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全長・・・520m 全幅・・・380m 排水量・・・123万5000t(水上),185万5000t(水中) 機関出力・・・約280万馬力 速力・・・水上30kt,水中23.5kt 機関型式・・・艦本式オール・ギヤード・タービン,技本式サイ・エネルギー缶四号丙改 乗員・・・2,500名 制御電脳・・・HCA−4智理 武装・・・45口径20インチ砲連装12基,長10センチ高角砲連装20基(絵では省略) 搭載機・・・双発艦上輸送機10機 ナ(ナレーション。以下『ナ』)・1940年1月、帝国海軍大神工廠にて世界最大級の潜水式自走重装ドック「千寿院」が完成した。その大きさはさる事ながら、自走ドックという物も世界初の試みであった。その為、建造は極秘で進められ、海軍内でもこれを知るものは建造に携わった人々と辻本夏実軍令部総長と小早川美幸GF司令のみであった。しかし,情報とは秘匿してもすぐ広まるもの,そして,その情報を手に入れた,珍し物好き集団の一航戦首脳が黙っている訳が無かった。その情報を仕入れた一航戦首脳は,早速九六式陸上輸送機を手配し,物見遊山と洒落こむ事にした。メンバーは、一航戦司令長官である七梨太助中将と、一航戦参謀長の山野辺翔子少将、そして,一航戦旗艦の航空母艦「赤城」搭載の制御電脳であるAMX−1シャオリンである。本来一番騒いでいた戦艦「金剛」搭載の制御電脳HCA−1ルーアンは,微調整の為呉工廠に逆戻りしている。 ドザちゃん注:艦の制御電脳が何故に飛行機に乗れるかは、敢えて聞かない様に・・・ 太(七梨太助中将。一航戦司令長官。以下『太』)・まだか?大神は。 機長・もう少しです。あと10分そこらですよ。 翔(山野辺翔子少将。一航戦参謀長。七梨より格下だが,同期の為全く気にしていない。以下『翔』)・七梨,慌てなくても大神は逃げやしねぇよ。 太・そ,そりゃ分かってるよ・・・ シ(一航戦旗艦「赤城」搭載制御電脳,AMX−1シャオリン。通称「シャオ」。以下『シ』)・智理さんに会うのも,久し振りですぅ! 太・智理って・・・誰?シャオ。 シ・今から見る「千寿院」の制御電脳さんです。私がまだ呉工廠の電脳開発所に居たとき、一緒でした。 太・へぇぇ・・・じゃあ、「千寿院」ってのも制御電脳艦かぁ・・・ 翔・(窓から下を見て)あれ?何だ?あのヘンテコな船は。 太・殆ど正方形だなぁ・・・「千寿院」って,あの事か?ひょっとして・・・ 電信員・本機前方の艦から入電!「ワレ、テイコクカイグンセンスイシキジソウドック「センジュイン」ナリ。イッコウセンシュノウノライカンヲカンゲイス」以上! 機長・どうします?司令。一応上にでっかい飛行甲板は付いている様ですが・・・? 太・降りる? 翔・当ったり前だろ? シ・早く智理さんに会いたいですぅ! 太・はいはい・・・って事で、機長、頼むわ。 機長・りょーかいっ!! ナ・太助達を乗せた九六陸輸は、一度上空をフライパスした後、慎重に着艦していった。艦の飛行甲板とはいえ、九六陸輸が着艦するには充分な大きさであった。 太・(飛行機から降り立って)・・・デカいなぁ・・・ 翔・・・・これって・・・船!? 智(帝国海軍潜水式自走ドック「千寿院」制御電脳HCA−4智理。以下『智』)どうも,いらっしゃいませ、一航戦の皆さん。 太・どうも・・・お邪魔します。 翔・(呆れ顔)もう少し司令長官らしい受け答えしろよ・・・ シ・あっ!智理さん、お久し振りですぅ!! 智・お久し振りです、シャオさん。(太助の方を向いて)取り敢えず、何かお飲み物でも・・・ 太・いや,いいって。それよりも、早く艦内を見たいんだけど・・・ 翔・そうそう。その為に来たんだしね。 智・そうですかぁ,じゃあ,早速ご案内させて頂きますぅ。 機長・(あせあせ)あの・・・お取り込み中の所申し訳無いですが,私ら搭乗員はどうすりゃ・・・ 太・ついでだ、見ていったら? 翔・土産話に丁度いいだろ? 機長・あ,それじゃあお言葉に甘えて・・・(^。^) 電信員・でも,九六を置いてたら邪魔になりませんかね? 智・それじゃあ,ちょっと隠しておきますね。 (智除く)全員・え? 智・一応格納庫が付いてますから。専用の輸送機を空技廠の神田さんが設計中だそうです。 太・(翔・シの方を向いて)知ってる?神田なんての。 翔・・・・知らねぇなぁ・・・ シ・多分、横須賀の空技廠で設計部長をやられている神田輔技術少佐の事だと思いますよ?そうですよね,智理さん。 智・そうそう・・・その神田さん。 太・設計者の名前が出てきた所で・・・この艦の設計者は誰なの? 智・大神工廠設計二課長の佐保光樹技術少佐です。 太・(しばし熟考)・・・あの「ブチ切れ甚八」って通り名のあれ? 智・そうです。その「ブチ切れ甚八」さんですぅ。 翔・(諦め顔)・・・・・・やっぱり奴か・・・・・・ ナ・佐保光樹技術少佐は、帝国海軍の中でも変人として有名な技官である。かつて陸海両用戦闘要塞「蛍雪」なる物をぶち上げ海軍内を騒然とさせたのを皮切りに,200インチ主砲を一門だけ搭載した戦艦や全長よりも全幅のほうが広い戦艦「軍神」構想を練り上げ,推進派と反対派で海軍を真っ二つに割った張本人でもある。「千寿院」は,そんな彼が初めて主務者となった艦である。 智・ま,皆さん。取り敢えず中へ・・・ 太・ところでさあ,あの艦の両脇に並んでる砲って,大きさどのくらい? 智・(あっさりと)45口径の20インチだそうですぅ。 シ・うわぁ,おっきいですぅ! 翔・(呆れて無言・・・顔引き攣ってる)・・・・・・・・・ 太・あれ?潜水式って事は海へ潜るんだよね?砲から水が入らないの? 智・そこは「ブチ切れ」さんです,砲身を畳んで砲塔内に格納するんですぅ。 ナ・フランスのブチ切れ潜水艦「シェルクーフ」みたいなものである。 太・・・・実戦で支障が出ない事を祈ろう・・・ 智・さあ,こちらですぅ。 ナ・飛行甲板脇の階段から、艦内に潜りこむ太助達。階段を抜けた先はやたらと広い艦橋であった。御一行様は,そこで智理から艦内図を用いて艦の概要を説明される。 智・まず,もうお分かりだと思いますけど,この艦は3胴方式を採用しています。そして,胴と胴の間がドックとなっています。 全員・ふむふむ。 智・右から第一、第二と番号が振られています。ドックは機械化が進んでいて、人員は500人しか居ません。 太・修理能力は?かなり高そうだけど・・・ 智・大破した重巡か蒼龍ぐらいまでなら30分も有ればできます。 翔・す,すげぇ・・・ 智・言い遅れましたけど、今居るここが、前部艦橋です。この艦は大きいですから、前部・中部・後部という風に三箇所艦橋があります。一番大きいのはここ,前部艦橋で、幅が300メートル,奥行きでも50メートルはありますから。 シ・陸上競技が出来そうですね、太助様。 太・これで高ささえあれば野球が出来るな・・・ 智・流石に野球は出来ませんけど・・・ボウリングなら,ほら。 ナ・と,智理が指差した方向にはボウリングの機械が・・・ 全員・(絶句)・・・・・・ 搭乗員の皆さん・・・・・・・(ニヤリ) 智・どうしたんです?皆さん。 太・いや,ちょっと・・・ 翔・・・・・・・船じゃねぇ・・・絶対、船じゃねぇ・・・・・・ シ・ボウリング、私得意ですぅ! 智・ま,そりゃシャオちゃんはね・・・ 翔・装甲は?かなり分厚そうだけど・・・ 智・舷側が複合装甲を採用して、3000ミリとか言ってました。上部甲板はこれまた複合装甲で5000ミリ、水線下がちょっと薄めで2000ミリだそうですぅ。あと,前と後ろの防水シャッターが耐18インチ砲弾だとか・・・ 太・・・・要するに、厚さ3メートル以上の金属板・・・もとい,金属塊が上と左右を守ってる、と・・・ 翔・もう,どうでも良くなってきた・・・・・・ シ・良く造れましたね、こんなもの。 智・苦労したみたいだけど・・・ま,「ブチ切れ」さんが頑張ったんでしょうね。じゃあ,次いきまぁ〜〜す! (移動中につき,暫くお待ち下さい) 智・ここが「千寿院の湯」,つまり浴場です。 太・一個だけ? 智・ここ右舷側が男性用、左舷側が女性用です。 翔・へえ,ちゃんと男女別れてるんだなぁ・・・感心感心。 太・ま,当たり前といえば当たり前か・・・ シ・私も欲しいですぅ,太助様。 太・珍しいね、シャオが願い事なんて。・・・帰ったら「守護月天」主務者の水津技術少佐に頼んでみるかな・・・ 翔・水津って・・・ああ,あいつかぁ・・・ 太・どうした? 翔・水津豊技術少佐。こないだ建造の進捗状況確認しに行ったら「今晩ちょっとどうです?」って誘ってきたんだ・・・マッタク、未成年者に飲みの誘いするかねぇ? 太・何となくそれ以上の意味を感じるけど・・・・・・帝国海軍には、マトモな技官はいないのか? シ・「それ以上」って,何ですかぁ? 太・(赤面)き,気にするな,シャオ!! 翔・(にやり)シャオ,それはむごごごごご・・・・・・ ナ・必死こいて翔子の口を塞ぐ太助。 シ・(きょとん)太助様?? 太・(大赤面)さ,さあ,次行くぞ!!智理さん,次ね,次! 智理・はいはい。(くすくすくす・・・) 翔・むごごごごごご!!! シ・????????? (移動中につき,暫くお待ち下さい) ナ・で,中央の艦体に辿り着いた御一行様・・・ 太・ここは? 智・リハビリ用のトレーニング場とプールです。 翔・ボーリング場にトレーニング場にプール・・・しまいにゃ、ビリヤードまで出てきそうだな・・・ 智・(あっさりと)ありますよ。 翔・・・・・・・もういい。わかったからもういいって・・・・・・ シ・「びりやぁど」って,何ですか? 太・今度教えてあげるよ、シャオ。 ドザちゃんツッコミ:果たして,太助はビリヤードを知っているのだろうか!? (移動中につき,暫くお待ち下さい) ナ・同じく中央の艦体内・・・ 智・ここは,医務区です。 太・「区」なんだな・・・ 智・この区間は全て医務室になっていて、常時100名以上の軍医様がいらっしゃいます。 シ・ベッドの数が多いですね・・・ 翔・えらく本格的だな。 智・ドイツ並の医療設備を整えました。「ブチ切れ」さんのお知り合いの陸軍の岩本軍医中将さんが「ドイツノォォォッ,技術ハァァァッ,世界一ィィィッ!!」ってあちこちでおっしゃりながら手配されたそうです。 太・・・・ホントにそう絶叫したのか? 智・「ブチ切れ」さんがそうおっしゃってました。 翔・ま,岩本軍医中将は有名な人だから経緯はともあれ不審点は無いな。 (移動中につき,暫くお待ち下さい) ナ・またまた同じく中央の艦体内・・・ 太・機関区か・・・ 智・ここは特に一番装甲が分厚いです。 シ・サイエネルギー専燃缶と・・・重油缶ですか? 智・併用時は280万馬力は軽く出ますぅ! 翔・ところで,煙突は? 智・さあ? 翔・「さあ?」って・・・自分の船でしょうが! 智・わ,私に言われても・・・「ブチ切れ」さんに聞いてくださいよぉ・・・ ドザちゃんツッコミ:翔子ちゃん、それ言っちゃあお終いだってば(^^;;;; (移動中につき、暫くお待ち下さい) ナ・で,場面は変わって上部甲板(露天甲板の1個下ね)の食堂・・・ 智・ここが食堂,「千寿亭」です! 翔・飯屋じゃないんだから・・・(ブツブツ) シ・なんか,喉が乾いたですぅ・・・ 太・じゃあ,何か飲むか・・・俺がおごるよ。 甚八注:帝国海軍はそういうのって自腹だよね 智・いえ,今回はお客様ですから、サービスです! 太・こりゃどうも・・・じゃあ,お言葉に甘えて・・・ シ・ありがとうですぅ,智理さん! 翔・恩に着るぜ,智理! 智・いえいえ(にっこり)。・・・今晩は皆さん、お泊りになります? 太・どうする? 翔・・・・それもいいかもな,太助。 シ・そうですね,ここはちょっとお言葉に甘えて・・・ 太・じゃあ,そういう事で・・・・・・って,あれ?九六の搭乗員連中は? 翔・そういや,何時の間にか消えてるな・・・ま,いっか。 艦内放送・(「千寿院」電信員の声)智理艦長,二航戦の首脳をのせた輸送機も近づいております!どうしますか? 智・勿論,丁寧にご案内してね。 艦内放送・了解ッ! 太・(うんざり顔で)・・・あいつらか・・・ 翔・(あからさまに嫌そうな顔で)うげっ・・・ シ・愛原さんたちですかぁ・・・じゃあ,今晩はみんなでパーティーですね。 智・シャオちゃん,手伝ってくださる?料理上手だし・・・ シ・はい,分かりました!太助様,いいですよね? 太・うん,行ってらっしゃい,シャオ。 翔・・・・まぁ,いっかぁ・・・ ヲマケ ナ・で,九六の搭乗員3名(機長・機関長・電信員)は・・・? 機関長・おしっ・・・これで入れば・・・・・・よっしゃ!!3本ストレート!! 機長・今まで全然台詞無かったくせに今頃出張るなっつの!! 電信員・そうだそうだ!! 機関長・ま,いいじゃないですか・・・さ,機長の番ですよ? 機長・よし・・・・・・ていっ!! 効果音・どすん!・・・ごろごろごろごろガタン!・・・ごろごろごろごろ 機長・うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!まただぁぁぁ!! 電信員・ふふ,それじゃあ機長,ドべですけん,ビール1ダース・・・ 機長・あー,分かったよ分かったよ!!・・・クソッ・・・どうして俺だけ・・・(ブツブツ) ナ・搭乗員三人は,前部艦橋で見学そっちのけの賭けボウリング大会で白熱していた。 製作者コメント ども,甚八でっす。 どうです?火葬艦でしょう? そもそも「サイ・エネルギー」を使用している事自体アッチにイッてるもん。 軽く受け流してくださいませませ・・・ 所詮「月読」にはかないませんから・・・(笑) でわ! 作画者コメント どうも,改名した海野土左衛門,元かDoです。 解説は,甚八が仕立てた原案を私が飾りつけまくりました。そのため,解説というよりも漫才の台本になっております。一部に私の考えている守護月天FFのネタが混ざった事が唯一の心残りでしょうか・・・(笑) 画像的には,超手抜きです。ま,一応上下の辻褄合わせはしましたけど(笑) ・・・これ以上は、何も言いますまい。それでは。 主務者・(財)郷研聯盟ゴムサンダル工業会雑務長 甚八 サブ・(財)郷研聯盟ゴムサンダル工業会会長 海野土左衛門(元かDo) |