|
> 当時は国家総動員法とかもあったのに、なぜ国家権力で > 飛行場用地を確保できなかったのでしょうか?(良い > 悪いの問題ではなく民族存亡の危機なのに)住民だって > 勝ち戦のときも、将来空襲されるかもしれない、と思い > 用地買収に協力したかもしれないじゃないですか。
えー、御題の様に、水上機・飛行艇専業状態だった 川西は、工場の目の前が海面になっており、そのまま 機体を押し出せるようになってました。しかしながら、 紫電、紫電改といった陸上機も手がけるようになると 飛行場が必要になり、競馬場を潰して飛行場を作った ようです。
これは、港湾地区という人口密度の低い地域故に できたことでもあったようです。
しかしながら、この飛行場建設、紫電一号機の完成には 間に合っていません。試験飛行は陸軍の伊丹飛行場で 行いましたが、バラす時間も惜しいために団平船に乗せて 輸送したと有ります。
> 航空機増産の時も牛を大量に確保するのに苦労した > そうですね。なぜそんなことになったのか不思議です。
必要のない家畜など無いのです。みんな、農耕に 使われたり、肉になったり、乳を絞ったりして いるのです。 そして、食糧生産も兵器生産も、総力戦の前では どちらも等しい後方任務なのです。どちらも おろそかにはできないからこそ、確保に 苦労するのです。
|