968 軍用機の国籍マークは、どのような過程で
他の国に知られていくのでしょうか?
国が新しくなったり、低視認性を求めて、
国籍マークが変わったら、なにかしらの手段で周知しないと、
一時的にしろ、国籍不明機になってしまうのではないでしょうか。
きゅう

  1. http://www1.umn.edu/humanrts/japanese/J1923a.htm

    ハーグ空戦規則案はこのような考え方です。

    平時はこのような考え方に従って他国の照会に答えたり、自ら通知したりするのですが、国籍標識があろうと無かろうと軍用機が了解無しに他国の上空を飛ぶのは主に戦時ですから国籍標識の役割は識別よりもその飛行機が正規の軍用機であることを示すことが大切になります。
    相手にわかろうがわかるまいが、一定の国籍標識をつけた飛行機が軍用機として認められるということです。
    国籍標識の無い飛行機は軍服を着用しない兵士のようなもので、例えば不時着したり空中降伏した場合などに乗員ともども軍隊として扱われなくとも文句がいえません。

    視認性が良くても悪くても、相手が知ろうが知るまいが、正規の軍隊であることを示す一定の標識をつけることが重要で、戦闘時の敵味方識別は国籍標識以外の識別塗装が用いられたり、塗装標識以外の他の機器による場合が多くあります。
    BUN


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