923 海軍機の航戦ごとの識別帯についてです。一・二・五航戦の赤青白は知っているのですが、三・四航戦やその他の空母はどうなっていたのですか?また、所属部隊が変わった場合は引き継ぐのでしょうか?翔鶴・瑞鶴は一航戦に配置換えになっても白帯だったみたいですが。
みがも

  1. 開戦時の九七艦攻を例にとると、三航戦【鳳翔・瑞鳳】および四航戦【龍驤・春日丸(のちの大鷹)】の識別帯はどちらも黄色だったようです。ただ三航戦の場合、黄色の識別帯とは別に胴体機首から機尾にかけて太い赤帯が引かれていました。この赤帯は昭和15年の連合艦隊通達で三航戦所属を示すものとして記入されたようです。 所属による色の変更についてですが、三航戦の解体後、一航戦三番艦となった瑞鳳所属機の識別帯は、同戦隊の翔鶴・瑞鶴同様に白帯でした。また、17年5月時点で四航戦に所属していた隼鷹は、当初龍驤と同じ黄色帯でしたが、後に飛鷹が竣工し二航戦へ転属した際、赤帯に改められています。
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  2. 一・二・四・五航戦の赤青黄白帯は第一航空戦隊(それを引き継いだ第三艦隊)のための識別規定です。それと同時に、この艦隊の所属機は尾翼の呼称番号を赤文字で記入することになっていました。いずれにしても、海軍で通常使われる識別用の色別はこの4色しかありませんでした。

    三航戦は以上とは別の第一艦隊に属していて、第一艦隊所属機は機首から尾端までの縦通帯を記入し、呼称番号を黄文字で記入することなっていました。縦通帯は「三航戦」ではなく「一艦隊」を示すものです。



  3. 三航戦の帯は第一艦隊を示していたのですね。手持ちの「図解 九七艦攻・天山」のイラストページで確認したつもりだったのですが、失礼いたしました。
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  4. これまでの出版物で行われてきた解説は、背後にある大きいルールを読み取れないまま各論的でありすぎるものが多いように思います。


  5. >2の「第一航空戦隊」は「第一航空艦隊」でした。
    すみません。



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