でトリガーを引いて射撃しています。
    〔特にこの射撃スタイルについての呼称は存在しない様です〕

    目的:
    トリガー操作の人差し指のみに手指神経を集中するためです。
    親指をグリップにしっかり握らないことで力みや他の指への神経を使う事を取り除きます。
    スナイパーライフルの射撃は銃を握って撃つのではなく、2脚(バイポット)と射手の肩での2点支持射撃という考え方が重要だと言われてます。
    利き手で銃のグリップをしっかり握って銃を支えるのではない。 という事です。〔支える物が有る場合、或いは依託射撃時〕

    とは言うものの、小生も古い人間です。
    昔ながらの利き手でグリップをしっかり握る射撃スタイルの方が精神的に安定した射撃が出来るつもりです。

    軌跡の発動機?誉


  2. なるほど、利き手はトリガーを引く事に集中させるということでしょうか

    https://www.youtube.com/watch?v=Pvpv6G-q-BI
    4年前の動画では (グリップの仕方が)両方いますね 新しいほど親指を使わない方にシフトしてきているんですかねえ
    バッハシュテルツェ



984 以前航空機板で質問させていただいたのですが、回答が得られないまま荒しの巣窟になっているようなので、改めてこちらに質問させていただきます。
日本海軍において使用された99式2号長銃の供給体制についてです。
三菱の雷電は2号長銃の供給不足から末期の三三型に至るまで、機銃4丁のうち外側の2丁を1号短銃で忍んだとされています(少なくとも私はそう認識しています)。
しかるに同時期の川西の紫電では、11型甲の翼下ポッド装備時期から2号長銃4丁装備で、これは後の紫電改まで続きます。
私の考えでは三菱の方が川西より航空機生産の規模が大きく、2号長銃の調達はより容易であったのではと考えるのですが、このような差異が生じた特別な理由は何でしょうか?それとも私の認識に何か根本的な誤りがあるのでしょうか?
備後ピート

  1. 深く考えずに考えれば良い気もしますが
    零戦の後継が形になるか怪しい時期に(紫電)採用された経緯を
    考えるとまともな(連合国の新鋭機に対抗できる)戦闘機(甲戦)を
    欲していたのが理由な気がしますが
    海軍は最後までまともな甲戦が欲しくてたまらなかった様子ですし
    単純にあまり火力ダウンにならないハイブリット搭載の雷電と
    雷電に優先し砲供給不足で紫電量産遅延
    どちらを選ぶかという単純な理由な気が・・・
    他の方はどうお答えしてたのか気になります。


    ももんが


  2. 以前も似たような疑問をお持ちになった方がいたようで過去ログに参考になりそうな物が在りましたのでご参考までに。
    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002663.html
    また
    http://www.warbirds.jp/truth/jack.html
    http://www.warbirds.jp/truth/zeke.html
    にあるとおり昭和17年、18年時の計画では雷電は陸上戦闘機として零戦の後継と期待され主力として基地航空隊に大量配備する予定であった為
    同時期の計画である雷電二一型や、視界改善版の三一型では二号銃の供給が足りないと考えられ混載になったのでしょう。

    そして不具合等で量産計画も主力化も、白紙になり、海軍の失望はそのまま紫電への期待に移り当然二号銃は紫電に優先供給され
    雷電三三型は烈風改までのつなぎに過ぎず生産目標は少数で、最終的に三菱に雷電を生産中止させ紫電を生産させるのですから
    雷電は期待されている時期に二号銃は足りず、紫電へ海軍の期待と二号銃の生産が増えるに反比例して、雷電へ海軍の期待が減っていった事が差異の主な理由でしょう。

    そもそも機銃は官給品で三菱や川西でなく他社の大日本兵器株式会社や海軍工廠で生産されているのですから。
    二号銃はたとえ増産が進んでいても企業の航空機生産規模などで調達が容易になるはずもなく
    海軍の戦闘機生産計画の都合で供給が割り当てられたのではないでしょうか。
    根性の無い履帯



983 九四式拳銃のWikiで「当時の日本では、遊底で銃床(フレーム)を
はさむ加工技術が未熟であったため、フレームでスライドを囲むという前代未聞の機能」と書いてますが
ボルトをフレームで囲うC96を元にした南部式の後継機の九四式が十四年式に似た構造になることが
そんなにおかしいこととは思わないし、
二式拳銃や杉浦式拳銃等はスライドでフレームを囲ってると思うので
加工技術が未熟だったとも思えません。そもそもどっちで囲おうと技術の差はないような気がするんですけど
こういった記述って正しいんですかねぇ。
jj

  1. 1900年前後の自動拳銃黎明期は雑多な方法でフレームとスライド(遊底)が結合されています。
    シュワルツローゼM1898, M1908もフレームでスライド(遊底)を囲む方式ですし、現代においても
    一時期飛ぶ鳥を落とす勢い人気であったチェコのCZ75が正にその形体です。

    又、Walther TP や Browning M1900 の様に、レール方式では無く銃身とリコイルスプリング保持器が
    スライドの前後往復ガイドとなる構造の拳銃も有ります。

    自動拳銃黎明期に発明の南部式からの系譜である94式も含め、フレームでスライド(遊底)を囲む方式に対し
    ”前代未聞” ”加工技術が未熟”とは後年の人間による浅知恵・安易な発言です。

    さて、94式の設計構造で下手なのはハンマー上部にローラーを付けた事ですね。試作時には存在しない部品でした。
    これはフレームとボルト(遊底)の噛みあいレール長さが不足し、ボルト前後動の時にボルトが上下にガタつく傾向が大きく薬室への実包装填不良に繋がりました。
    その解決策として、撃鉄上部にローラーを付けてボルト後方を常に上側に押し付けガタつきを無くすものとしました。

    以上 蛇足でした。
    軌跡の発動機?誉


  2. 解決したなら下手じゃないと思います。
    jj



982 R7年5月に奈良県斑鳩町で元軍人の遺品と思われる、銃把にROYALと刻まれた自動拳銃が見つかりました。
近年では元軍人の遺品の銃が見つかる事例が、暴力団等からの押収事例よりも多いそうですが、ROYALという銃は聞いたことがありません。
ネット検索すると、スペイン製の「Zulaica Royal Model 12 Semi Auto Pistol in .32 Auto.」という銃だそうです。
外見はコルトM1903に似ていますが、12連発というのは意外でした。
どのような銃なのか、御存じの方はご教示願います。


PIAT

  1.  調べてみるとフランスのルビー・ピストルですね。
     言われるようにM1903をコピーしたものですが、第1次大戦で大量に必要になり、スペインで数十万挺生産されました。
     最初は4社だったのですが、最終的に数十社が加わり、トラブルも多く発生したようです。
     東アジアに流れたものも多く、中国でも使用されたようです。
     2007年の愛知県長久手発砲立てこもり事件で使用されたのもその一つで、欧米では重慶爆撃隊員の写真 https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSShk1Hnmlv7oBExvIwHNTExkrXYofr95nsF_XI9qT6_bH_vPF4 が特攻隊員のものとして広まり、これをぶら下げていたので有名になっています。
     欧米のWikipedia等で旧日本海軍が使用したという記述が散見されるのはそのせいかもしれません。
     M. Zulaica y Ciaはその中の後発メーカーで、バスク州Eibarにありました。
     このうち、1916年創立のVincitor S.Aを通じて中国で販売されたものなかに12発入り弾倉を使用できるようにしたRoyalと刻印されたものがあります。
     したがって、これは民生用のもので、日本の士官は自分用に購入したものでしょう。
     
    hush


  2. hush様 詳細な情報をいただき、ありがとうございます。
     当初に検索したところ、wikipediaで『ruby pistol』が表示されたのですが、ROYALよりもコンパクトだったので別の銃だと思い、よく読んでいませんでしたが、銃把と銃身を伸ばして12連発にしていたのですね。
     ただ、小口径・単列弾倉・12連発のピストルが流行しなかったところを見ると、使い勝手が悪かったのでしょうか?
     
     それにしても、20世紀初めのスペインで自動拳銃のメーカーが数十社あったとは驚きましが、町工場でも製造できるうえ高価な自動拳銃は工業が未発達だった当時のスペインにふさわしい製品だったのではないかと思います。
     

    PIAT



981 日本軍の機関銃中隊を更に増強する議論はあったのでしょうか。
機関銃中隊との分担比を見直し、歩兵中隊3乃至4に対し機関銃中隊2とする様な。
(これのメリット・デメリットを語ろうというものではないですが、純粋に気になったもので。)
佐山二浪

  1. 機関銃中隊は指揮下の重機小隊を歩兵1中隊に1小隊つけて運用するのが
    基本だったと思いますので増やす意味が無い気がします。
    必要に応じ「独立機関銃大隊」を増強してたと思います。


    ももんが


  2. 硫黄島の例ですが
    109師団の直轄兵力は歩兵大隊に対し機関銃中隊
    混成第2旅団も独立機関銃、歩兵大隊を予備兵力で拘置しつつ
    各方面の歩兵大隊には機関銃大隊から
    一部兵力を分派(恐らく中隊)をつけてます。

    では攻勢時は?となりますがこれもマレー時にはやはり
    歩兵大隊麾下歩兵中隊に機関銃1個小隊を付けることが多かったようです。

    機関銃中隊を倍増させる=弾薬分隊も倍増=弾薬輸送の馬匹は
    どこから捻出?という壁にぶち当たると思いますので
    必要に応じて独立重機をつけてあげるほうがスマートかと思います。

    ももんが


  3. 機関銃一個小隊(2挺)を中隊に配備する運用はかなり高い頻度で行われておる様ですね。
    実際に機関銃中隊とは別枠で常設とする事が前提の一式重機関銃の計画もありました。
    本来の(?)機関銃中隊主力を挙げての戦闘の様相は歩兵第58連隊の機関銃中隊の方のビルマ戦記本に記されておりましたが、指揮班が統制を行いキルゾーンを形成する様な戦闘であり、各中隊に分派された機関銃とは戦い方が違う様にも感じられました。
    佐山2浪


  4. 馬匹や車輌の補充困難な我が国の状況にありては議論のテーブルにも上がらないと言うことかもしれませんね。ありがとうございます。
    佐山2浪



980 ウクライナ軍がドローンでロシアの戦略爆撃機多数に被害を与えた動画が出回っています。あの手のドローンが搭載できる爆発物って、大雑把に爆弾や砲弾に例えたら どれくらいの威力のものなのでしょう? 燃料タンクを狙ったとはいえ 手榴弾クラスでは ああはならないですよね。小型の迫撃砲弾くらい?
かめ

  1.  それが使われたかどうかは存じませんが https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9c31908752abf4c594fb99f88a6456e63f4dd162 によると、ウクライナが使用している「ドローン用小型爆弾RKG-1600は重量1キログラムで弾頭は炸薬量567グラムの成形炸薬で、貫通力がRHA(均質圧延装甲)換算で220mm」となっています。

    hush


  2. hush様 いつもありがとうございます。重量1Kgでもかなりの威力なんですね。
    かめ



979 試製十三粍手動銃がお蔵入りになった経緯について疑問点があり
自動砲の開発された理由は中隊(小隊?)まで対戦車火器を充足させたいというのが発端と何かで読んだのでそれに沿っての質問になります。

安価で数をそろえる充足目標があるにもかかわらず
高価複雑重量過大で量産に向かない20mmの自動砲を採用したのは
やはり13mmは威力が低いという一点に尽きるのでしょうか?
20mm案が500mで20mm 200mで30mm
13mm案は500mで15mm 200mで20mmと威力も順当な値ですし
複数名で担ぐ専従要員の教育が必要ある20mm案と
最低1名で運用可能な13mm案では
素早い機動運用を好んだであろう軍部には13mm案の方が
魅力的に見えますし、なんなら13mm案は更に簡易化して
弾倉給弾部分をカットすれば更に数が揃いそうにも思います
20mm案の勝る部分は連射性、榴弾が使える位しか優位性がなく
歩兵が携行できる対戦車兵器、小隊以下に充足させるとしたら
13mm案の方が圧倒的に良いように見えます。

一般的に言われている威力不足以外の不満点等や
13mmの評価はどうだったのか等教えてもらえるとありがたいです




ももんが

  1. やや初速が高い車載型の13mmでは徹甲弾使用時に
    20mm案と13mm案のちょうど中間の性能があることから
    携行型の13mm案でも車載型と同程度の貫通力があれば
    採用の可能性があったのか、あるいは車載型13mm程度の性能発揮を
    目標として携行型の自動砲の開発に至ったのかな?というのが
    今回の質問の経緯になります。
    威力が欲しいならより高初速を狙うべきですがそうなると
    銃身の量産に難という点もあっての妥協なのか、単に当て馬だったのか
    考え始めると寝れなくなりました(笑)
    宜しくお願いします。

    ももんが


  2. 97式自動砲仮制式制定の件 昭和13年10月 陸軍技術本部調製より抜粋
    ・十三粍手動銃ハ其ノ威力不十分ニシテ其ノ目的ヲ達シ得サルヲ以テ審査ヲ中止セリ
    陸軍の資料で明確に威力不足だから審査中止とされていますが……。
    元自


  3. ありがとうございます。
    試作する数年前に6.5〜7mm級、13mm級は対装甲威力は不足してると別の統計で結論を得ているのに何故13mm も つくったんだ?というのと

    歩兵中隊レベルに対装甲威力が欲しい+既存の対戦車砲よりは俊敏に展開できる直射火器が欲しいなら20mm自動と単発で試作しコスト、運動性比較が良い気がするのですが、開発した経緯は歩兵中隊レベルに対戦車火器を充足させるのが目的(歩兵小隊に1-2碁)なのに重機大隊預かりになるレベルに運用人員肥大化して対戦車砲中隊と何がちがうのか・・・
    ももんが


  4. だから威力不足で幾ら配備しても物の役に立たないと判断されて不採用なのでは?
    仮に十三粍手動銃が機動力に富んで扱いやすい兵器であったとしても威力不足で本来の用途に使えないのでは本末転倒と言う事でしょう。
    元自



978 グレネードランチャーの反動軽減方法について質問します。
M79等のグレネードランチャーは銃本体を肩にあてて発射できますが、これは高低圧理論と言う原理により反動が軽いためだそうです。
銃身の後ろがふさがった銃で重いを弾頭を発射したら、作用反作用の法則により銃本体に強い反動が来るはずですが、高低圧理論ではどういう仕組みで反動が軽減されるのでしょうか?
物理の知識が乏しいので、わかりやすく教えていただくようお願いします。
piat

  1.  発射ガス圧を下げて初速を大幅に低くすることで反動を小さくしています。

     M79に限りませんが、薬莢の大部分は装薬も入っていないただの空洞です。薬莢の内部は高圧室と低圧室という二つの空間に仕切られており、装薬は高圧室の方にしか入っていません。高圧室の装薬に転嫁すると燃焼ガスが高圧室と低圧室を隔てる壁に開けられたごく小さな穴を通って低圧室に流れ込みます。
     自動車のマフラーで排気ガスが減速させられて排気騒音が大幅に小さくなるように、燃焼ガスをワンクッション置いて減速させてから弾薬を押し出させることで弾頭初速を減少させ、結果的に反動も小さくするのです。

     なので高低圧砲は少ない装薬と小さな反動で大きな砲弾を打ち出すことができますが、代わりに高初速を発揮させることができません。
    おうる


  2. 便乗で申し訳ありません、高圧室が弾頭側で 低圧室が銃本体側という理解でよいのでしょうか?
    かめ


  3. >>2
     逆です。
     銃本体側……薬莢の底部の雷管と隣接しているのが高圧室で、高圧室と弾頭の間にある何もない空間が低圧室です。
    おうる


  4. >>3
    おうる様 ありがとうございます。
    かめ


  5.  おうる様 わかりやすい説明をいただき、ありがとうございました。親族で不幸事があったもので、お礼が遅くなりました。
     さて、追加でお尋ねしたいのですが、グレネードランチャーが開発されるまでは、ライフルグレネードを小銃の先に差し込んで空砲で発射していたのですが、反動が強いため肩撃ちできず、台尻を地面に固定して発射していました。
     この場合、銃身は低圧室にならなかったのでしょうか?
    PIAT



977 九六式二十五粍三連装機銃の銃架の種類を覚書としてまとめてみました。
写真を基にしてまとめたのですが、参考にできた当時の白黒写真は30枚程度です。
これ以外に形状のバリエーションは存在するのでしょうか。

画像掲示板に図をアップしました。
ROM

  1. どうしても画像を投稿できなかったので、取り消します。
    ROM



976 いまいち日本軍の独立機関銃大隊の運用思想の認識が漠然としていて掴みかねているのですが、主たる目的は何でしょうか。
南京戦の時点から戦闘序列に登場こそすれど大隊レベルではあまり表に出てこないように思います。
都度切り離されて増派されるための単位でしかないのでしょうか。
たとえば重機関銃24挺の集中運用で歩兵大隊の突撃支援などは行ったりというのは本来の運用でしょうか。
佐山二浪

誰か答えて下さい。

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管理者 F4U : Ans.Q v1.40 [Shigeto Nakazawa]