参考:渋谷の場合

 渋谷西武百貨店前の交差点の様子。撮影地点も爆風危害範囲に入ってしまう。百貨店入口附近も、爆風と破片(入口のガラスも含めて)で、危険である。

 上の写真に見えるところから、反対側を撮ってみる。画面が切れるあたりまで、赤い円の範囲にあたる。

 スクランブル交差点である。25ミリレンズのため広く見えているが、これがまるまる危険区域に収まってしまうのである。250キロ爆弾恐るべしである。

 渋谷の顔、とも云うべき「シブヤ109」前。手前に見える、横断歩道の向こう側が赤円の外周に相当する。赤円の反対側は109のエントランス部分に至るはずである。

 109側から交差点を見る。人が密集しているあたりまでが、赤円の範囲になる。これを写している本人は、なんとか青円まで退いたカタチだ。

 交差点の広さを掴んでいただくために入れてみた。手前の人物が立っているあたりが、赤と青の境目になるはずである。

 ご存じハチ公。当然この画面に写っている人達(含む撮影者)は、全滅である。爆心をもう少し駅寄りにした方が説明しやすかった、とここで後悔しても遅い。

 ハチ公がいるのが、画面右の樹木のあるあたりである。よって、この交差点の奥までが赤円で、横断歩道のあたりは、青円の範囲になる。樹木のため、破片被害が少しは押さえられるかもしれない。

 地下鉄半蔵門線の入口にあたる。ハチ公は画面の左外に位置する。ここも赤青の境目くらいになる。地下鉄入口に降りてしまえば、爆風と破片は回避できるはずである。もっとも、爆弾が入口正面に落ちたら話は別であるし、入口真上を直撃すれば、爆弾は屋根を貫き、階段に当たって爆発するはずるから、地下にいる人に深刻な被害をもたらす事が予想される。