フランスで開発されドイツで完成されたエンテ&デルタ翼という非常に凝った形態を 持った機体。 ドイツ軍は1940年にフランスの戦いに勝利し、フランス領土内に侵入したとき、 そこでパイヤンが開発中だったエンテ(前翼)&デルタ翼という非常に凝った形態の 飛行機を発見しました。 この機体に興味を覚えたドイツ軍ではこの機体を完成させることにしました。 当時、ドイツでは後退翼理論に基づく機体の開発と、無尾翼、全翼などの 色々な形態の機体が試作されており、この機体もその一環として完成されました。 エンジンには小型のレニエ空冷倒立エンジンが用いられていたため、高い性能は 期待できませんでしたが、最初から実験機という位置づけだったため、主に空力特性の 研究に用いられました。 |
諸元 | '00/2/8 改訂 |
全幅(m) | 4.88 |
全長(m) | 7.49 |
翼面積(u) | 10.0 |
全備重量(s) | 955 |
エンジン | レニエ6B-01 空冷倒立 180馬力 |
最大速度 | 390Km/h |
着陸速度 | 75Km/h |
上昇限度 | 6,000m |
航続距離 | 1,000Km/h |