


=諸元= 主要寸法 全長 10.965m 全幅 13.054m 3点静止角 10度 主翼 単桁構造 主桁 30% 補桁 65% 30%位置で左右一直線 主翼面積 25.45u 上反角 内翼 0度 外翼 9度 翼弦長 中央 2.833m 翼根 2.5m エルロン外端部 1.25m 取付け角 翼根 2度 翼端 0度 翼厚 翼根 15% 翼端 9% フラップ スロテッド式 翼弦比 25% エルロン フリーズ式 翼弦比 20% 発動機 ログローレッゲライボー社製 空冷単列星11気筒エンジン『ドグボグンボ』 内径 155o 行程 175o 総容量 36304cc 離昇出力 1500馬力 エンジン外径 1.58m 乗員 2名 (操縦 1名 航法兼通信士 1名) 乗客 6名 (手荷物30kgx6 乃至 落下傘x6を含む) 重量 全備重量 4350kg プロペラ フルフェザー可変ピッチ 3翅 直径 3.3m ダウンスラスト 2度 降着装置 主車輪 直径 60cm 幅 18cm 尾輪 直径 20cm 幅 8cm 左右車輪間隔 5.0m 胴体 最大幅 1.6m 最大高さ 2.08m(前面投影計測) 格比 翼面苛重 170.9kg/u 馬力荷重 2.9kg/hp 主翼縦横比 6.69 =基本概念= 前線に位置する飛行場への連絡・人員輸送は 安価な小型機を使用するのが望ましい、 戦闘機用の地上掩体に納まれば地上でも目立たず、 魚網や木の枝で隠すのも易しい。 さらに空中での機影が戦闘機に似ていれば、 敵機が逃げ出したり、攻撃をためらうかも知れない。 =特徴= 残念ながら戦闘機にはあまり似なかった。 座席配置は横2列、縦3列の6座で、この内 最後列の2座と前・中列の右側2座が固定式の座席。 残りの2座は跳ね上げ式の簡易座席で通路を兼ねている。 プロペラが少し危険だが、搭乗口は機首下面にあり、 前列座席の足元がパックリ開くので飛行中はスリルがある。 (ヒンジが前側にあるので風圧では開かない) 機内は天井が低く、中腰でないと移動できない、 しかし席についてしまえば、それほどキュウクツではない。 少なくとも戦闘機のコクピットよりは快適である。 ただ、エンジンの爆音がもろに機内へ響くので会話などはとうてい不可能。 従って『優雅な空の旅』とはいかないが、 『まぁ、それなりに愉快な空の旅』なのである。 機体側面の丸窓(直径50cm)は6つとも緊急脱出口を兼ねている。 (空中脱出用の他、胴体着陸した場合、正規搭乗口がふさがるため) なお、手荷物室は操縦席と航法通信士席の床下にある。 機内は与圧ではないが、エンジンの余熱を暖房に使えるため、 酸素マスクを着用すれば6000m巡航でも寒くはない。 内翼の上反角を零にしたのは主脚柱を短くするためというより、 むしろ翼胴の干渉抵抗を低減し、少しでも速度性能を高めようとしたもの。 胴体が太いのはやむを得ないので他の所で速度を稼がなければならない。 ただし主翼の失速特性で見ると、この中折れ部が失速を起こしやすいため、 翼根のフィレットを省略し、相対的に翼根の失速を早める事で 安全な失速特性を得ている。(後に中折れ部前縁にスリットが設けられた) 推力式単排気管は、乗員風防、側面窓、主翼、搭乗口を避けた都合上、 幅が制限されたため前後2段に配置されている。 左側に6本、右側に5本である。(操縦者から見て) 乗員2座席の風防は歪が少ないと言われる円筒ガラスを採用、 可動部は横開き式。 なお、航法兼通信士は後ろ向きに座り、後方を見張る。 燃料タンクは全て翼内、総容量の約半分が防漏式タンクに入っている。 気化器空気取り入れ口、滑油冷却器はエンジンカウルの中にある。 (気筒と気筒の間) 乗客の代わりに貨物600kgを積載することもできる。 とは言っても搬入口が小さいので小梱包しかつめないが、 それでも、戦闘機用弾薬なら2000発、 10kg詰めの食料麻袋なら60袋を積み込める。 本機は諸外国に輸出され、外貨を稼いだ。 中には小改造を施され、色々な任務に転用された機体もある。例をあげると 民間旅客/輸送/郵便機、機上作業練習機、天候偵察機、 空中射撃標的曳航機、空母に離着艦可能な艦隊連絡機、 それらの複合兼務機など。 |


