
MXY-6は前翼式の実験用滑空機(モーターグライダー)でこの前翼式の操縦性を確認 する為に製作された。これはせみ1型エンジン(25馬力)を装備したJ7W1とほぼ同じ サイズの全木製機であった。このデータを元にJ7W1が進められた。しかしJ7W1の開発 が難航するのを予測してMXY-6だけでは分からなかった部分を熟成させJ7W1の完成を 早めるべく自力飛行できる機体が試作された。それがMXY-6改である。これはMXY-6改 とはいえまったくの別物であり、コンセプトは「極力J7W1の部品を使用し欲張らずに 極力従来の技術で確実に飛行テストができる」でエンジンは金星62型(1500馬力)、 プロペラは雷電(VDM式3.3m4翅)のものを使用した。どちらも既に量産されているの でこの部分については特に問題もなく組み上がった。エンジン変更に伴ってフルカン はやめ従来の冷却方式とした。これにより外観上は左側の過給器用空気取入口は無く なり右側は滑油冷却用(試作3〜7号機と同じ)となった。気化器用空気取入口は風 防後上面(ラム効果を上げる為)に配置された。MXY-6改はJ7W1に比べ特に問題もな く(プロペラトルクによる右傾化も無かったらしい)これで得た飛行データはJ7W1に フィードバックされたしかしJ7W1がトラブル等で開発が遅れる中、即戦力としてJ 7W1に比べ性能は落ちるが同じエンジンを搭載した従来形式機よりはB29迎撃に有利 なのでは?と思われたが人手や時間もなく終戦となった。 ※エンジン関連の艤装は同じエンジンのキ100のレイアウトを参考にしました。風防 のうしろに気化器用空気取入口があるのはその為です。本当はキ61がエンジン換装し て問題点がほぼ解決したパターンにしようとしましたがエンジンは調子良かったらし いので没。金星62型に合わせてダイエットさせ(再設計で)武装が30mmを2門と減ら キ100のように活躍してもらえればと思いましたがJ7W1で手一杯でしょうね。そこ でなんとか前倒しにMXY-6とJ7W1の間の設定にしました。エンジン類・プロペラが軽 くなってますが一応武装なしということでバランスとってます。尾輪はありません。 プロペラ径が小さいので平気だったのです。(変化がないと作ってて張合いがないの で) |