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諸元 全幅 : 54.5m 全長 : 18.0m 全高 : 6.0m 自重 : 30,000kg 全備重量 : 75,000kg 乗員 : 5名 発動機 : DB-603A液冷倒立V型12気筒(1,750馬力)×6 最大速度 : 560km/h 航続距離 : 15,750km(1,000kg爆装時) 固定武装 : 20mm旋回機関砲(主胴体尾部) 搭載量 : 最大2,000kg 通常1,000kg 空力抵抗の軽減で速力向上と航続距離延伸を狙った無尾翼重爆撃機。当時メッサーシュミット社でMe163の製作にあたっていた、リピッシュ博士の手によって基本設計がなされた。 下記にこの機体の特徴を列記する。 ・V字先尾翼付の「無尾翼」形態機。 ・主胴体を紡錘形とし、空気抵抗を軽減。 ・爆弾倉は内翼部内に装備。 ・主胴体内部は大容量の燃料槽。 ・推進式プロペラ装備。 発動機は翼弦最厚部に配置。延長軸で駆動。 Me666は、アスペクト比を大きくして滑空比を稼ぐのではなく、空力抵抗の軽減で滑空比を稼ぐ、リピッシュ博士お得意の設計である。この空力抵抗軽減のため、主胴体は紡錘形に成形されている。 本来であれば、尾翼も排除して空力抵抗軽減を図るところであるが、爆撃照準の必要性から直進安定性を確保する必要があり、尾翼の装備が検討された。 ただし単純に垂直/水平尾翼を追加したのでは、無尾翼機である意味自体無くなってしまう。 この尾翼付加による空力抵抗増加を最小限に止めるための方策が「V字先尾翼」である。 V字先尾翼は、単純に垂直尾翼・水平尾翼を採用するよりは空気抵抗の増加は少ない。しかしその構造上、的確な操舵は困難である。 ここでリピッシュ博士がとった方策は、発想の転換、あるいは原点への回帰とでも言う物であった。もともと無尾翼機は、その名が示すように尾翼を持たない。機体のコントロールは補助翼の操作などで行なうのである。Me666の場合、そのV字先尾翼は機体の安定のみに用い、機体の姿勢制御は従来通りの無尾翼機として行なうという方針で、V字先尾翼の操舵の困難さを無意味なものにしてしまった。 無論、無尾翼機の姿勢制御も困難なものであることには代わり無いが、V字先尾翼の操舵よりは、長年のデータの蓄積のある無尾翼機の姿勢制御のほうがまだ見込みのある選択であった。 もうひとつの大きな特徴は、爆弾倉を、翼内に配置していることである。主胴体と言うものを持たない全翼機ならば、爆弾倉翼内配置というのも納得できる話であるが、一応はきちんとした主胴体をもつ無尾翼機としては異色の設計と言える。 これは、航続距離の割に要求される爆弾搭載量が小さいためである。要求仕様の航続距離を満たす設計は、必然的に機体の大型化に繋がる。また、無尾翼機の大きな翼弦長が主翼厚を大きくすることから、要求される爆弾搭載量をすべて翼内納めることが可能になったためである。これにより主胴体に爆弾倉扉の開口部を設ける必要が無くなり、低抵抗の紡錘形主胴体形状との相乗効果で空力抵抗を大幅に減じることに成功している。この空力抵抗減少と、主胴体内の殆どを大容量燃料槽搭載に使用できることによって、大航続性能を実現させている。 発動機は主翼内の翼厚最大部に配置され、主翼後端に配置された推進式プロペラを延長軸で駆動する。主翼は翼厚ではあるが全翼機に比する程では無く、翼表面に発動機収納バルジが突き出る形になっている。これは若干ながら空力抵抗面で性能低下に繋がっている。 また、翼弦長の大きい無尾翼機の特徴として、アスペクト比で滑空比を稼ぐ長距離機に比べて機体構造強度が大きいことがあげられる。 また、前述のようにV字先尾翼の効果で高い直進安定性を得ているMe666は、長距離動力緩降下で滑空距離と速度を大きく稼ぎ出すことが可能となっている。 これによりMe666は最大700km/h強の速度を発揮可能になっている。この高速力によって、Me666は、敵戦闘機による迎撃の危険性を最小限に抑えることが可能であると考えられている。 全般的にいえばMe666は精密爆撃には不向きであるものの、長距離侵攻爆撃における生存性はかなり高い重爆撃機であると言える。 |
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えと、作者の『巣田 夏生』です。 今回の重爆は第5回競作・米陸軍迎撃戦闘機に対応するお題ですね。 侵攻する独重爆と迎え撃つ米迎撃機。 まあそんな訳(?)で、今回の機体外観と相成りました。 ノースロップ、リピッシュの対決をお楽しみ下さい(爆)。 |