大日本帝国海軍 特務陸戦隊 九六式特中戦車改




九六式特中戦車改<きゅーろくしき・とく・ちゅうせんしゃ かい>

武装

三試75mm短身戦車砲

最大速度

地上 30Km/H 水上 7Km/H

装甲厚

前面30mm/側面40mm/上面30mm/床面12mm

重量

15.7t

乗員

3名

採用

1944年(昭和19年)

改造

21両

最初に…
太平洋戦争時、序盤戦に活躍した九六式特中であったが、フィリピン攻略戦以後、生き残った20両余りは第一線を退いていた。が、0式特中戦車の製造が追いつかず、また戦況の悪化により再び第一線に出ることになったのだった…。

本車について…
ただ単に戦場に返すのは無謀である、という理由から特務陸戦隊、太平洋上戦術研究会は、九七式中戦車同様の改造を施すことになる。
まず戦車戦にも対応できるように攻撃力、防御力両面の強化。陸上における移動能力の向上。ただし早急に出来る範囲で。
結果、主砲を開発中であった75ミリ短身砲に変更。エンジンも8気筒ディーゼルに換装させ随所に改良を加えた。重量増加にともない前後に新たに隔壁が設けられた。揚陸後放棄方式も考えられたが、時間が無かったので取って付けたような感じになったという。
地上での最大速度は30km/Hと変わらず、水上推進が僅かに向上して7km/Hとなった。

随時完成した九六式特中戦車改は全車サイパンに送られ、全車ともに上陸に成功したが、数ヶ月後の戦闘であえなく玉砕を遂げたのだった。
この戦闘で特務陸戦隊も八割方の損害を出し事実上壊滅した。



コメント
九六式特戦車の続き。九七式と同じく武装強化を受けますが、時が昭和19年では廃物利用としか言いようのない状況。75ミリ短身砲って何に使うんやろ(笑) 一応、山砲(携帯できる…)の類だったりする。
で、この75ミリ砲はそりゃ37ミリに比べれば格段に威力は上だが、やはりM4シャーマンに対抗しうるものではない。が、一式中戦車よりはマシであったので、戦いようによっては撃破も夢ではない…だろう多分^^;



Su.Moon 2001/8/15