軽巡洋艦 改「夕張」級

改「夕張」級

諸元

基準排水量 : 3,060t
全長    : 137.2m
最大幅   : 12.05m
吃水    : 3.62m
機関出力  : 57,900馬力
速力    : 34.2kt
航続力   : 5,000浬/14kt
兵装    : 14cm50口径連装砲×3
        8cm40口径単装高角砲×1
        61cm連装魚雷発射管×2 または 53cm3連装魚雷発射管×2
乗員    : 340名
同型艦   : 24隻

 バルト海の小国、エルビンク共和国が日本に発注した小型軽巡が、 改「夕張」級である。

 1925年初号艦が竣工したこの艦は、1923年竣工の「夕張」の改良型で ある。
 兵装を14cm連装砲3基にまとめ、工作面でも幾分かの簡略化を施した 結果、若干排水量が増加したが、代わりに建造が容易になり、単価も減 少した。
 前方砲力は14cm砲3門から、14cm砲2門に減少したが、片舷砲力に変わ りはなく、むしろ装備砲を連装砲塔に統一したことから運用性は向上し ている。また、艦首楼上面に空きスペースができたため、幾分かの装備 追加の余地が生まれている。

 元来小型なため安価に建造でき、戦闘力も高く評価されたことから、 本来の発注主のエルビンク共和国だけでなく、他の中小国海軍にも多数 輸出されることとなった。
 購入国は、タイ、中国、ギリシャ、トルコ、デンマーク、南米各国と 世界中に広がっており、計24隻が輸出されている。
 1920年代後半、改「夕張」級の売却益で、日本は貴重な外貨を稼ぐこ とに成功した。

 第二次大戦時にはドイツ海軍が、デンマークより接収した改「夕張」 級を使用している。