Consolidated Y1P-25

コンソリデーテッド Y1P-25　P-24 の発展型

　YP-24 開発中に解散したデトロイド・ロッキードの開発チームはベル社とコンソリデーテッド社に吸収され、コンソリデーテッド社では YP-24 を発展させた機体を開発しました。この機体は YP-24 とほぼ同形ですが主翼を全金属製とし、機首左側面には排気タービンを装備したものです。1932 年に戦闘機型の Y1P-25 と軽爆型の Y1A-11 の二機が製作されましたが、1933 年 1 月のテスト飛行中に両機とも相次いで事故を起こし失われました。しかし米陸軍は低翼単葉の複座戦闘機への興味を失わず、改良型 P-30/P-31 の開発が促進されることになります。なお 1932 年 5 月には Y1P-25 をベースとしてプラット＆ホイットニー R-1340-21 および R-1340-19 を搭載した YP-27/YP-28 が提案されていますが、計画のみに終わっています。

(文・ささき)

緒元(Y1P-25)

製作	1932年
生産数	1機
乗員	2
全幅	43ft 10in(13.36m)
全長	29ft 4in(8.94m)
全高	8ft 7in(2.62m)
主翼面積	--
乾燥重量	3887LBs(1763Kg)
全備重量	5110LBs(2318Kg)
武装	12.7mm 機銃×１＋7.62mm機銃×１(機首) 7.62mm機銃×１(後方旋回)
発動機	カーチス V-1570+排気タービン液冷12気筒 600hp
最高速度	247mph(398Km/h) 高度 15000ft(4572m)
実用上昇限度	26400ft(8047m)
航続距離	--

[戻る]