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華々しく登場した「翔山」ではあったが、実際に運用してみると種々の 問題が浮き彫りとなった。すなわち、 @雷撃後の重心後退 A離着水時のフラップ低効率 B馬力不足 C水上滑走時の視界不良 D大迎角時の視界不良 E後上方の視界不良 である。 これを一気に解決し、なおかつ攻撃力もアップさせようという発展型が 計画された。 まず、「翔山」の胴体を2つ使用して魚雷の搭載能力を倍化させること とし、その上に独立した胴体を設置してその先端にもエンジンを装着し、 馬力不足にも対処しようとした。 当初は「翔山」と同じ、「金星」62型を装着していたが、さほど飛行 性能の向上が見られなかったため、思い切って3発とも「ハ43」に換装、 それにより合計で2000馬力以上も出力が向上し、飛躍的性能向上をな しとげた。 双フロート化により左右の補助フロートが不要となったため、主翼の逆 ガル形式をやめ通常の上反角を持ったものとし、また、中央胴体と左右艇 体の結合部も翼形状とした。ここの水面から遠い位置にフラップを装着、 フラップの使用を普通に行えるようにした。 また、機体内部にも手が加えられ、重心位置よりもかなり前方で あったために問題を呈した魚雷搭載位置を発射口はそのままで胴体中央部 まで後退させ、魚雷発射後も重心位置に変化が発生しないようにした。 これらの設計により、前述の問題点はほぼなくなり、もともと高かった 雷撃機としての能力がさらに大きく向上した。 他方、機体の大型化と翼面荷重の増加により機動性がかなり低下したが、 種々の問題を解決したことにより現地では好意を持って迎え入れられ、 「翔山」に取って代わり、その後の水上攻撃機の主力となった。 全長:10.95m 全幅:16.88m 武装:前方固定 99式2号4型 20mm機関銃×2 魚雷 800s×4 エンジン:「ハ43」 空冷星型18気筒 2200馬力 最大速度:589Km/h 航続距離:2150q 作者からのコメント みなさま、毎度お世話になっております。胃袋3分の1でございます。 前作「翔山」は、いい加減な設定が災いしてか何かと物議を醸してしまい ましたが、今回は、それをフォローするかたちで「瑞山」を製作してみま した。今度は少なくとも「使えそう」だと思っております。「翔山」は 自分でも「あれと、これと、これがツライかなぁ・・・」というのが ありましたが(自爆)、「瑞山」に関しては、それでもフラップがツライ かなぁ・・・ということ以外には特に気になることもありませんので なんとかいけてるのではないでしょうか・・・? 名前の由来は言うまでもありませんね。「翔」ときたら「瑞」で しょう。 |