三菱 零式艦上戦闘機 62型 A6M7

 53型の機体に埋め込み式の爆弾懸吊架を装備した機体。両翼下に増槽を懸吊できたとされるが、琵琶湖から引き揚げられた62型とされる中島製の機体には爆弾架はあっても、そのような装備は無い。また爆弾は25番とされるが、実際の特攻機は50番爆装で出撃している。操縦席後方の防弾ガラス、座席背当て部分にゴムボート他のレスキューキットの装備も一部見られる。発動機は栄31型、31甲型、31乙型等、栄の後期型が各種搭載されている。
 堀越二郎氏の著書や、19年作成の集成取扱説明書では63型と呼ばれているが、20年4月の海軍飛行機略符号一覧表や、実機の銘板には62型とある。

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