シュドノイツキア陸軍
       帝国兵器廠1940年式迎撃戦闘装甲車「ケフカー」


ケフカー

 諸元
重量  40.6t
全長  8.4m
全幅  3.0m
全高  2.48m
主兵装  110mm豪炸砲
その他の兵装  4連装7.62mm掃討機関銃、3連装迫撃砲
                7.62mm突撃銃、5.56mm前方機銃
最大装甲厚  95mm特殊装甲(砲塔前部及び側面)
乗員  5名
最高速力  52km/h(信地)


 1943年に配備が完了した迎撃戦闘装甲車、「ケフカー」は帝国 陸軍戦車のエース、「シュトルケ」から採用され続けているVp-58 台車を使った最終設計機である。開戦当初、ファシスト軍はハル ディニアの北部平原や東部海岸線に幾度となく殺到したが、ハ ルディニアは迎撃こそすれ国境を遠く離れて反撃に出る事はな かった。加えて、周辺のいくつかの地域と連合を組んでいるとい ってもハルディニア自体が小さな勢力だったので、帝国、イタリ ア、ドイツのファシスト連合首脳は決着はすぐにつくと思ってい た。この風潮に警鐘を鳴らす者が何名かいたが、帝国陸軍西部 方面軍中将のサノチェト=ドルビッチもその一人である。彼は、 1940年の中央参謀会議においてハルディニアは通常の戦闘に おいて突撃回数が少なく、総被害実数もそれほどの物でもない 事を挙げ、本土防衛の重要性を認識するよう呼びかけたが、ノ イツキア侵攻を控えていた軍中枢にとっては彼の意見は戦意を 低下させる愚論でしかなく全く受け入れられなかった。さらに彼 は防御力の高い新型戦車の研究開発予算を計上するよう求め たが、上層部からの回答は『「攻撃型」の戦車を開発する事を条 件に受理する』と言うものだった。
 1940年、帝国兵器廠にサノチェトの手によって出された新型戦 車の設計概念は、表向きは「敵国内の市街戦及び野戦向きの 高防御戦車」で、名称も「40年式戦略攻撃戦車」であったが、実 際は「市街戦→帝都防衛、野戦→西部海岸防衛」であった。こう して、機動性の高いVp-58台車に帝国軍用車ではもっとも厚い 95mmという特殊装甲板を装備したケフカーが誕生したのであ る。現在はフランスのパリ戦史博物館に一両が保存されている。

 豪炸砲について
 旧式とはいえ当時無敵の強さを誇っていたハルディニアの「レ ジステ」の100mm高粘装甲板に対抗する目的でサノチェト中将 自らが指揮をとり開発させた特殊砲が110mm豪炸砲である。砲 身にライフリングが施されておらず、有効射程の80%の距離で炸 裂するよう設計された専用弾、「サノチェト豪炸弾」のみを使用 する。早い話が大型の散弾銃である。