シュドノイツキア帝国兵器廠
           1941年式自走重加農歩兵砲「スメーテ」


スメーテ

 諸元
重量  55.7t
全長  9.52m
全幅  3.21m
全高  3.3m(砲塔前方装甲板最上部)
主兵装  190mm戦略歩兵砲
その他の兵装  5.56mm前方機銃
最大装甲厚  150mm
乗員  最低4名
最高速力  32km/h


 帝国の後期設計車両の特徴である防衛兵器の一種。  遠く離れた敵を強力な破壊力を持つ弾頭を用いて直接攻撃す る事ができると期待されたため、気の狂ったような長い砲身と強 力過ぎるほどの口径を持たされる事になった190mm戦略歩兵 砲は、完成したまではいいがその超重の図体から運搬に非常 に手間がかかり、お世辞にも野戦向きとは言えなかった。当初 帝都を囲む要塞や主要の歩兵連隊に配備される予定だった

が、中世の建築物を補強しただけの諸要塞に配備するには問 題が山積、さらに馬に引かせるには重過ぎると将校から批判が 続出。結局配備は中止となり、兵器廠には勢いで大量生産した 大量の在庫が残ってしまった。哀れ190mm戦略歩兵砲あわや 解体かと思われたとき現れたのが軍人にして戦車計画の天才、 サノチェト=ドルビッチ中将である。彼はまたもや兵器廠に注文 を出した。
 「あのデカ竿に脚を付けてやってくれ。」
こうして設計された特大の台車が自走砲用Vp-60台車である。 帝国が軍備をはじめた頃から脈々と受け継がれる大径後輪駆 動方式は変わらないが、Vp-60設計ではさらに大きい駆動輪が 設けられた。バランスを考え中間遊輪は11対も取り付けられて いるが、これ以降に出現する他の自走砲は本来の7対に戻され る。これは190mmの長物なんて馬鹿な物は作らない事にしよう という反省からである。とにもかくにも不気味な産声を上げ誕生 した「怪物」スメーテは当初の予想をはるかに上回る戦果を上げ た。この時期の熟練搭乗員の腕もさることながら、長砲身が生 み出す狙撃性、敵射程外から攻撃できるという安全性に加え、 何よりも190mmというその並外れた破壊力は、総撃破車両数 1289、施設撃破数5、撃沈船舶数30という数字にあらわれてい る。
 イラストのスメーテは、ハルディニア抵抗記念堂に展示されて いるもので、側面追加装甲が施されている。その装甲板には、2 級勲章(2撃破につき1回)のマーキングが30、特級十字勲章(20 撃破につき一回)が3、さらにはナチスの特別戦果激励章や名誉搭乗員認定章などが描きこまれている。