ブラックバーン Spearfish
Blackburn Spearfish sideview

 設計主幹は心に決めていた。

  • あまりヘンな形や新しい機構は盛り込まないで手堅い設計にしよう
  • 高性能エンジンでも初物はやめておこう
と。将来、駄っ作機ばかり作っていたメイカーだと思われたくなかったのだ。

 まず要求仕様から大まかな方針を立てた。

  • 銃手が必要だから3座
  • エンジンは実績のあるRRマーリン
  • 単葉、機体下面のクリアランス確保などのために逆ガル翼
  • 引込み脚
  • 外翼部上下にダイブブレーキ

 エンジン出力、搭載能力、航続距離などから大体の寸法を出して設計を進めていった。 吸気口はスピナー下に、ラジエター/オイルクーラーは主翼付根に置き、主脚は内側引込みとした。 悪い癖が出て、後部機銃を動力化しよう、などというスカタンな意見が出たこともあったが、これは直ちに却下された。
 幸いなことに仕様の変更はなく、設計は順調に進められた。

 こうして完成した機体は1939年4月に初飛行することになる。斬新な設計ではなかったが大きな不具合もなく、要求仕様をクリアすることができたのであった。

全長  : 11.00m
全幅  : 15.00m
自重  :  2500Kg
全備重量:  4400Kg

航続距離: 1200Km
最大速度:  430Km/h

発動機 :  RRマーリン12  1150hp

武装  : 18インチ魚雷  ×1
      または爆弾800Kg×1
      または  250Kg×3
      7.7mm機銃   ×2(外翼装備)
      7.7mm機銃   ×1(後部旋回)
飛行時
駐機姿勢