929  グロスター・ミーティアについて質問します。本機は英国最初のジェット戦闘機として採用された機体です。双発で、写真などで見ると中央部が膨らんだほぼ円筒形のエンジン・ナセルの中心部を主翼が貫通している形式です。
 では桁とエンジンの位置関係はどうなのでしょうか。エンジン本体を桁が貫通しているとは思えません。と云うことはエンジンの前また後を桁が通っているかなと思われます。しかし、エンジンの前の桁は空気の流入の妨げに、後の桁は燃焼ガスの噴射の妨げになるような気がするのです。
 その点どうなっているのでしょうか。
二一斎

  1. 前桁はエンジンの前を横切っていますが、始動装置などの補機が底に置かれていて、なるべく無駄を避ける配置になっています。
    後桁は、ナセル内でスペクタクル・フレームというドーナツ状の構造になっていて、エンジンはその中を通っています。


  2. 「底」じゃなくて「そこ」ですね。
    この場合のspectacleは「眼鏡」の意味です。


  3. 片さんの補足になりますが

    http://imagizer.imageshack.us/a/img4/2561/armstrongwhitworthglost.jpg
    後期の夜戦型NF.12の透視図
    jas1

  4.  片様、jas1様、ご回答有難う御座います。グロスター・ミーティアの桁とエンジンの関係が良く分かりました。もしかしたらエンジンの後の桁は無いのかなとも思ったのでしたがメガネ型の桁で対処しているのですね。重ね重ね有難う御座います。これからも宜しく御願いします。
    二一斎


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