基本的に「イージス」は、アメリカの同時多目標対処を特徴とする艦載戦闘管制システムの固有名詞です。
ゆえにイージスシステムを搭載していない艦をイージス艦と呼ぶのは不適当です。
しかしマスコミ・雑誌等では、やはり同時多目標対処を特徴とする英45型・独ザクセン級等を「ミニ・イージス」などと呼ぶ事も多いです。

ばり

所謂ミニイージスと言われているものは高速処理FCS以上のものではありません。

それでもイージスと呼びたい場合、艦隊情報共有リンクを有していること。ドクトリンデータベースの実装を背景とした攻撃優先順位の指示が可能であること。そして各兵装(艦隊間も含む)の制御が全自動もしくはそれに準じる形で行える事が必要です。この３つの機能を持つものであれば、小規模なものであってもイージス的なものとして呼んで差し支えないでしょう。
sorya

と、いうことは防衛庁のACDSはイージス的なものであるのですか。
謳い文句を見ると上記３条件を全て満たしているようですが
ab

というか、イージスの原型となるものがまさにそれなのですよ。防空システムの開発という下積み経験があったからこそ、あの程度のリスクでイージスが成立できたのです(どこが下請け受注しているのかを調べれば、即わかる話です)。

もっとも、艦船に載せられる程度まで小型化したために、ある程度の犠牲(性能の取捨選択及び価格の高騰化)を招きましたけれども。
sorya