開戦当初大きな戦果を挙げ捕獲された機体が敵軍でも使用されたほどの活躍を見せたHe-115も
旧式化と敵機性能向上には勝てず武装強化などの改良を重ねても損害が増えていった。
そんな中1942年2月4日にハインケルが自主的に当機の陸上機化を考えた試作機が初飛行した。
浮船を撤去すればその分重量と抵抗が減少して性能を向上させることができると考えたのだ。
設計は1940年7月16日に開始され可能な限りHe-115の部品を流用することとしていたが
武装強化、性能向上、爆弾搭載量の増加が図られ乗員を増加することは最初から決まっていた。
当初空軍も海軍もHe-115が好調なことからほとんど興味を示さなかったがやがて
当機の損害が増えてくるとこの陸上雷撃機に注目が集まるようになってきたのだ。
テストの結果ハインケルの思惑通り性能が大幅に向上し爆弾も2倍積めることがわかったので
1942年6月21日に空軍、7月28日に海軍と双方でほぼ同時に制式採用された。
空軍型のB型は敵戦闘機の迎撃を避けるために翼面積をやや抑え気味にして速力を稼ぎ
後継機不在に悩むHe-111と交代して爆撃機部隊の新たな主力となり
海軍型のC型は雷撃に使用することを考えて翼面積を拡大し運動性に優れる機体としていた。
当機が挙げた戦果は軍の期待以上のものだったためハインケルに対し
優先量産の指示が出され実に空軍から2000機、海軍から1000機の発注を受けた。
主に東部戦線で戦術爆撃に使用されたが一部はイギリス本土空襲にも投入されその
高性能と重武装で敵戦闘機から受ける損害は少なかった。
生産型は戦果や損害を元に少しずつ改良されていき陸軍のB-7型、海軍のC-5型は
20ミリ機関砲でなければ撃墜できないほどの重装甲となっていたがもちろんそのままでは
重量増加により性能が低下するのでエンジンはより強力なものに換装された。
ベースにした期待が優秀だったために当機の稼働率も高くソビエトではドイツ版
大型シュトルモヴィクと呼ばれて恐れられイギリスでも恐怖のマトだった。
なお当機の派生型として爆撃倉に燃料タンクを設置して爆弾等裁量を半減させ
防御火力を強化した長距離偵察型のE型と完全武装の兵士40名を運べる輸送機のF型、
旅客48人を運べる民間型のG型がありE型は爆撃機の誘導兼護衛としてイギリス本土空襲や
東部戦線に何度か投入されG型は戦後数年間ルフトハンザの翼として活躍した。
ハインケル He-125C-1 基本性能
エンジン;BMW 323R-2 空冷9気筒単列星型、1200hp×2
全長;18.65m
全幅;26.34m
全高;5.38m
翼面積;74.87u
全備重量;12000kg
最大速度;448km/h
上昇限度;8864m
航続距離;4226km
武装;13mm MG-131×2(機首銃座、各400発)
20mm MG-151/20×1(前下方銃座、250発)
13mm MG-131×1(後上方銃座、500発)
7.92mm MG-81×1(後左方銃座、1000発)
7.92mm MG-81×1(後右方銃座、1000発)
7.92mm MG-81×2(後下方銃座、各1000発)
13mm MG-131×1(尾部銃座、500発)
爆弾2000kgまたは魚雷2本(爆撃倉/標準)
爆弾3000kgまたは魚雷3本(爆撃倉/最大)
乗員;8名
ハインケル He-125E-3 基本性能
サイズはC型に同じく
最大速度;488km/h
上昇限度;9052m
航続距離;5893km
武装;13mm MG-131×2(機首銃座、各400発)
20mm MG-151/20×2(前下方銃座、各250発)
13mm MG-131×1(前上方銃座、500発)
13mm MG-131×1(後上方銃座、500発)
7.92mm MG-81×2(後左方銃座、各1000発)
7.92mm MG-81×2(後右方銃座、各1000発)
13mm MG-131×2(後下方銃座、各500発)
20mm MG-151/20×1(尾部銃座、300発)
爆弾1000kg(爆撃倉/最大)
乗員;10名
はじめまして、飛空 俊(ヒクウ シュン)です。
検索で偶然俺と同じ趣味の人が集まるこのHPを発見して
自分でも作ろうと思って考えてみたけどみんなハイレベルだから
最初は無難に実在機改造で行こうと思いました。
でも本当にHe-115の浮船を撤去してエンジン換装しただけで
こんなに重武装で高性能な爆撃機になるんでしょうかね?
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