ドイツ空軍 長距離爆撃機「ユンカース Ju192」

「Do319」

1941年8月ドイツ空軍発令
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機種:長距離爆撃機
爆弾:1,800kg以上
最大速度:500km/h以上
航続距離:爆弾1,000kg搭載で15,000km以上
要求事項:この機体は、今後参戦が予想される米国の
本土を直接爆撃できる戦力を整備する必要性から、
北米大陸までの無着陸往復爆撃が可能であること。
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●当選の方には大西洋往復の旅プレゼント!
ふ〜っ。読み終わると小さなタメ息がもれた…。
「クソッ、またゲーリングのデブが総統に吹込みやがったなっ」っと吐き捨てるように言った。
彼は、35年のウラル爆撃機計画/爆撃機Aのてん末を思い出していた。
5,000kmの航続距離要求、相次ぐ仕様変更…、ハインケルはその亡霊にいまだ苦しんでいるという…。
航続距離:15,000km…、米本土爆撃! お隣英国にですら、多大な犠牲が出ているのに、
制空権のない大西洋を超え英国の比ではない反撃が予想される米国へ…、
まして急降下爆撃も可!なんてことになったら…
15,000kmの距離を護衛する戦闘機など世界中捜してもない、まさに妄想だなこれは…。
所詮は雇われの身、上からの命令には逆らえない、ましてナチ大好きの我が社の社長命令!
妄想を具現化するしかない。

●燃える男の直噴ディーゼルターボ。(都知事激怒!)
本機の第一儀は、航続距離:15,000kmを達成すること、記録用の専用機体でもかなり困難な要求。
現在の水準で簡単に計算すると、翼幅40m以上、全備重量50t以上、離陸距離2,500m以上。(本当?)
速度要求、重量を考えても、適した発動機は最低でも2,500hp以上、燃料の消費率も優れているもの…。
本機の任務は、護衛戦闘機のない状態で侵入、爆撃を敢行、帰還。
そのためには迎撃の難しい高高度での飛行が絶対条件!タービン加給して燃費は高高度飛行とはいえ、
さらに悪くなることが予想される。燃料搭載量はさらに増え、まさに空飛ぶ燃料タンク!
そんな状況の中、彼は一つの答えにいたった。
過去にJu-86シリーズの設計を手掛けた彼は、活路を航空用ディーゼルエンジンに見い出したのだ。
一般的にディーゼルエンジンは他と比較して重量が嵩み、その燃費の良さは、
航空機では重量分が差し引かれ、メリットがないとされていた、しかしそれは、数時間飛行する場合で、
本機のように、往復15,000km/約30時間以上も飛ぶ場合は充分メリットが出ると考えた、
また必修条件の高空性能はエンジン、機体設計ともJu-86Pで経験済みである。(ものすごくトロイけど)
そこでエンジンは新興のKHD社が開発中のDz700系を使用エンジンに考えた、
700系は2,000〜3,000hp級を目指したもので燃料消費率も0.3台で望ましいものだった、
KHD社と協議のうえ43年に生産を目標に開発を約束させた。
もう一つの問題は、高高度で侵入し、その高度である程度の爆撃精度が得られる、
新しい爆撃照準システムの開発、または誘導爆弾等の開発が残っていたが、
本機の試作段階では従来のLotofe7D照準器を搭載し、本機生産が本格化する43年以降に搭載と決定した。

まずは本当に飛ぶ飛行機を作らねばならない…

●前進!前進!また前進!
41年12月に基本設計が終り、書類審査はなんとかパスすることになり、
RLMからは2号機までの試作許可がおりた。
42年2月にモックアップが完成。しかし、本機の困難はここから始まった…。
KHD社は本機のため、Dz715(2,700hp)を開発していたが、この大出力の航空用ディーゼルは、
KHD社の裏山にスクラップの山を築くことになる。軽量化のため、構造体をギリギリまで軽くしたが、
シリンダーにかかるプレッシャー/そしてディーゼルの宿命である振動はエンジンを痛めつけた、
この問題を解消するため、計画の3割も重量が増える結果となってしまった、
重量以外は順調に地上試験は進み、42年6月にはテスト用の30基が完成した。
42年6月にV-2が完成したが、エンジン振動を吸収するマウントがうまく行かず、
数十種類の形がテストされ、なんとか、安全なレベルになったのは、9月に入ってからだった…。
42年10月末から地上試験が開始され、振動問題は多少引きずる形となっていた。
また、使用予定の飛行場は、本機の巨大格納庫建設及び、滑走路が2,000mから、3,500mへ拡張するため、
43年1月まで飛行試験は延期されていた。(当時の滑走路ってどれくらいの規模だったのかな〜?)

●巨大機は舞い上がったか?
43年2月、その巨大な機体は、大型牽引車で格納庫から引き出された…。
始めて見るその異様なまでの大きさに、招かれた関係者は一様に感嘆の声を上げた。
曇り空の中、6発のエンジンが始動され、緊張の中、滑走路をゆっくりと加速し始めた、
1,500mを超えても、浮き上がる気配がなく、見ている者を心配させたが、
2,500mあたりから、ゆっくりと浮き上がり始めた…。滑走路ギリギリでなんとか離陸ができました、
このときテストパイロットは背中に冷たい汗をかき、
管制塔に「滑走路はドーバーの先っちょまで造れ!」と言ったとか言わないとか。
その後、3回の飛行でフラップの角度を修正し、なんとか3,000m内で離陸可能となりましたとさっ。

●テストで得られた結果は以下の通り…
ユンカース試作長距離爆撃機 Ju-192 V2(兵装/爆装なし)
全幅:48.25m、全長:37.16m、全高:11.00m、
自重:38,700kg、全備重量:59,800kg(予定)
発動機:Dz715 出力:2,780hp(V2用)×6
最高速度:528km/8,000m(最大搭載時は計算値で485km)巡行速度:415km、
実用上昇限度:12,600m(V2)航続距離:15,600km(計算値)
乗員:8名(対米爆撃の場合12名)
兵装:なし(V2)/(予定)13mm×6 20mm×4(各リモートコントロール)
爆装:最大4,500kg(対米爆撃の場合、最大1,000kg)

時はすでに43年!こんなデカ物が必要な戦局ではない…ような、どうなる!どうするJu-192!
採用されれば、黒煙を引きながらNY上空に侵入、
ヤンキーはみんな喘息の恐怖に顔を引きつらせNY市長にディーゼル全廃を訴えるだろう…。

●妄想には妄想で…
過去の投稿で仕事仲間にバカにされ、「自分で全部考えるもん!」ということで、街へフラフラ〜
立ち寄ったラーメン屋の古いマンガの裏面にトラックの広告がありました…。
「直噴ディーゼルターボ!」の力強いコピー!!
低燃費、力強さ、どれをとってもディーゼルしかない!と確信し、
KHD社のDz715なる、でっちあげエンジン、なんの新鮮さもない機体で初の競作参加となりました。
かなへびに羽が生えたとか、こんな細い尾部では折れるとか、こんな迷彩ないとか色々ありますが
ドイツ機は素人が手をだしちゃイカンのですが、ここまで大風呂敷の機体なら…。
スミマセン、競作に参加してる方々が、楽しそうでうらやましくて、つい…