大日本帝国海軍・超弩級高速戦艦『安芸』級

安芸


要目・・・全長287.0メートル  全幅40.0メートル
     基準排水量68000t  満載排水量79800t 
     機関出力・・・4軸双発 220000hp  最高速力・・・30.5ノット
     航続距離・・・14ノット/13600浬  16ノット/10500浬
            18ノット/ 8300浬  20ノット/ 6700浬 
     兵装・・・45口径18インチ(46センチ)砲3連装 3基 9門
          45口径5インチ(12.7センチ)高角砲連装20基40門     
          25ミリ機銃連装24基48門  13ミリ機銃単装6基6門 
     搭載機数・・・水上偵察機4機  乗員・・・2600名   
     装甲・・・舷側400ミリ 甲板200ミリ(重要部)傾斜角18度 甲板75ミリ(非重要部)   
          武装重量・・・11500t  装甲重量・・・26050t  
     同型艦1号艦『安芸』 2号艦『尾張』 3号艦『信濃』 4号艦『111号艦』 


  〜戦歴〜

 昭和11年、軍令部より新型戦艦の建造案が出された。将来を見越して、機動部隊随伴も可能なように高
速力を持たせるため、220000hpという異例の高出力機関を搭載。翌12年には設計終了、予算も可
決し、1号艦『安芸』は呉工廠、2号艦『尾張』は佐世保工廠で起工された。

 昭和16年12月、開戦間際に1号艦『安芸』竣工。速力も30.5ノットを発揮し、聯合艦隊旗艦の任
に就いた。2号艦『尾張』の建造も順調に進み、明けて昭和17年4月に竣工。2隻は同年6月のミッドウ
ェー海戦に参加したが、後方にいたために戦闘には直接何ら寄与する事も無く終わっている。このミッドウ
ェー海戦で4隻の空母を撃沈された帝国海軍は、横須賀工廠で建造が進められていた3号艦『信濃』、4号
艦『111号艦』を空母へと改装する事を決定するが、後に、建造がほぼ終わっていた『信濃』は改装を中
止される事になり、戦艦として、昭和17年11月に竣工。『安芸』に変わって聯合艦隊旗艦となった。

 『安芸』級戦艦の特徴は、その強力な対空攻撃力にある。40門もの高角砲を搭載した戦艦は、後にも先
にも『安芸』級だけである。また、前部に1基、後部に2基という、一風変わった主砲配置も『安芸』級の
特徴と言える。 

 昭和19年。レイテ海戦において、『安芸』は航空戦艦に改装されていた『伊勢』『日向』と共に、小沢
提督の指揮する囮の機動部隊の護衛の任に就いていた。来襲した米機動部隊の何波にも及ぶ執拗な攻撃を、
『安芸』はその卓越して対空攻撃力で迎え撃った。結果、機動部隊の旗艦であった空母『瑞鶴』を守り抜く
事に成功したのである。一方で、『信濃』を旗艦とする本隊を指揮していた栗田提督は、レイテ湾を目前と
して突如、針路を反転し、レイテ作戦は失敗に終わる。機動部隊が囮としての任を完遂したのに対して、栗
田提督のこの行動は不可解であり、『謎の反転劇』として後世まで議論を醸し出す事となった。

 昭和20年。沖縄に侵攻した米上陸部隊を殲滅すべく、聯合艦隊と軍令部は、『安芸』『尾張』『信濃』、
軽巡2、駆逐艦8の戦力をもって第1遊撃艦隊を編制。沖縄への突入作戦を敢行する。最後の戦いに望む3
頭の巨龍に、米機動部隊の執拗な航空攻撃が襲いかかった。ここでも、3隻はその対空攻撃力を如何無く発
揮し、軽巡1、駆逐艦2の損害を出しはしたが、見事に沖縄に辿り着いた。

 しかし、そこで3隻を待ち構えていたのは、戦艦12隻を基幹とする連合軍艦隊だった。3隻は死力を尽
くして戦ったが、多勢に無勢。最初に『尾張』が、16インチ砲弾の乱打に耐えかねて横転、沈没。その1
5分後に『安芸』は弾薬庫に火が回り爆沈。最後に残った旗艦『信濃』は、浸水のために機関が使用不能に
なり航行不能。乗員の退艦後、連合軍の魚雷により処分された。

 『安芸』級戦艦は確かに優れた戦艦であった。しかし、僅か3隻では戦局の挽回は望める訳も無く、最後
は物量に押し潰されたのだった。



 〜甚八の解説こーなー〜
 『◎』: 甚八 ・・・火葬艦を考えるなら寝る間も惜しむ大馬鹿者。
 『☆』:鳳崎美奈・・・空母『守護月天』航空隊飛行隊長、鮒川摩耶大佐乗機の操縦員。
 『♪』:ショウナ・・・攻衛風天・聖喃(ショウナ)。戦艦『攻衛風天』制御電脳。

    *:(間抜けな音楽と共に舞台袖から出てくる)
  ◎:って、下手な漫才ぢゃないんだからさ、お前ら。
  ☆:他人の事、言えるんですかぁ? 
  ♪:言えるはずがありませんわ。
  ◎:ぐっ・・・。 
  ☆:お馬鹿は放っておいてぇ、解説を始めましょうよぉ。 
  ♪:ですわね。 
  ☆:この戦艦・・・『安芸』って言うそうですけどぉ、何か変わったカタチしてますねぇ。 
  ♪:この人が考えるようなフネですものね。 
  ◎:うるさいな。他人と一緒じゃ人生つまらんでしょ? 
  ☆:そお言う問題なんですかぁ? 
  ◎:だってさ。要求通りにやったら、大体、似たり寄ったりじゃんか。  
    少しは、変わったカタチにしなきゃ・・・ほら、俺が作るモノだし。 
  ♪:あ、説得力ありますわね。その言葉。 
  ◎:どーいう意味かな?それは・・・。 
  ☆:言ったまんまの意味だと思いますけどぉ。 
  ◎:・・・しくしくしくしく・・・。 
  ♪:取り敢えず、条件はちゃんとクリアしているみたいですわ。 
  ☆:えっとぉ・・・全長290メートル以下、全幅40メートル以下、  
    航続距離18ノットで8000浬以上、速力30ノット以上・・・クリアしてますねぇ。
  ◎:今回は意外と真面目にやったんだぞ、どーだ(えっへん)。 
  ☆:えぇ・・・って事はぁ・・・。 
  ♪:今までは真面目じゃなかった、という事になりますわ。 
  ◎:ぎくっ。 
  ☆:図星ですねぇ・・・その顔わぁ。
  ◎:う、うるせー、ちくしょー!! 
  ♪:まあ、逆ギレしましたわよ、この人。 
  ☆:いーけないんだぁ、いけないんだぁ! 
  ◎:くそぅ。
  ♪:まあ、とにかく。面白い艦容の戦艦が出来上がりましたわね。 
  ☆:わーいぃ、変なカタチ変なカタチぃ〜!! 
  ◎:変って言うなぁぁぁぁぁぁぁ!!! 
  ☆:変なのをぉ、変ってゆってぇ、何が悪いんですかぁ? 
  ◎:俺が今、決めた。悪い! 
  ♪:子供の喧嘩ですわね・・・。  
    さて、そろそろオチをつけますわよ? 
  ◎:ま、待て!まだ言う事がぁぁぁぁ!!!! 
  ☆:でわ、皆さん。変な戦艦ですけどぉ、見てやってくださいねぇ。 
  ♪:では、ご機嫌よう。またお会いする日まで・・・。 
  ◎:ま、待てったら!!!ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ・・・。 
    *:終幕。