右主翼の日章記入位置から見ると二二型ぽいですね。
いずれにしても、18年8月から五二型に切り替わる直前の7月以降の生産機だと思います。
片

いろいろ検討しましたが、やはり五二型である可能性の大きような気がしてきています。
片

>2で「五二型ではないか」と判断したのは、書類上3854号機以降で装備が開始されている短アンテナ柱を取り付けているからなのですが、これは交換可能な部品です。
さらに再検討してみました。

「2-1××」の写真の胴体後部左舷の製造番号欄の表示を見ると

　　型式　　零式艦上戦闘機●二型
　製造番号　三菱第3●50 號
　　所属　

のように読めます。

製造番号が3850ならば二二型、3950ならば五二型になります。
ところで、初期の五二型は型式表示が「零式艦上戦闘機二二型」→「零式艦上戦闘機五二型」と変化しているのですが、3946号がこの中間の時期にあたるようで「零式艦上戦闘機」と表示されています。
だとすると、3950号も同様になりそうなのですが、写真に写る「2-1××」の表示は文字数から見ても「零式艦上戦闘機●二型」であり、3950号ではなさそうに思えます。

二二型である確率が高そうに思える、というのが現時点での私の判断です。

なお、この時期の二二型と初期五二型の違いは、ほぼ唯一翼幅が12ｍか11ｍかの違いであるにすぎません。カウリングや排気管などには違いはないので、そうしたところでは識別できません。
片