988  ミリタリーに興味の無いごく一般の方は、やはり「風立ちぬ」をみて
主人公が設計している飛行機はゼロ戦と思っているのでしょうか?
みぐさん

  1.  映画評論家と言う、「映画鑑賞の目が肥え、知識も読解力も水準以上」にある鑑賞者のうち少なくない数が「ゼロ戦を設計している」と解説しているくらいですから、ごく一般の方にとっては、ほぼ「ゼロ戦の設計をしている」と思っているでしょう。
     また、年代をはっきり描写しない作品の問題でもあるのですが、「(ゼロ戦設計中の)戦争中なのに軽井沢に避暑なんておかしい」と言う批評もある事から、少なくない人が「風立ちぬ」を戦争中の話だと思っているようです。

     そもそも「ミリタリーに興味の無いごく一般の方」にとっては、隼も雷電も関係なく、日の丸のついたプロペラ飛行機はみんな「ゼロセン」でしょう?
    はら

  2. ↑一応戦争中です。1931〜日中戦争
    あきすてのへむゆらを

  3. 九試単座戦闘機の完成は1935年、1937年の支那事変(日中戦争)まえですので一応戦争中というのは無理があります。
    くわた

  4. いわゆる大正デモクラシーの時代には、軍用機の注文に多くを頼っていた日本の航空機産業はどんどん心細くなっていってるのですが、昭和6年満州事変で国家予算の軍事費が増額され、それで息を吹き返します。(「時局」などという言葉が使われるようになったのも満州事変からです)
    海軍の7試、八試、九試なども確実にそうした勢いの上にあります。



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