立川航空工廠 司令部連絡輸送機

司令部連絡輸送機


100式司偵3型に7人乗れたという事をご存じだろうか。
これは昭和20年2月頃戦地から内地へ帰還する為に廃棄に
なっていた機体をベースに製作された。この秘密は操縦席の
後ろのメインタンク(670リットル)を外し余剰スペースを利用
したのであった。しかし100式司偵2型をベースにした機体
の存在が今回明らかになった。これは昭和17年頃には完成して
いたらしい。これは陸軍が中国に進出し戦線の拡大により部隊間
の連絡や要人の移動を迅速に行えるように現地部隊から要望が
出された為であった。製作は立川航空工廠で行われ高性能を発揮
した100式司偵2型をベースに進められた。機内は連絡及び輸送
に不必要な装備を外し機内スペースを広げ簡易座席(取外し可)を
設けたらしい。後部の乗降ドアは荷物の積み込みが楽なように大き
めになっている。速度は乗客を乗せた状態でも600Km/hを出せ
日本最速の輸送機であった。ただこの機体は要人用とされ一般兵士
がその恩恵に預ることは無かったらしい。