J2B
これは雷電11型をベースに雷電のコンセプトを守った上で最低限の改造でトラブルを
解決するものであった。強制冷却ファンにこだわる人達を納得させる為に行われた。
○エンジン
雷電と同じ火星23型だが延長軸をハ104(陸軍・飛龍に使用)の物に交換。全長は
火星23型より
短くなり振動問題は無くなった。その為エンジン取付位置は延びその分燃料タンク
容量は増えた。
○プロペラ
推力線は雷電と同じ為に雷電のものを流用。
○風防
後方視界を向上させる為に胴体ラインに合わせキ46-3型の風防を暫定的に付けた。
これは実際の
効果よりも零戦に慣れたパイロットを安心させる為だったらしい。
○武装
実験機の為に無し。
若手技師は改善案を出す際に進行中の烈風のデータを盛り込むのを前提として完璧な
答えを出した上でわざと突っ込まれる部分を残した。これは映画「七人の侍」で砦を
築く際に手薄な部分を一ケ所作りそこで野武士達を迎え撃ったのと同じである。J2A
とJ2Bは理論通り雷電の問題点を解決し会社上層部を驚かせたが採用せず闇に葬られ
海軍はその存在すら知らなかった、そしてこの若手技師は解雇させられた。これは社
内抗争で会社が分裂する事を恐れ若手技師が生け贄になったとされる。
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