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高速化と防弾性能が高められた22型は前線でかなりの人気を得たが、航続力の低 下は作戦行動にある程度の影響を与え、また250kg爆弾 x1という搭載量に打撃力 の不満が前線から出始めていた。これらの問題を解決すべく、 海軍航空部は愛知航空機に更なる改良を求めた。 また、22型では見送られた防漏タンクがようやく開発されたため、主翼内タン クが再び取り付けられ、発動機を「火星25型」にする事で爆弾搭載量の増加と 重量増加による速度の低下の防止を試みた。全幅は22型の14.5mから15mへと延長 され、胴体も10.25mから11mへ伸ばされた。爆弾倉の装備は重量の問題で見送られ、 500kg爆弾は以前と同じように胴体下に取り付けられる事となった。 一方、機体重量は3700kg、離陸前の重量は4800kgとなり、カタパルトのない小型 空母では運用に問題が起きる事になる。 完成した試作機は公式試験で、最高速度、500kg爆弾搭載時の最高速度をそれぞれ 547km/h、420km/h、という極めて優秀な結果をだし、海軍では横須賀航空技術廠 で開発されていた17試艦爆とどちらを採用するかが問題となった。 17試艦爆は99式艦爆22型を大幅に上回る速度と爆弾搭載量を備えていたが、発動 機に液冷エンジンを採用した上に、機体構造も手間のかかるものとなっていたため、 生産数を考慮した結果、23型が22型の後継機として正式に選ばれた。 量産は1943年12月に開始され、1944年4月から空母航空部隊を中心に、実戦部隊へ 配備が開始された。 発動機:火星25型(1850馬力) 全長:11m 全幅:15m 自重:3700kg 最高速度:340mi/h(547km/h) 巡航速度:200mi/h(320km/h) 航続距離:1600km 武装:7.7mm機銃 x1、500kg爆弾 x1 --------------------------------------------- スペック的には流星に近いものとなりました。エンジン馬力と自重がほとんど 同じなので無茶な数字ではないと思います。問題としては、流星の立場が 無くなってしまう事、あと愛知航空機がこれほど早く99式艦爆を改良できるか、 という事、くらいではないかと思います。 |