ドイツ陸軍 1943年式88L71駆逐戦車

88L71駆逐戦車

ヒトラー、ハルダー、シュペーアの3人は、ユーラシア「解放」10年計画 に必要とされる、主力戦闘車両:50000輌 を10年で生産するために、従来のドイツ陸軍装備局のやりかたを 徹底的に見直していった.

そこで、まず改める必要のある課題を2点に絞った.
1.凝った設計のシャーシをやめる.
次期重戦車用の従来案をみると、千鳥足配置の転輪などがあり、 これらは、製作にも整備にも非常に手間がかかる.
真っ先にやめさせ、新30トン型では通常のプレーンな7輪構成 を採用、さらに後部の誘導輪も転輪と同じ形に統一した.
2.砲のライフルの切り方改訂
それまでのドイツ製大砲は、ライフリングが砲口に近づくほどタイトになる 凝った設計で高性能の評判を得ていたが、手間をかけて得られる効果は せいぜい3−5%の能力向上でしかない.
それならば、口径を大きくしたり、数を増やすほうが容易である.
ライフリングは英米流で充分である、との結論に達した.

■戦車であるが、敵機甲部隊に打撃を与えるために、より大型の主砲を 搭載し、より低コストで生産するため、回転砲塔を廃止して、装甲した戦闘室 をもつ「駆逐戦車」の形式を考案、これも即時生産に入った.
(画像は、1943年88L71型)
車体長:6.7m
車体幅:2.4m
全高:3.1m車両前面装甲:70mm
戦闘室前面装甲:100mm
重量:36トン(オプションでサイドスカート装備すると38トン)
主砲:88mmL71砲x1
機銃:7.9mmx2
機関:フォード製V12気筒水冷ディーゼル600馬力
最高巡航速度:46km/h