大英帝国海軍航空隊 艦上攻撃/爆撃機 フェアリー「スナッパー」
Fairy Snapper


すなっぱぁ君の3面図、だよ〜


諸元

全長   : 14.93m
全幅   : 21.03m
全高   : 5.03m
翼面積  : 64u
自重   : 8,391kg
全備重量 : 11,793kg
最大重量 : 13,608kg
発動機  : ネイピア「セイバー2A」
       液冷H型24気筒、2,180馬力×2
       (縦置き2基軸結合)
最高速度 : 463km/h
航続距離 : 1,204km(機内燃料のみ)
       2,870km(増槽装備、1,814kg爆装時)
       3,704km(増槽装備、907kg爆装時)
武装   : 40mm機関砲(ヴィッカースTypeS)×4(翼内)
       7.7mm機銃×2(翼内、40mm機関砲照準射撃用)
       7.7mm機銃×4(後方旋回動力銃座)
       爆装、(正規)1,905kg、(最大)3,810kg
        ・爆弾倉内、735kg航空魚雷2本、
         または907kg爆弾2発、または1,814kg爆弾1発
        ・主翼下ラックに735kg航空魚雷2本、
         または907kg爆弾2発、または453kg爆弾4発
        ・急降下爆撃時は爆弾倉内に907kg爆弾
         または爆弾倉に453kg、両翼化にそれぞれ453kg
        ・他、小型爆弾組み合わせ各種
乗員   : 3(+1)名




 フェアリー「スナッパー」は、『空軍の重爆に匹敵し得る攻撃力を有する艦載機』を売り文句とすべく開発された。
 この『自主』要求を満たすべく機体は大重量化を余儀なくされたが、2基の大馬力発動機と大面積の主翼を与えることで発着艦を可能とする、異例の大型艦上機となった。


  航空技官Y「・・・・でかい。同時期の機体で言えば、Ju88と機体サイズ、
        重量でほぼ同等だものな。
        まあ、どれぐらい大きいか、他の機体と比較してみてくれ」

すなっぱぁ君の比較図、だよ〜



  航空技官N「・・・・これって、本当に艦載機なの?」
  航空技官Y「まあ、空軍の重爆に対抗して作った、と言う割には
        搭載量は重爆より少し劣ってる。
        さすがに艦載機である以上、このあたりが
        限界だったんだろうな。
        一応は、発着艦が可能な範囲で設計してある、
        つまりは艦載機、と言う訳だ」
  航空技官N「重爆に劣るとは言っても、中爆に比べたら、
        いっぱい爆弾搭載できるみたい。
        ほんっとぉーに、艦載機なの?」
  航空技官Y「戦中〜戦後も通じて、レシプロ艦載機としては最大級の
        部類に属するな。艦載機としては、米海軍が大戦末期に
        試作した、ダグラスXTB2Dに匹敵する。
        つまりは、一応艦載機の部類に属するって言うこと」
  航空技官N「でも、そんな大きな機体、英海軍の空母で運用できるの?」
  航空技官Y「馬力荷重と翼面荷重から推算できる発艦性能でいうなら、
        こいつはTBFアベンジャーに匹敵する。
        だけど、結論を言ってしまえば・・・・、出来ません(泣)
        背丈が高すぎて格納庫に収まらない、
        機体が大きすぎてリフトに乗らない、
        爆装時重量が重過ぎて、カタパルト射出ができない、 
        機体が重過ぎて、着艦制動策が耐えられない(泣)」
  航空技官N「うにゅぅ、それでも艦載機って呼んでいいの?」
  航空技官Y「結局は未成に終わったジブラルタル級でもないと、
        搭載/運用できないかもな。
        逆に運用可能な母艦さえあれば、艦載機と呼んでも
        差し支えないと思うぞ」
  航空技官N「えっとね・・・・。氷山空母でなら運用できるよっ!(爆)」
  航空技官Y「・・・・をい」


 「スナッパー」は、空軍の重爆に匹敵する搭載量を持つと同時に、要求仕様にあるように、急降下爆撃の能力も保持している。またその大型の機体を利して、固定火力も充実している。また、機体下面の爆弾倉後端には、水平爆撃に備えた爆撃照準窓も備えている。この爆撃照準窓は偵察時の下方警戒に使用することもできる。


  航空技官N「さっき言ってた、米海軍のXTB2Dってのも、
        急降下爆撃できるの?」
  航空技官Y「できないと思う。あれはいくらでかいとは言っても、
        純然たる艦攻のはずだ。
        そのかわり・・・・と言うか、むしろ時代の違いによる
        空力設計の差なんだろうけど、XTB2Dの方は、
        3,000馬力単発で最大速力547km/hを発揮できる」
  航空技官N「すなっぱぁ君のほうは足は遅いけど、
        かわりに急降下爆撃ができるってことなんだね。
        そんな変なのを、WW2より前から試作を始めてたの?」
  航空技官Y「ああ。こんな『お化け』がS24/37仕様、
        つまり37年末から試作が開始されていたって言うのは、
        確かに問題だよな」
  航空技官N「急降下爆撃する重爆って、とぉっても変だよぉ」
  航空技官Y「だが、ドイツではちょうどこの時期にHe177と言う、
        急降下爆撃が可能な重爆撃機を開発している。
        コイツに比べれば『スナッパー』は、
        翼面荷重、馬力荷重で、良好な数値を示している分、
        高性能だと言える」
  航空技官N「・・・・機体サイズが半分、爆弾搭載量もHe177の6〜7tに
        比較して、大体半分くらい。
        いちおー、対応してるんだね。
        ただ、馬力と翼面積は、半分より大きいんだよね。
        でも機体の大きさを考慮に入れても、
        航続距離は違い過ぎないかな?」
  航空技官Y「ああ、『スナッパー』は『一応は』艦載機だからな。
        護衛の艦戦が附いてこれない距離を飛んだって、
        危ないだけだ。その分の重量は削減されている。
        艦載機だから、無駄な重量は省けるなら省いた方が、
        都合がいい。
        ・・・・って、7.7mm動力銃座、更に40mm4門なんて、
        ずいぶん重いものを載せてるじゃないか(嘆息)」


 「スナッパー」は、空軍の重爆に対応する分、防御火力も重爆同様に動力銃座を装備している。また対艦攻撃を考慮して、固定武装は当時入手可能な範囲で、出来るだけ大口径の火砲を搭載している。


  航空技官Y「だとすると、もし開発が間に合ってたら、
        40mmのかわりに57mmモリンズ砲を搭載してたかもな(汗)」
  航空技官N「ますます『お化け』な艦攻だよぉ(泣)」
  航空技官Y「いくら大口径とは言っても、
        無反動砲を搭載しなかったのが、精一杯の良識だろうな」
  航空技官N「40mm機関砲を4門も標準装備しておいて、
        まだ良識があるって主張するの?
        世の中にはすごい良識が存在するんだね。
        うん、感心しちゃった」
  航空技官M「ねえねえ、57mmモリンズ砲が完成してから、
        40mmと換装してもよかったんじゃない?」
  設計主任A「了承(1秒)」
  航空技官Y「しないで下さい!」




  航空技官K「まったく。57mmモリンズ砲が登場する頃なら、
        3inchロケット弾が登場してるはずでしょ。
        ロケットを使った方がよっぽど有効ね」
  航空技官S「それじゃ駄目です。
        ロケット弾の射程だと、敵の高射砲から逆襲を受ける
        可能性も小さくないです。
        ・・・・ですから、両方使わなきゃ駄目ですよ〜(爆)」




 「スナッパー」は双発機ではあるが、発動機を両翼に振り分けた通常形態の双発機とは異なり、単胴の機首に発動機を2基縦置きに配置している。これを軸結合して、二重反転プロペラを駆動する機構を装備している。
 両翼に発動機を配置する通常形態の双発機にしなかったのは、片肺時に推力偏向に陥るのを恐れたためである。艦載機である以上、着艦時の推力偏向は相応の危険を意味する。


  航空技官N「でもでも、ふつーの双発艦載機って、
        ちゃんと実在するよね?」
  航空技官Y「英海軍なら、モスキートやホーネットか?
        米海軍ならF7Fタイガーキャット。
        どちらにしても、『主力』艦載機では無いな。
        ましてや、モスキート、ホーネットは、陸上機の転用だ。
        主力になれないところが、レシプロ双発艦載機に
        問題点があることを明白にしているな」
  航空技官N「それって、推力偏向の問題じゃなくって、
        収容スペースとか、整備性の問題じゃないかなぁ」
  航空技官Y「うぐぅ(泣)」
  航空技官U「うぐぅ、ボクの台詞、真似しちゃイヤだよぉ(泣)」
  航空技官Y「・・・・それはともかくとして、セイバー2基を軸結合とはね」
  航空技官N「セイバー自体が2軸をギアボックスで結合した
        発動機なんだよね。それを更に軸結合してるの?」
  航空技官Y「ああ。
        おまけに、ただでさえ稼働率に大問題があるセイバー2Aを、
        軸結合のうえに、更に二重反転プロペラにしている。
        ・・・・こいつ、ちゃんと飛ぶのか?」
  航空技官N「軸結合しなかったとしても、セイバー双発って、
        稼働率がとっても心配だよねっ!」
  航空技官U「えっ!?『せいばぁ』って、そんなにスゴイ発動機なの?
  航空技官Y「ああ。稼働率が低いだけなら、まだマシなんだ。
        こいつは起動の瞬間に火災発生の可能性が高いんだ」
  航空技官N「しかもセイバー複数なら、確率も急上昇、だよ」
  航空技官Y「英国国教会は、土葬で、火葬じゃなかったよな、確か・・・・」


 前述のとおり、「スナッパー」は急降下爆撃が可能な機体である。この巨体に急降下爆撃可能な制動能力を与えるため、ダイブブレーキ兼用の完全収納式ヤングマンフラップを装備しており、また主翼上面にはスポイラーを装備して、ダイブブレーキとして使用している。
 更には主胴体後部側面にも、すのこ式ダイブブレーキを装備しており、強靭な機体構造と強力な降下制動能力との相乗効果で、907kg爆弾1発、または453kg爆弾3発を装備しての急降下爆撃を可能としている。


  航空技官Y「まあ、この巨体だ。
        これぐらい制動板があっても別におかしくはないか」
  航空技官N「急降下爆撃するって言うのに、この爆装は何?
        こんなことするから、こんなに制動板を増やして、
        尋常じゃない重量の強度構造材で引き起こしに
        耐えなきゃ行けなくなるんだよぅ(泣)」
  航空技官Y「並みの艦載機の水平爆撃に匹敵する爆装で、
        急降下爆撃ができるんだ。
        これぐらいの重量増は勘弁してもらわなきゃな(爆)」
  航空技官N「・・・・そんなことして意味があるの?
        なんか、凄い無駄なことしてるように思えるんだけど」
  航空技官Y「・・・・まあ、それはそれとして(をい)、
        こいつは急降下時の直進安定性が良い機体だ。
        急降下時だけじゃなく、中〜高速時もだな。
        これは、射撃時/雷撃時にも役に立つはずだ」
  航空技官N「側面積が大きいもん。
        でも低速時は風に煽られて、かえって直進安定性が
        悪くなるんじゃない?雷撃時はむしろ低速だから、
        直進安定性は悪いんじゃないかな?
        低速時が危ないから、着艦時もすごぉっく怖いと思う。
        主翼全幅も大きいから、着艦時に風に煽られて、
        艦橋に『突撃』しちゃわないかなぁ(爆)」
  航空技官Y「そこまで言うか(泣)低速が問題なら、
        雷撃のかわりに反跳爆撃でもしてくれ(をい)
        それに、どうせこの『スナッパー』を運用可能なのは
        WW2の段階では未だ姿形さえない、
        大戦後であれば建造される大型空母、
        それに匹敵する大型空母だけだ。
        大型空母なら、飛行甲板もそれ相応に大きいから、
        なんとかなるんじゃないかな・・・・。多分(泣)」
  航空技官N「だからね、母艦に氷山空母を使おーよっ!(爆)」
  設計主任A「りょうしょ・・・・」
  航空技官Y「了承しないで下さいっ!(泣)」


 「スナッパー」は艦載機であるため、主翼は折畳式となっている。しかし全幅が大きいため、一般的な英艦載機の後方折畳みとは異なり、主翼を一旦内側へ畳み、更に外翼部を外側へ畳む三段折畳式を採用している。折畳み部より内翼部には主脚と燃料槽を収納している。主脚は内側へ収納する方式のため、内翼部の幅が若干大きくなっているが、かわりに燃料槽の容量は大きく取れることになった。


  航空技官Y「ほら、主翼の折畳み方式にも、艦載運用のための配慮が
        されている。ちゃんと艦載機じゃないか」
  航空技官N「シーファイアと同じ方式だね。
        主翼を折り畳むと、全幅は8m強ぐらいなんだね。
        ・・・・でも胴体は折り畳む訳にはいかないから、
        全長は15mのまま。だからリフトに載らないんだねっ!」
  航空技官Y「・・・・あぅ。話を変えよう。燃料槽は内翼部だけじゃない。
        主胴体の防火壁後方と、操縦席の下にもある。
        主胴体が『縦長』な分、こちらの容量も結構大きい」
  航空技官N「それなのに、機内燃料のみの航続距離は要求仕様、
        ぎりぎりなんだね。
        セイバーみたいな大馬力発動機を二基も搭載してれば、
        燃料消費が大きくても、当然だよねっ!」
  航空技官Y「・・・・それだけじゃない。
        軸結合やら、劣悪な空力抵抗のせいで、
        燃費が悪いんだよ(泣)
        もっと大馬力の、単発4,000馬力ぐらいの発動機があれば
        何の問題もなかったんだ(泣)
        軸結合なんて無茶をしなくて済んだし、機体形状だって、
        もっと空力的に優れたものが作れたはずなんだ(泣)」
  航空技官N「戦後なら、3,000〜4,000馬力のレシプロ発動機もあるよ。
        ターボプロップだってあるよね。
        それに、この『お化け』を搭載できる大型空母も
        竣工してるはずだよね(笑)」
  航空技官Y「ああ、まったくだ(泣)きっとコイツは、
        世に出るのが早すぎた『悲運の名機』なんだな」
  航空技官N「・・・・あのね、戦後のレシプロだったら、
        これぐらいの性能は余裕で出せると思うの。
        それに戦後の主力はジェット艦載機だもん。
        多分、艦上対潜哨戒機に使われるのが精々だと思うの」
  航空技官Y「それって『ガネット』のことか?
        ・・・・って、あれもフェアリー製じゃないか(爆)」
  航空技官N「違うの。すなっぱぁ君は、
        がねっと君よりも一回り以上大きいんだよ」
  航空技官Y「戦後のターボプロップ機よりも大きいのかよ、をい」






  航空技官N「えとね、補足、だよっ!」
  航空技官Y「本編中で語り切れなかったことを、雑多に並べるぞ」
  航空技官N「この機体で本当に雷撃できるの?」
  航空技官Y「何故、そう思う?」
  航空技官N「だって、低速時の直進安定性が悪いと、
        マトモに照準できないと思うんだけど・・・・」
  航空技官Y「何故、低速でないと雷撃できないのかな?」
  航空技官N「だってだって、低速で、しかも低空でないと、
        魚雷が着水時の衝撃に耐えられないよぉ〜」
  航空技官Y「それは雷撃機そのものの問題じゃなくて、
        装備する魚雷の側の問題だな。
        確かにWW2初期〜中期では、低速/低空からの
        投下でないと、魚雷が耐えられなかった。
        だが大戦末期の米海軍の航空魚雷では、
        高度240m、速度514kmでの投下に耐えられる物も
        登場している。
        まあ、英海軍が同様の耐久性の高い魚雷を
        調達できるかどうかと言う問題もあるけど、
        この『スナッパー』が雷撃向きでないと
        言い切れる論拠にはならないな」
  航空技官N「でも、大戦初期〜中期はやっぱり低速でないと
        雷撃できないんだよね。そのころのすなっぱぁ君には
        雷撃は向いてないってことだよね」
  航空技官Y「・・・・まったく、その通りです(泣)」
  航空技官N「じゃあ、すなっぱぁ君、どうやって戦えばいいの?」
  航空技官U「あのね、ボク思うんだけど、反跳爆撃なんてどうかな?」
  航空技官Y「う〜ん、どうかな。英海軍は反跳爆撃って、
        実施してなかったんじゃないかな?」
  航空技官N「オーストラリア海軍はどうなの?
        あそこって、米海軍の影響が大きいから、
        太平洋方面で反跳爆撃やって無いかな?」
  航空技官Y「ああ、それだったら、東南アジア方面の
        英軍だって可能性が無いわけじゃないな。
        もし実施してたとしたら、『スナッパー』の搭載力だと
        かなりの戦力になるぞ。
        さすがに最大搭載量で反跳爆撃をするわけには
        行かないだろうからすこし余裕を見たとしても、
        227kg爆弾、10〜12発ぐらいは可能かな?」
  航空技官N「凄いねぇ〜。
        でも、反跳爆撃って、やっぱり大戦後半からだよね。
        大戦前半、中盤での戦術の解決にはならないよね(笑)」
  航空技官U「うぐぅ(泣)じゃあ、どうすればいいの?」
  航空技官Y「そうだな、急降下爆撃かな。あと、もうひとつ・・・・、
        雷撃を、何とか実行する方法が無いわけじゃない」
  航空技官N「うにゅ?どうするの?」
  航空技官Y「低速での直進安定性が悪い、つまり雷撃の命中率が
        悪いなら、数で補えばいいんだ。
        つまり単機あたりの雷数を増やすんだ。
        この『スナッパー』には、それを可能にする、
        大重量の搭載力がある。魚雷を2本、
        それでも足りなければ4本まで搭載可能だ」
  航空技官N「凄い強引な解決法だよぉ。
        それって、まるっきり重爆の絨毯爆撃とおんなじ。
        ・・・・って、重爆?あれ?」
  航空技官Y「最初に言ったとおり、そういう機体なんだよ」
  航空技官M「ねえねえ、機銃掃射は駄目なの?」
  航空技官Y「40mm4門で『掃射』だって?無茶なことを言うな。
        大体おまえ、さっき57mmモリンズ砲に換装とか
        言ってなかったか?」
  航空技官M「それはそれ、これはこれ。
        掃射をするなら、もっと小口径の火器に換装するに
        決まってるじゃない。
        ん〜と、20mmぐらいで決まりねっ!」
  航空技官N「えとね、20mmだったら、
        8〜12門ぐらい搭載できそうだよ。
        でも、20mmって生産が追いつかなくって、
        戦闘機に優先供給されてたんだよね。
        当時の状況で調達できたかな?」
  航空技官M「そんなもの、歴史を捻じ曲げちゃえばいいのっ!
        だから、がんばって調達してねっ!」
  航空技官Y「歴史を改編して来いっていうのか、をい・・・・」






  航空技官N「最後にまとめ、だお〜」
  航空技官Y「フェアリー『スナッパー』は、
        言わば『艦上重攻撃機』とでも称すべき機体だ。
        その発想は、空軍の重爆に匹敵し得る攻撃力を持つ
        艦載機、と言う一点に絞り込まれる。
        雷撃にしても、爆撃にしても、
        数で押し切るか、強烈な一撃の威力を求めるか、
        どちらも可能な作りになっている。
        すべての性能、問題点は、この一点から派生した。
        つまり、『スナッパー』の現状の姿は、
        設計当初に選択可能な大馬力発動機が、
        セイバーのような2,000馬力級である以上、
        成るべくして成った、究極の姿といって良いと思う」
  航空技官M「4,000馬力以上の出力の単胴機で、
        最大速力500km/hに全然届かないなんて、
        馬っ鹿じゃない? 究極の姿がこれだって言うの?」
  航空技官U「うぐぅ、その台詞、どこかで聞いたような台詞だよ〜」