Curtiss P-1

カーチス P-1 ホーク(Hawk:鷹)　栄えあるホーク・シリーズの第一号

　P-1 は当初 XPW-8B の試作名で呼ばれ、1924 年にボーイング XPW-9 との競作に勝ち晴れて米陸軍航空隊 P(Pursuit) シリーズ第一号として採用された、鋼管羽布張り構造で矩形断面の胴体を持ちつ単発単座の複葉戦闘機です。主翼は下翼のみ上半角を持ち上翼は下翼に比べて若干長く、やや前進ぎみのテーパー翼平面形はその後のカーチス戦闘機の伝統となります。1925 年から 1929 年にかけて、若干の改良型および複座練習機型 AT-4, AT-5 合わせて 149 機が生産されました。

(文・ささき)

緒元(P-1B)

製作	1925年
生産数	149機(全タイプ合計)
乗員	1
全幅	31ft 6in(9.60m)
全長	22ft 11in(6.98m)
全高	8ft 10in(2.69m)
主翼面積	252ft²(23.4m²)
乾燥重量	2041LBs(926Kg)
全備重量	2841LB(1289Kg)
武装	7.62mm 機銃×１＋12.7mm機銃×１(機首)
発動機	カーチス V-1150 液冷12気筒 435hp
最高速度	165mph(265Km/h) 高度不明
実用上昇限度	21000ft(6400m)
航続距離	342ml(550Km)

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