
このキ84を見ていただきたい。まるでリノ・エアレースのアンリミテッド出場機のよ うである。これは層流翼装備機が大径プロペラの効果をあらためて実感し現行のキ84 を最小限の改造でその効果に近づける為に行われた。キ84はプロペラ直径が2000馬力 級機としては小さく小径プロペラの欠点を補うためにプロペラの幅のみを増やしその 分3翅として(4翅の時より軽い)プロペラ効率を上げて性能向上を狙ったのである。 プロペラはラチエ式で日本国際航空工業で試作された。形状については捕獲さたP51C ムスタングを参考にしたといわれているが幅はそれ以上である。これにより3.5m のC6N1並に効率が向上し馬力不足から頭が重いといわれた問題は解決した。次に主翼 の武装を見てほしい。砲身が長いがこれはなんとホ5なのである。これは弾道安定の ために長身砲としたのであった(これは砲身のみ交換)。これらの改修は確実に効果 を上げたのだが軍需省のノルマ主義により製造ラインを止める事にもなるので(ホ5 についてはその絶対数が不足していた)実施には至らなかったともいわれている。 ※当初はJ7のプロペラを流用しようと思いましたが1/72では変化に乏しかったのでエ アレーサー の様に太くしました。仮に日本にあるキ84をレストアしてエアレースに 出すとしたらこんな感じでしょうか?故障の多かったと言われるホ5。弾道の安定性 が良くなかったらしいですがそれなら長身砲とする事で弾道も安定させられれば、海 軍の2号4型より破壊力は落ちるが発射速度が速く対戦闘機には良いと思うのですが。 もっとも故障しないのが前提ですけど。キ100では発射準備をする時にヒューズがと ぶ故障の様ですが、本当のところどうだったのでしょうか? |