震電のウサン臭さ : 原人(99/6/20 01:46)
re:震電のウサン臭さ : 小笠原(99/6/23 22:29)
re:震電のウサン臭さ : BUN(99/6/24 00:33)
re:震電のウサン臭さ : 小笠原(99/6/24 23:34)
XB-42 : ささき(99/6/26 18:20)
re:XB-42 : 小笠原(99/6/27 23:38)
異形の飛行機たち : ささき(99/7/5 08:42)
re:異形の飛行機たち : BUN(99/7/5 17:27)
re:異形の飛行機たち : 小笠原(99/7/7 23:50)
re:XB-42 : とわ(99/6/28 21:54)
震電は物語 : BUN(99/6/20 14:56)
震電の伝説と現実 : ささき(99/6/24 02:56)
re:震電の伝説と現実 : とわ(99/6/24 09:21)
re:震電のウサン臭さ : ささき(99/6/20 07:36)
re:震電のウサン臭さ : 佐藤利行(99/6/22 02:08)


1188 Root [1215] [1192] [1191]
震電のウサン臭さ
原人(99/6/20 01:46)

初の飛行テスト時にプロペラ先端を曲げてしまった同機。このような稚拙な不具合など、基本計画図に線を1本引くだけで予測できることです。はたして震電は伝説とは違い、実施部隊で運用するにあたりその他大きな欠陥があったのでは。


1215 [1188] [1216]
re:震電のウサン臭さ
小笠原(99/6/23 22:29)

ほとんど質問になってしまいますが、

1.延長軸、大丈夫スカ?(あの延長軸支持円筒って効果あるんでしょうか?)
2.離着陸、大丈夫スカ?(正確な数字は失念しましたが、この機体の着陸速
度はたいそう早いと聞きました。ただでさえ脚が長いのに)
3.六翔ペラ、大丈夫スカ?(あの計画値って、六翔を装備したことを前提とし
ているんですよね?)

あとは、もうすでに意見の出ている発動機の冷却と30mm機関砲ですかねえ。

自分は終戦に間に合わなかった機体に対する評価としてよく聞く、「もし、実
戦に投入されていれば多大な戦果が期待できたであろう」ってのが、どーもキ
ライでして(^^;
後世の検証の結果、高確率での成功が予想されたものならばともかく、不確定
要素の高かったものも全部ひっくるめて、「実戦に間に合えば名機になれたの
に残念ねえ」みたいな書き方をしている本を見ると、つい首を傾げてしまいます。

たとえば、アメリカが孤立主義を貫き通した架空世界(要はRSBC世界)では、
P39なんて「画期的なエンジン配置と、強力無比な軸内砲の威力で、もし実戦
に投入されていれば多大な戦果を挙げたであろうと思われる悲運の名機」とか
言われてるかもしれないじゃないですか(笑) デファイアントだって(以下略)


1216 [1215] [1231]
re:震電のウサン臭さ
BUN(99/6/24 00:33)


> たとえば、アメリカが孤立主義を貫き通した架空世界(要はRSBC世界)では、
> P39なんて「画期的なエンジン配置と、強力無比な軸内砲の威力で、もし実戦
> に投入されていれば多大な戦果を挙げたであろうと思われる悲運の名機」とか
> 言われてるかもしれないじゃないですか(笑) 

その通りだと思います。
日本の場合、設計者や関係者が戦後長く存命だった為、後期の機体ほどけなせない状況があり、
出版物の中で、幻の名機を多く生み出しています。(剣ですら擁護論が展開されている始末です。)

でも、引き合いに出されたP39はちょっと可哀想。
実際に画期的なエンジン配置と強力な武装で大きな戦果を挙げた機体です。
飛燕や疾風等より数倍も活躍した名機(有名機か)でしょう。
この辺も、日本の特殊事情で斬られ役としてイメージづけられた結果でしょう。


1231 [1216] [1239]
re:震電のウサン臭さ
小笠原(99/6/24 23:34)

関係者の方々が存命でいらっしゃるというのは、結構大きいようですね。
しかし、剣擁護論ってのは‥‥

同じく敗戦国であるドイツ国内での出版物の状況はどうなんでしょうね?
ドイツの場合、その量、見た目のアピール度は日本計画機の比ではありません
から、その多くが「なんちゃらかんちゃらで悲運の名機」と呼ばれていてもお
かしくない気がします。
もちろん、Ta183を筆頭に実戦に間に合えば多大な戦果をあげていたであろうと
思われる機体も多く存在しますが、おそらくはダメだったであろうと思われる
ものも多数あるわけで(^^;
ひょっとしたらナッター擁護論とかあるのかな?(笑)

> でも、引き合いに出されたP39はちょっと可哀想。

すみません。「対空戦闘において」が抜けました(^^;
自分のP-39に対する認識は、「対地攻撃機としては戦果をあげたが、戦闘機と
してはちょっとアレ」というものなのですが、間違ってますでしょうか?(^^;
#今までの発言でさんざ間違っているのでちょっと自信なし。

でも確かに、東部戦線でそれなりに活躍したP-39はたとえとして不適当ですね。
えーと、じゃあ‥‥‥

総統の天才的な思いつきにより、一度も昼間対戦闘機戦闘の場に投入されぬま
ま、駆逐機カテゴリーの機体(つまりBf110)が全廃された架空世界(メチャ
クチャ強引)におけるMe210の評価。
「Bf110の後継として開発が進められていたが、Bf110の全廃に伴い開発が中止
された。もし、実戦配備されていたならば、単発機に勝る火力、速度、航続距
離をもって、迎撃戦闘も爆撃もこなす万能機として多大な戦果をあげていたと
思われる悲運の名機」

調子に乗って、もう一丁。

チェンバレン政権が長続きし(だったら講話か? ま、いいや)、アメリカが
孤立主義を貫き通したためたため、早期にドイツの英国本土陥落が実現した架
空世界で、史実より開発が遅れ本土陥落までに完成しなかったデファイアント
の評価。
「後部座席に備えられた動力銃座で、四方に群がるドイツ機をバリバリ撃墜し
て本土防空に貢献したに違いなかった悲運の名機」

ぁぁ、これくらいしか思いつかない自分のウスさが情けない‥‥


1239 [1231] [1242]
XB-42
ささき(99/6/26 18:20)

>> でも、引き合いに出されたP39はちょっと可哀想。
> すみません。「対空戦闘において」が抜けました(^^;

XB-42なんてどうです?タンデムエンジンで推進式二重反転プロペラを
まわす高速爆撃機。確かにスピードは出たけど安定性不良やら延長軸と
プロペラの共振問題やらエンジン加熱やらで実用性が低く、とうとう
ジェットエンジンに積みかえて XB-42A と改名されたけど、所詮プロ
ペラ機改造なもんで本物のジェット機の前にはパッとせず試作に終わって
しまった機体です。

もしXB-42が日本で設計されていたら「これさえ量産されていたら…」
とか「ジェットを積んでいれば…」などと言われていたことは間違い
ないでしょうね。


1242 [1239] [1291] [1244]
re:XB-42
小笠原(99/6/27 23:38)

XB-42ってどんな機体だったかな? と思って、ライコスで検索かけたら、一
番上に、

http://www.platon.co.jp/~vought/data/us/htm/xb-42.htm

が来ました(^^;

はー、アメリカもこんなん作ってたんですね。
確かに、「悲運の名機」の条件を満たしたスタイリングですなあ(笑)

で、ふと思ったんですが、大戦中、もしくは大戦終了間もなくくらいの時期に
開発された、

推進式ペラ
二重反転ペラ
エンジン直列配置
エンジン並列配置

のそれぞれで、一応の成功をみたのってどれくらいあるんでしょうかね?
自分、ぱっと思いつくのは、サーブJ-21とプファイルくらいしか出てこないん
ですが‥‥ 特に双子エンジンに関しては、成功例が思いつきません。


1291 [1242] [1292]
異形の飛行機たち
ささき(99/7/5 08:42)

うぅ…愚図愚図してるうちに流れちゃった(;_;)

> で、ふと思ったんですが、大戦中、もしくは大戦終了間もなくくらいの時期に
> 開発された、

> 推進式ペラ
> 二重反転ペラ
> エンジン直列配置
> エンジン並列配置

> のそれぞれで、一応の成功をみたのってどれくらいあるんでしょうかね?
二重反転は試作機には多いけど、実戦に参加した機体は皆無に近いですね。
強いて挙げれば「紫雲」…成功かどうかはともかく(^_^;)、第二次大戦中
二重反転ペラを装備して実戦に参加した唯一の機体かも知れません。
スピットファイヤのMK.46やその艦上型Mk.47が二重反転をつけてますが、
大戦には間に合っていませんね。P-47 を発展させた R-3350 装備の
XP-72 では通常四枚ペラと三枚×2の二重反転の二種類を試していますが、
テストした結果性能に大差はなかったとか。アメリカの工業力を持って
しても、二重反転は手間がかかる割にメリットは少なかったようです。

推進式といえば…B-36(爆)。これも大戦には間に合っていませんが、
レシプロ推進式で制式採用された希有な例ではないかと思います。
まぁ、ジェットの助けを借りてはいますけど。あと、ドルニエだったか
ブロム・ウント・フォスだったか、真ん中のエンジンだけ推進式に
配置した三発飛行艇がありませんでしたっけ?

双子エンジンはX型、H型、直列、並列、どれをとっても成功した
ものは皆無ですね。日本のキ64、ドイツのHe177、アメリカの
XP-58(P-38の兄貴分),XP-75(寄せ集め)、探せばもっとマイナー
なのがゾロゾロ出てくるんでしょうが。Do335 も後部エンジン過熱
問題を抱えていたようで、手放しで傑作機と称えられるかどうかは
疑問です(45分しか飛んでない震電よりは確実ですけど)。


1292 [1291] [1314]
re:異形の飛行機たち
BUN(99/7/5 17:27)


 我が帝国海軍九八式夜偵をお忘れ無く。英国の親戚も。
 しかし、WWTなら推進式は山ほどあるんですけどね。
 双子や四つ子のエンジンも戦車なら大量生産されているんですが。

 推進式だとWWU参戦機とは言えないけれどサーブのJ21がありますよね。
 おまけにジェット版まで。
 ああいうものがあるから、マニアは震電に夢を見てしまうんですよね。


1314 [1292] なし
re:異形の飛行機たち
小笠原(99/7/7 23:50)

ディスプレイがイカレて、返事おくれましたです(´▽`;;

まるちでれすります。

とわさん江

ごめんなさい、自分、マーチンベイカーMB5って知らなくて返事できません
でした(^^;

>># この中に双発串型双ビームの「Moskalyev SAM13 (USSR/1940)」
>># てのがあって270hp*2で600km/hって書いてあるけど・・・・
>># ホントか? ホントにそんなに出るのか?

やっぱ企画段階では、言たもん勝ちなんですかね(^^;


ささきさん江

そだ、B-36があるのを忘れてた(笑) でも、微妙な差で大戦には間に合わな
かったんですよねえ。

>>Do335 も後部エンジン過熱問題を抱えていたようで、

これは初耳でした。自分は液冷ならば、推進式もわりとすんなり行くものだと
思っていました。では、J21を完成させたスウェーデンの航空技術はやはり大
したものだったんですね。

思うに、これらの技術というのはその熟成がなされる前に、ジェットの登場に
よって主役の座から引きづりおろされたということになるんでしょうねえ。
内燃機関に主役の座を奪われた蒸気機関と一緒ですな(^^;


BUNさん江

>>しかし、WWTなら推進式は山ほどあるんですけどね。

そそ、考えてみれば、ライトフライヤーって前尾翼推進式なんですよね(^^;

「王立宇宙軍オネアミスの翼」というアニメがあって、その劇中で前尾翼推進
式、オマケに二重反転ペラで、しかもエンジンは直列配置くさいという、夢の
ようなヒコーキがでてくるんですが、設定によると、その世界でのライトフラ
イヤー以来、ヒコーキは全部前尾翼推進式なんだそうです(^^;
そういう世界だったら、推進式もアリかもしれませんね(^^;

>>推進式だとWWU参戦機とは言えないけれどサーブのJ21がありますよね。
>>おまけにジェット版まで。

J21の成功は、DB605という優秀な液冷(←これかなり重要だと思います。推進
式の場合)エンジンを使うことが出来たというのが大きいのではないかと思い
ます。
しかし、J21Rは期待されたほどの性能ではなかったと本で読んだのですが、こ
れはなぜなのでしょうか? エンジンが悪かったのかな?


1244 [1242] なし
re:XB-42
とわ(99/6/28 21:54)

> 二重反転ペラ

 マーチンベイカーMB5なんていかがでしょう?
 なんか「ブリテンムスタング」とか言われてますが、
大戦の行方が見えていて「いまさらね」ってことで
量産されなかったとか。

 ネタは
「第二次世界大戦軍用機ハンドブック(ヨーロッパ諸国編)」
から拾いました。
 ドイツを除くヨーロッパの軍用機集で、得体の知れないものが
多々あって、私好み(笑)
# この中に双発串型双ビームの「Moskalyev SAM13 (USSR/1940)」
# てのがあって270hp*2で600km/hって書いてあるけど・・・・
# ホントか? ホントにそんなに出るのか?


1192 [1188] [1218]
震電は物語
BUN(99/6/20 14:56)

 とりあえず機体が完成し、初飛行に成功していること。
(実機がある。写真も公開されていた)
 30年以上も前にタミヤから百円で手軽に買えるキットが出ていたこと。
(何しろ手頃、箱絵は画伯の名画、みんな買ったはず)

 こうした好条件が震電を起死回生の秘密兵器としてイメージづけたのでしょう。
 飛燕には独の科学技術のイメージが、紫電改には映画の物語がそれぞれ重ねられて
その後の機体の評価に影を落としています。
 物語の存在しない五式戦等がようやく評価されて、まともなプラモが発売されるようになったのは
最近のリサーチが内容的に深く正確になり、実証的性格を持ち始めたことの反映なのでしょう。

 でも、震電は重すぎですな。馬力荷重と翼面荷重を見ると銀河に近いぞ。


1218 [1192] [1219]
震電の伝説と現実
ささき(99/6/24 02:56)

震電、三菱烈風改、立川キ94U、ついでに橘花と秋水、このあたりは満足に
飛行もしていない(1回だけ飛んだとか飛ぶ予定だったとか…)が故に過剰に
評価されている気がします。皮肉ですよね。ちゃんと飛んでそれなりにテストも
やった中島キ87とか天雷とか川崎キ64のことは、誰も「もし制式化され
量産されていたら画期的な戦力になったであろう…」なんて書いてくれないん
ですから(苦笑)。

まぁ震電はレシプロ戦闘機として抜群に美しい機体ですし、夢を語りたくなる
気持ちはよくわかるのですが、夢と現実を混同されると少々辟易してしまいます。
単純に速度のみを狙ったレシプロ機としてのスペック 750Km/h という計画値を
評価するにしても、曲がりなりにも量産され実戦参加したタンク Ta152H-1 の
759Km/h やリパブリック P-47M の 756Km/h という現実に記録された値の前
には色褪せてしまいます。

「レシプロ戦闘機の最高峰・震電」というのは、「無敵ラバウル零戦隊」とか
「最強戦艦大和」というのと同じたぐいの伝説なのでしょうね。


1219 [1218] なし
re:震電の伝説と現実
とわ(99/6/24 09:21)

 まともに飛んでないだけに美化しやすいんでしょうねぇ。
 後期の機体はまともに試験すると、エンジンだの格闘戦強化だの必ず問題が
でますからね。(というか用兵側が口を挟んで滅茶苦茶にする)
 某氏の一喝で格闘戦能力を捨てた震電は、全力飛行していればそれなりに
速度は出たとは思いますが機械的な信頼性の問題もありますし、計画値には
とどかんかっただろうなぁと。

> ちゃんと飛んでそれなりにテストも やった中島キ87とか天雷とか川崎キ64の
> ことは、誰も「もし制式化され量産されていたら画期的な戦力になったであろう…」
> なんて書いてくれないんですから(苦笑)。

 「幻の戦闘機」(NF文庫でしたっけ?本屋ではまだ平積み)に天雷については、
「正式化していればP51が来るまではそれなりに結果が出せたであろうに惜しかった」
といった様な感じで書かれています。
 これで天雷も成仏できるでしょう(^^;


1191 [1188] [1206]
re:震電のウサン臭さ
ささき(99/6/20 07:36)

震電は高い潜在性を秘めていたとは思います。しかし実戦部隊で戦力化する
には超えるべきハードルが多かった、というのが実状だと思います。

・発動機について。ハ43の量産型が満足な性能を出せたかどうか?
 「誉」ほどではないにせよかなり厳しい設計のハ43、しかも大戦末期の
 代用素材と代用燃料ではカタログ通りの馬力は出なかったと思います。

・冷却について。機体側面に吸入口を設けスピナー直前のファンで強制排出
 する特異な冷却方式が十分に働いたかどうか。45分の試験飛行ですら
 筒温・油温の上昇が記録されています。戦闘飛行時には適切なエンジン
 管制を必要としたでしょうが、これは日本機パイロットが苦手とする分野
 でした(「飛燕」「雷電」の悪評も搭乗員のエンジン管制ミスに負うところ
 が少なくないです)。

・武装について。震電の主武装は30ミリ4門ですが装弾数は一門あたり
 数十発。一門でも故障すれば火力激減ですが、まだ実績の少ない五式
 30ミリには故障の可能性が高かったと思います。くわえて発射速度の
 遅い30ミリはあくまで対重爆用の武装であり、架空戦記にあるように
 F6FやP51を相手に大活躍…というのは考えにくいです。

・搭乗員について。震電は日本機として異例の高翼面過重の重戦闘機で、加えて
 先尾翼という特異な形態と背後で回転する巨大なプロペラトルクのため、全力
 飛行時には運動性・安定性に強い癖が出ると推測します。「先尾翼だから失速
 特性は良好」という売り文句もあやしいものです。もし仮に震電が量産され
 実戦配備されても、その真価を引き出せる腕を持つ搭乗員はごく少数しか
 残っていなかったのではないでしょうか?

・敵機について。仮に全てのハードルをクリアしてカタログ通りの性能を出す
 震電が量産され実戦配備されたとしても、その頃の米軍はP51HやF8F
 やF2GやP72を量産しているでしょう。もしかするとP80ジェット
 戦闘機だって間に合っていたかも知れません。「日本側だけ時計の針を
 進める」という反則をやらない限り、震電が米軍機(その頃には時代遅れ
 のF6F、F4U、P51D)相手に圧倒的な戦いを展開するという構図は
 考えにくいです。

こんなところでしょうか。


1206 [1191] なし
re:震電のウサン臭さ
佐藤利行(99/6/22 02:08)

> ・発動機について。ハ43の量産型が満足な性能を出せたかどうか?
>  「誉」ほどではないにせよかなり厳しい設計のハ43、しかも大戦末期の
>  代用素材と代用燃料ではカタログ通りの馬力は出なかったと思います。

過給器が悪名高い「フルカン流体接手」のMK9D改と言う一点だけで、既に
絶望的な気がしますが・・・・^^;
(この過給器、別の機体ではまともに動かなかったと聞いております)

> ・敵機について。仮に全てのハードルをクリアしてカタログ通りの性能を出す
>  震電が量産され実戦配備されたとしても、その頃の米軍はP51HやF8F
  <中略>
>  のF6F、F4U、P51D)相手に圧倒的な戦いを展開するという構図は
>  考えにくいです。

大戦後半の日本機の開発実績から見て、震電の実戦配備は初飛行から
早くても1年半〜2年後、22年の中以降と推測しますが?
(昭和22年中以降なんて・・・・もう、何も言えんです)


FlasH BBS Pro v1.41 [Shigeto Nakazawa]