三菱十七試陸上戦闘機「捷風」一一型(J4M1)

「捷風」

諸元
全長・9.25m
全幅・12.00m
自重・2,560kg
全備重量・3,800kg
発動機・三菱重工業「金星」七六型空冷複列14気筒1,710馬力
最大速力・608q/h
航続距離・1,850km(標準),2,880q(過荷重)
実用上昇限度・11,160m
上昇力・6,000m/6'11"
武装・13o機銃×6,20ミリ機銃×2

(山・山中清次,水・水津豊,神・神田輔,佐・佐保光樹)
山・パッとせん飛行機だな・・・
水・実戦部隊でのパーソナルペイントは派手だけどね。
神・コラ戦闘機屋,とっとと説明せい。
水・へいへい・・・えっと,開発命令が出たのは1942年1月ですね。三菱・川西・中島の三社に命令が降りました。その内,川西は辞退しています。
佐・件の『三川同盟』の関係?
水・ええ。で,三菱と中島が受けましたが,中島は本気でするつもりはなかったらしく,陸軍のキ84と同規格で進めるつもりだったらしいです。従って,事実上三菱の単独受注みたいなものだった,という事です。
山・設計者は曽根さんだったっけ?
佐・花のドイツ帰り(笑)
神・堀越さんはJ2,曽根さんはJ4,川西に出向した坂本さんがN1ですか・・・あれ?J3って何だっけ?
水・川西版の十七試陸戦です。受けた中島の番号が無くて受けてない川西の番号が残っているのが,いかにも海軍といったところですね(笑)。
山・開発ってすぐだったよね?
水・ええ。43年の1月には既に初飛行を済ませています。ま,早いといっても日本にしてはというだけであって,外国にはもっと早かったのがゴマンといますが。
佐・設計的に何か見所は?
水・基本的にカタい設計です。ま,Da24で採用した二分割式補助翼と自動空戦フラップは新技術ですがね。量産性もかなり良好だったようです。
神・発動機は,えらく地味だね。この辺りがこの機を地味にしている原因(笑)?
水・まさか(笑)。でも珍しく発動機指定されてなかったんですよね,この機体。この時期だと大抵「『誉』使え〜〜」って横槍が入るものなんですけど。
山・海軍がどれだけいい加減に考えていたか,ってこったね。
佐・それは言ってはいけません(笑)。
神・でも,何で金星なの?
水・それは,発動機重量が出力の割に軽くて,稼働率も稼げるからですね。ま,中島製は使いたくなかったというのも有るそうですがね。
佐・また聞いて来たような事を・・・(笑)
水・聞いて来たんですって。私は昔から曽根さんと仲が良いんです。
神・(ボーゼン)・・・先に進めよう。
水・あ,疑ってません?
水以外全員・そう,疑ってる。
水・ひでえ・・・(泣)ま,いっか。そいじゃ実戦ではどうだったかについてです。
佐・ほいほい。
水・主に,内地と台湾の基地に配属となりました。制空権を互角に引きずり戻したという点では,ある意味日本最強の戦闘機だったかも・・・
神・艦上戦闘機型って無かった?
水・それは,戦後N1KA烈風の後継機として採用された,発動機をハ43に換装した三二型です。米国製のグラマンA8G「ベアキャット」と競合して競り勝った奴ですね。
神・ふーん・・・三二型の性能ってどうだっけ?
水・発動機が三菱ハ432400馬力で最大速力が703km/h,武装が20o×6です。旋回性能はA8Gに完璧に勝っていましたから,武装で凌駕していた時点でこっちの勝ちでしたね。

                       以下略・・・



ども,かDoでございます。久し振りのお届け物,いかがでしょうか?

 さて,本文に出ている数個の謎(と思われるもの)について,少し解説。私が出した飛行機・艦船は全てこの設定に基づいています。
 @坂本技師・・・堀越・曽根と続く三菱戦闘機設計陣のナンバー3。戦後数々のジェット戦闘機を手掛け,更には三菱重工業のトップにまで上り詰め,戦後の日本の兵器体系にかなりの影響を及ぼした。(早い話が日本版ケリー・ジョンソン)
 A「三川同盟」・・・三菱と川西が裏で結んだ企業間提携。とある事件がきっかけで関係が発展し,技術の遣り取りが盛んになった。
 B烈風・・・史実の紫電改にハ43を搭載し,艦上戦闘機に改造した機。
 CA8G「ベアキャット」・・・日米講和に基づき,グラマンが日本海軍に次期艦上戦闘機として売り込んだ。F8F「ベアキャット」と内容は同じだが,弱武装が元で失格。

ほかにも,いろいろ有るとは思いますが,あとはいずれ分かるかと・・・(笑)

でわでわ〜〜。

『まもって守護月天』OP SURFACE『さぁ』を聴きつつ・・・
(財)郷研聯盟ゴムサンダル工業会会長 かDo