918 日本軍の発動機の水メタノール噴射に関しておしえてください。 水とアルコールの配合比はどれくらいなんでしょうか? 水の蒸発潜熱のほうが比エンタルピが大きいので吸気温度を下げる役目は水が主役で、アルコールは融点の低さで高高度での水タンク凍結防止が役目だと思います。 アルコールが多目だと吸気温度を下げるときに蒸発熱が小さくなって効果が低減しそうですし、かといって少なすぎると高度1万メートルとかで気温マイナス数十度・・・水の流動性がわるくなり配管内でトラブルが起きると思うのですが。

f2

  1. 日本軍ではありませんが、
    ドイツ機が使用した水メタノール噴射装置「MW50」は「メタノール・ウォーター50」を意味しており、配合比が50:50ということです。
    実際にはごく微量の防錆剤が添加されています。
    超音速

  2. 米軍が鹵獲した四式戦の調査報告書では、「Type 99 Nakajima engine」の概説として「50% water and 50% methanol」と記されていますね。
    逆向春助

  3. おおざっぱな混ぜ方なんですね。 試験データをとって・・・とかではない感じですね。 アルコールが思ってたより多いのは沸点が低いのもあるのでしょうか? ありがとうございました。 
    f2

  4. ご存じかも知れませんが、こんな研究がありました。
    http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/infolib/user_contents/kiyo/111C0000001-78.pdf#search='%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3+%E6%B0%B4+%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB+%E6%B7%B7%E5%90%88'
    177ぺージにありますが、凍結防止の観点から設定した配合比のようですね。
    くら

  5. これは面白いですね。 良いものをおしえて頂きました。
    f2

  6. ついでに質問させていただきたいのですが、
    水メタ噴射というのは、飛行中、常時やっているのでしょうか。
    それとも、いざというときに、ボタンでも押して、「水メタ噴射!」という感じで出力を上げて空戦に入るとかなんでしょうか。あるいは高度が高いときのみとか。
    半可通

  7. 日本エンジンの水メタ噴射はブースト圧に連動していて、ブーストが一定以上に上がると自動的に噴射されます。たとえば四式戦闘機疾風では約 +125mm から水メタ噴射が始まります。

    http://www.warbirds.jp/siryo/frank.htm
    無記名

  8. ついでに質問させていただきたいのですが、
    水メタ噴射というのは、飛行中、常時やっているのでしょうか。
    それとも、いざというときに、ボタンでも押して、「水メタ噴射!」という感じで出力を上げて空戦に入るとかなんでしょうか。あるいは高度が高いときのみとか。
    半可通

  9. 過給器を使うと温度が高くなり空気が膨張して体積が大きくなって、圧力が高まるほど酸素の供給量の割合が減っていくので冷やす必要があります。 故にブーストしていないときは水は使いません。
    f2

  10. >圧力が高まるほど酸素の供給量の割合が減っていくので

    酸素の割合は変わりませんよ。
    問題は酸素の絶対量です。
    じゃま

  11. 気筒内に入っていく酸素は加圧していくと筒内容積に対して供給される割合が減っていきます。 吸気温度を下げて体積を小さくしてさらに押し込むわけです。
    F2

  12. >酸素は加圧していくと筒内容積に対して供給される割合が減っていきます

    それが違うので。
    「割合」なら比率のはずで、無次元量ですね。
    分子と分母は何ですか?
    じゃま


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