画像 海野土左衛門氏
大日本帝國海軍 時期主力戦艦SUDO案
基準排水量:61,150t
満載排水量:72,500t
全長 :276.4m
水線幅 :37.1m
主機 :艦本式ギアードタービン 4基4軸
主缶 :ロ号艦本式水管缶(重油専焼)12基
出力 :200,000馬力
速力 :30.0ノット
燃料搭載量:重油8,500トン
航続力 :18ノットで8,000浬
兵装 :51.0cm45口径3連装2基
14.0cm50口径連装6基
12.7cm40口径連装高角砲6基
水上偵察機12機
防御 :舷側500mm(15度傾斜)
甲板250mm(最厚部300mm)
主砲塔:前盾800mm、天蓋330mm
副砲塔:100mm
高角砲:25mm
上甲板全域に50mm
時期主力戦艦で各種の検討が行われた結果
当初の要求だった46サンチでは長期にわたっての優位を確保する事が困難との見解に基づき
一気に51サンチ砲を搭載し、圧倒的な性能の優位を確保する事を狙ったのが本案である
主砲を前部に集中配置し、後部を水上機スペースに使っているのが特徴であり
武装配置は仏の新戦艦の影響も有ったと一部では言われているが
1926年にブラッセイ年鑑に発表されたジョージ・サーストンの小型戦艦案の究極発展系であり
仏戦艦は同じ根から派生した物では有っても、直接の影響は無い物と思われる
本型は絶大な火力を誇る51サンチ砲弾に耐えるように重装甲を持っており
集中防御を採用しながらも、装甲重量比率は常備状態でも35%を超える
一部では多重装甲も検討されたが、実験結果は思わしくなく
また、船内容積の有効活用という観点から強固な1枚板を基本としたオーソドックスな物に留められた
装甲防御力は、2万〜3万の51サンチを対象としては
全体的に、過剰な防御力であり、特に甲板にその傾向が大きい
これらは、距離によっては40サンチ級でも甲板への打撃力が大きい事
特に低速大重量砲弾へ注力している米戦艦の動向に注意を払った結果であり
また、主砲前方集中配置方式の結果
戦闘距離を確保する事が場合によっては困難である事の想定も影響している
そして「長期にわたった性能的優位の確保」を前提としている事から
本型を凌駕する火力の戦艦が登場したとしても戦力としての実効性を確保する事も意識されていた
☆:あははーっ、笑顔が無敵、容姿も無敵
ラフィング・グリーンこと倉田佐祐理ですーっ
★:胸の大きさなんて、女の子の価値には関係無いですよね?
それに、まだまだ私は15歳、将来性も見て下さい、孤独な微少女、天野美汐です
S:おめーらの自己紹介も暴走が凄いな・・・
S:えー、今回は「大和」ですな
★:条件は30ノット、18ノット/8,000浬、そして46サンチ8門以上
それに自己の火力に対する防御ですね
☆:あるいみ火力は条件より大きいですーっ
S:これはね、砲塔数を減らしたかったからなんだ
砲塔重量は各種対策も有ると思うので多少大きめに算定した
★:反動が凄いでしょうね
S:うん、それが難しいと思う
ただ、アイオワがあの幅であの火力を発揮できたんだから大丈夫だとは思う
☆:主砲を艦首に集中配置しちゃってるのに副砲は舷側に分散なんですね
S:副砲の任務から考えると仕方が無いと思うな
ヘタな場所に置いて防御範囲を広げるのも嫌だし、後部は飛行機の施設に使っちゃったしね
★:航空戦艦なんですか、コレ
S:51サンチの大射程を活用するには飛行機の支援が欲しいでしょ
索敵にも弾着観測にも多用したい、当時の日本軍からしたら、まあ自然な要求だと思う
搭載数が多いのは、船体後部に格納庫を設けたからだな
用途が聯合艦隊旗艦となってるでしょ
連絡や情報収集手段として多数の飛行機を用いる事が出来れば便利だと思うんだ
勿論、副次的には敵艦への攻撃も出来るけど、それは飛行機の性能次第だね
☆:機関出力が凄いですーっ
★:出来ますか?
S:当初の設計案にタービン20万馬力ってのが有ったからね
このぐらいなら出来る、勿論ギリギリだとは思うけどね
S:この戦艦は艦隊決戦用の代物だから、こういった形態になったんだ
☆:アウトレンジで戦うのではないのですか?
S:日本軍の水上戦闘の基本ドクトリンは接近してタコ殴りだ
アウトレンジなんて、そんな暢気な事は重要視されていないぞ
★:・・・・え?
☆:日本戦艦は遠距離戦闘重視だったのでは無いのですかーっ?
S:日本軍の水上戦闘、それも大規模な物の基本は
まずは遠距離で遭遇、そしたら、まずは戦艦は敵戦力を牽制するように機動する
つまり、敵の運動を自らの意思の元に置くんだ
結果、敵の動きは、一定の予測圏内に収まる、そしてその予測圏に水雷部隊が突撃する
単純に突っ込まないで、予測圏を作るのは、散開して包囲して多方向同時襲撃をする為だね
水雷襲撃開始と同時に戦艦は一気に距離を詰めて2万前後の決戦距離に持ち込んでフクロにする
これが日本軍の基本ドクトリンだ
漫然と殴りあうような代物じゃない、洗練された、されすぎた艦隊運動戦術なんだ
☆:アウトレンジがどうのってのは・・・
S:水雷襲撃開始までは戦艦は韜晦したりして、敵の動きを牽制するからね
その時には遠距離射撃も充分に行われるだろうし、その時アウトレンジできれば
敵の動きを縛るには最高だ、そういった意味ではアウトレンジは重要視されていたよ
でも、それは戦闘の準備段階での話で、重視されたのは接近してからの殴り合いだったんだ
各戦艦の過剰に近い甲板装甲は準備段階での遠距離戦で致命傷を負わないためだったんだ
その距離で勝つためじゃないんだよ、誤解しているヒトも多いようだけどね
敵を牽制するには「存在」しさえすれば一定の効果は期待できるから別に後ろに撃てなくても良い
それに、真後ろ以外は撃てるんだから、実用上問題は無いと思うな
★:しかし、ギリギリの性能ですね・・・
☆:副砲が随分と貧弱ですーっ
S:重量の問題もあったのと、副砲の役目が駆逐艦撃驤だから、一応我慢できると思うよ
14サンチは射撃速度が毎分6〜10発だから
毎分5発の15.2サンチや15.5サンチと比較して、打撃力では勝るぐらいだ
貫徹力と射程距離では劣るけど、対駆逐艦で考えるならそれほど重要な事ではない
船体後部を飛行機関係で使っちゃったので武装が出来ないのが痛いけど
まあ、副砲増やしても意味は無いしね(笑)
☆:あれ、一応副砲にも装甲をして有るんですねーっ
S:これ以上厚くしても意味は無いけどね
もし戦艦主砲に耐えられるようにするとしたら300mmとか張らないと意味が無い
これだけ張ってあれば、近くで炸裂した大口径主砲の弾片にも耐えるし
駆逐艦や軽巡洋艦の主砲と打ち合いも出来る
★:高角砲は防御なしなんですね
S:爆風対策のカバーだけだね、これに装甲をしたら50〜70tは確実だから諦めた
★:大和より小さい船体に大和以上の防御力と火力と速度・・・
☆:相当に無茶ですよねーっ
S:無茶をしたのは20万馬力タービンだけだよ
当初の予定(っていっぱい有るんだが)では
公試排水量69,300t、20万馬力、31ノットだったんだな、大きすぎるとか色々批判されて
次にディーゼル混載で65,200t、135,000馬力、27ノットになって
ところがディーゼルの開発に失敗したので、手近にあった駆逐艦の機関を押し込んでデチューンして
船体をそれだけの沢山の機関を押し込めるために少し延長して、公試68,200t、15万馬力、27ノット
★:つまり、最初から、ちゃんと20万馬力機関を開発していれば
結合15万と大差無いサイズで成立したんですか・・・
S:大和の場合はディーゼルに寄り道して、しかも失敗したのが痛い
だから過大な図体で低速になってしまった
それと時間が無かったので、既に旧世代に入りつつあった機関を、さらにデチューンしたでしょ
単純に考えると、デチューン無しだったら176,000馬力が出せたし
同じ予算年度で作られた新型駆逐艦のユニットだったら、208,000馬力が可能だったんだよ
☆:それって・・・凄い勿体無いですーっ
S:もっとも、この20万馬力ユニットは限界ギリギリのフルチューンに近いから
信頼性とかの醸成には多少手間取るかもしれないね
でもそれで機関サイズをギリギリまで小さくしたので、このサイズに押し込めたんだ
★:ずばり、この排水量で収まるでしょうか?
S:たぶん超過すると思うね、余裕が少なすぎるから、まあ、+3,000tかな
速度は荒れた海で満載近くでなければ、まあ30前後は到達するだろうと思いたい
☆:性能的な意義ってあるんですかーっ、たった6門ですしーっ
S:まずこの設計では、次は無い、つまり大和が超大和の母体になったような発展は無いと思う
やるなら51サンチ以上の大口径連装2基だけど、戦術的にも意味は無い
この艦はそういった意味で、本当にギリギリなんだ
また、後部の水上機設備も、開戦までなら特色ある有力な装備になるけど、大戦中期以降ではあまり役に立たない
★:大戦末期に水上機を最前線で運用する事が問題ですよね・・・
☆:それに水上機を積む事が弱点になりかねないですーっ
S:艦尾のどうでも良い場所だからあまりそれは問題にならないよ
★:火災とかはどうなるのです?
S:艦尾からだと燃え広がる事はそれほど考えなくて良いんだ、風は前から来るからね
まあ、水上機搭載は場所の余裕が有ったからってのも理由だけどね
ただ、日本軍は水上機を有効兵力だと見なしていたのも事実だよ
★:この戦艦は役に立つんですか?
S:戦艦の最大の売りは主砲の威力だ、その点では有力だと思うよ
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