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4624 いつも勉強させて頂きありがとうございます。
さて今回初めて質問させて頂きます。下の方(キートンさん)と同じくキ61(飛燕)についてなのですが…

キ61-I甲(機首:ホ一〇三×2、翼内:89式7.7mm機銃×2)と
キ61-I丙(機首:ホ一〇三×2、翼内:MG151/20×2)の各々の携行弾数が判りません。
世傑や丸メカ(現行版)、モデルアート増刊などメジャーな資料には目を通したのですが、この点については掲載されていませんでした。どうかよろしく御教示のほどお願い致します。その際できれば出典等も併記して頂けますと幸甚です。それでは。
cello

  1. 「武器・装備全般」No.3043 にほぼ同じ質問があり、既に回答が付いています。
    ささき

  2. >ささき様
    御解答ありがとうございます。

    迂闊にも御指摘のコーナーをチェックしておりませんでした。
    たいへん申し訳ありません。

    ただキ61-I丙については質問本文(No.3043)へのT216氏の言及がありませんので、文脈上そのままに
    Ho-103 12.7x2 (2x250発);2xMG151/20mm(2x120発)と考えて良いのでしょうか?



    cello

  3. やはり上記のまま受け取るのが妥当ですね。
    重複質問にてまことに失礼致しました。お手数ですがどうか削除して頂けないでしょうか。

    >ささき様、T216様ありがとうございました。
    cello

  4. > 2.
     MG151/20については各120発装備以外の説を知りませんので何とも言えません。
     ただ、装備位置は異なるもののMG151/20と機銃本体・弾薬とも重量がほぼ同じであるホ5を装備した三式戦一型丁が各120発装備していたそうですから、そんなにおかしな数値ではないと思います。
    T216

  5. >4.T216様
    お答え頂きありがとうございました。キ61-I丙の弾数他について更に納得がいきました。

    実は今回質問させて頂いたのはあるゲームデベロッパーからキ61の携行弾数について問い合わせがあったからなのですが、その際彼らに出典をも提示できると更に説得力が増すように思います。という訳で、もし出来ましたらで結構ですので、今件(キ61-I各型の携行弾数)の出典等につき併せてご教授頂けると有難いのですが…。

    いったんは削除をお願いしておきながら御返答に乗じ、たびたびの質問にて申し訳ありません。
    cello

  6.  私も市販の資料しか目にしていないので余り大したことは分からないのですが…。
     一型丙のMG151/20については、渡辺洋二氏の『液冷戦闘機「飛燕」』に「全弾各120発」という記述があり、またニューギニアにおいて三式戦一型丙で戦った小山進氏も「120発」と回想されているという記述も目にしたことがあります。
     一型甲の装備弾数については出典を忘れてしまいました(汗
     ただ九七戦、一式戦一型甲、二式単戦二型甲のいずれもが7.7o弾を各500発搭載していますので、胴体銃と翼内銃の違いはあるもののそれほどおかしい数値ではないように思います。
     また一式戦一型甲→一型丙、二式単戦二型甲→二型丙とも7.7o各500発→12.7o各250発とされていますから、同じぐらいのスペースだと12.7o弾は7.7o弾の半分程度しか入らない(単純に弾丸直径で比較すると、7.7o弾は12.7o弾の約六割ですから当たり前ですね)と考えられますので、三式戦一型乙が翼内に12.7o弾を各250発装備していたとすると、一型甲で7.7o弾各500発装備というのは納得しやすい数値だと思います。
     重量的には12.7o弾250発は7.7o弾1,000発近くに匹敵しますが、さすがにそんなに入らないでしょうし。
    T216

  7. 便乗質問で申し訳ないのですが…

    一型丙に搭載されたMG151/20の本体は全数輸入品と理解しているのですが、消耗品である弾丸は日本国内で生産されていたのでしょうか? その場合、どこの会社で行われていたのでしょうか?  よろしくお願いします。
    ダゴ猫

  8. > 7.
     MG151/20の弾丸も本体同様全数輸入(40万発)です。
     予定では機銃本体2,000門、弾丸100万発を輸入するはずでしたが輸送が困難であるため、実際に輸入できたのは800門、40万発に留まったようです。
     もっとも自国で生産しようと思ったのか、弾丸をバラして構造は調べたようで、技術者が「模倣することすら出来ない」と言ったとか言わなかったとか。
    T216

  9. >8.
    「模倣することも出来ない」という発言は M-Geschoss 薄殻榴弾に対するもので、出展は「航空技術の全貌」だったと思います。MG151/20 はもともとネックアップした MG151 の薬莢に MG-FF の弾頭を組み合わせたものなので、薄殻榴弾を諦めれば弾頭は海軍 99 式と(ほぼ)同じものが使えたのではないか、と思います。

    また MG151 の雷管は打撃式ではなく電流式で、国産しようとするとこれもネックになったかもしれません(作れないことはないかもしれないが、専用の生産ラインが必要となるし、おそらく不良率も高くなる)。同様の発火機構を持つ MG131 を国産化した海軍二式 13mm の場合、発火機構を打撃式に変更していたと伝えられます。

    ささき

  10. >6.T216様

    遅くなりましてすみません。
    懇切なご解答をありがとうございました!出典名と、WarBirdsのAns.QコーナーにてT216様に教えて頂いた経緯とをあわせて、開発担当者に報告させて頂こうと思います。外国のゲームデベロッパーなのですが、彼らもYouji WATANABEの著作については知っている筈ですから、恐らくこれでファイナルアンサーとなり得るのではと思います。

    キ61-I型甲の7.7mm機銃携行弾数についてのご説明もたいへん良く分かりました。キ43ならびにキ44の7.7mm→12.7mmへの換装における携行弾数変化のパターンは、キ61-I型が同一機銃(機関砲)の弾倉に用いうる翼内容積を大きく変更していない以上(特に甲から乙に至る翼上面パネルラインの変遷を見る限りそのように思われます)、確かに同機にも適用できるはずですよね。明快なご説明で改めて納得致しました。

    ささき様、そしてT216様、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
    cello

  11. >T216様、ささき様
    私からも、ありがとうございました。
    ダゴ猫


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