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4088 零戦の金星換装についてもう一つ。金星にすることで本当に胴体機銃を積むスペースはなくなったのでしょうか。そうだとしたら金星を積んだ際、零戦の武装は翼内20mm2門のみということでしょうか。堀越氏は翼内に13mm追加を嫌っていたように記憶しております。
恋愛大将

  1. 零戦は17年にはすでに翼内への20ミリ4挺装備を検討されていましたし、翼内13ミリもその延長にあるのだと思います。
    また、機銃搭載の問題は海軍が何を必要とし、どう考えるかということに尽きます。メーカー側の設計者の好みが反映されるようなことではありませんし、すでに零戦の改設計は堀越技師とは関係のない配置に移されています。


  2.  五四型になかったのは胴体機銃を積むスペースではなくエンジンカウルを貫通する機銃弾条口を設けるスペースなのではないかと思います。
     栄の直径が1150oで、取説の図面からの逆算なのであまり正確ではないでしょうが、機銃弾条口の中心は機体中心線から580〜585oの位置(7.7oの場合)のようです(写真を見てもかなりギリギリのところを通っています)。
     金星の直径が1218oですので、機銃取り付け位置を変更するか、シリンダーの間から撃つとかいった対策を講じない限り胴体機銃の搭載は難しいのではないでしょうか。
    T216

  3.  カウルの問題ならもっと高さのあるカウルに変えればいいことです。

     末期零戦では生産簡略化の為に同調装置や機銃発射切り替えを省く事が
    決定されていたとあります。同調装置がなければ単発牽引式機の前方
    固定胴体銃はプロペラからの跳ね返りが発生して危険極まりない以上、
    翼内銃のみを装備するのは必然でしょう。

    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002985.html

    SADA@職場


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