陸軍 零戦11型

零戦11型


昭和16年1月陸海軍戦闘機コンテストで陸軍は零戦を海軍はキ44にそれぞれ興味を持
ちお互いに交換する事になった。陸軍では零戦11型を入手して早速改修点を列挙し作
業に取りかかった。まずエンジンは同じ系列ながら出力が50馬力大きいハ25(980馬
力)となった。武装は20ミリ機関砲の開発に出遅れていたので12.7ミリのホ103を4門
としトリガーは操縦桿に移すなど艤装を陸軍式に変更された。ホ103は後の海軍の三
式13ミリと比べ性能は落ちるが4門が統一され弾数が増える事のメリットは大きかっ
た。もっともこの辺は零戦で実戦を経験した者にしか分からないが。なおホ103は三
式13ミリのように操縦席突き出なかった。この武装変更は皮肉にも海軍の第12航空隊
の主張した通りとなり機関砲のトラブルさえなければ確実に本家零戦を上回るものと
なった。なお着陸灯も装備された。このようにキ43と比べ実用的にも確実に上回り
キ43をやめて零戦にする事も検討されたがいろいろなしがらみによりテスト機に留まっ
た。