| 日本海軍 - 競争試作・十三試大攻 | |||
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| 全長 | 22.7m(機銃除く) | 発動機 | 火星12型 |
| 全幅 | 34.00m | 出力/基数 | 1530ps/4基 |
| 全高 | 5.8m | 速力 | 410km/h |
| 翼面積 | 131平方メートル | 正規航続力 | 3000km |
| 軽荷重量 | 18200kg | ||
| 乗員 | 11名 | (C)Amagi | |
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薄暗い倉庫の中、彼女は永き眠りの中にあった。
大日本帝国海軍・十三試大攻。
埃の中にも、剥き出しのジュラルミンの肌は薄暗い中で微妙な輝きを見せ、整備すらば直ちに飛行可能状態となるかもしれない。
機首の機銃座、単発機の如き風防。
左右に張り出した垂直尾翼も、他の日本機と微妙に違うデザインだ。
ふっと懐かしさがこみ上げてくる。
見知った顔が、風防越しに手を振ってそうで軽く操縦席を見遣った。
だが、積もる埃に半ば不透明となった操縦席の内部はうかがえない。
それにしても、無様なもんだ。
海軍の輿望を持って製造され、敗戦後も残っていた理由が「大きすぎて焼却できなかった」だなんて。
そんな国に、こんな機体を使いこなせる筈も無かったのだ。
苦い思い出が胸の中にじんと蘇ってきた───
「おい、ニールマン。ルンケが倒れた。突然で悪いが日本行きを頼むよ」 |
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日本に到着した私は陸軍関係者に出迎えられ、そしてやや小型ながらスッキリした少女のような機関車の先導で岐阜に案内された。
我が恩師がかつて勤めていた川崎航空に赴くためである。
川崎と私とは書類上は技術協力と言う形だったが、
社長の話が通っているらしく私は一つのチームを与えられて事実上設計開発チーム主力の一人となった。
そして、新たな設計者の腕試しと言う事で丁度発令された海軍の大型攻撃機の設計を任された。
何でもアメリカから購入した大型機が失敗作だったから、独力で開発を頼むよと言いたいらしい。
しかしDB601と言いHe100と言い失敗作の大型機と言い、輸入ばかりで日本の航空技術はどうなっているのか。
そこで私は、まず日本の航空機を知ることから始める事とした。
最初に見たのは川崎きっての名設計者土井武夫技師の九九双軽。
丁度我がHe111に良く似た機体で、後下方への機銃の配置はむしろこちらのほうが優れてるよう感じられた。
ところがこれ以上の大型の機体となると我が国のユンカースG38をライセンス生産した九二重爆ぐらいしか無い様だ。
もっとも、海軍には九七大艇なる大型の飛行艇があったが。
「うーん」 ・ とりあえずも私は基礎設計に取りかかる。 まず考えたのが搭載量を魚雷2本に絞ってやろうかと言うものだった。 機体を小型化することにより低空での機動性を確保しようかと思ったのだ。 だが水上機屋を除く他の設計者と違い、私は小型とは言え四発のHe116の経験がある。 それに、いきなりBf110みたいに要求を無視した変な機体を作るわけにはいくまい。 日本の高官に悪い印象を与えて強制送還されたら私の命運はそこで尽きるのだ。 最終的に、私は要求書に極力添う形で四発の大型機を作ることとした。 ・ エンジンは迷うことなく三菱の《火星》に決定。 中島なるメーカが試作中の1800馬力級のエンジンもあったが、我がDB601を遠路はるばる買いに来る日本のことだ。 それに日本独自に開発したエンジンはまだ数える程しかない。 開発能力は相応に低いだろう。 そんな、いつ完成するやも見当がつかない物を希望的観測だけで採用するわけには行かない。 次いで、機体サイズ。 アスペクト比の大きな主翼、胴体内の配置は土井技師の九九双軽も参考にまとめる。 特に計器板や操縦席周りに関しては日本人の体格もあるので殆ど流用とした。 それにしても恩師を同じくするためだろうか。 土井技師の機体からはその用途と工夫が容易に見て取れた。 だが、垂直尾翼に関しては機体相応に大きな物を胴体後部におったてると非常に高くなる事が解っていた。 我がドイツならともかく、日本の状況を見ている限り高い高い足場を組んで点検整備をする事になるのは見えている。 それならばと水平尾翼の両端に取り付け、整備性の向上を計った。 また、形状も簡易なものにして工数や部品点数の削減を図っている。 ・ 細かい部分で、私は無駄な工作の極限や部品点数の削減、部品の加工方式にも気を使った。 だが、その反動として機体重量は増加し、相対的に搭載量は減殺されてしまう。 それでも搭載量は3000kgと指定されている。 結果的に燃料が減らされることとなったのだが、今度は航続力が低下する。 どう計算しても要求書にある5500km以上の航続距離は不可能。 色々考えた末、爆弾倉内部に増加燃料タンクを搭載し、魚雷2本を抱えた状態で何とか4200kmの航続距離を確保することとした。 まさに苦肉の策である。 しかし、日本では防漏タンクすら開発されていない。 これはそのまま一斉射食らえば火達磨になって落ちることを意味している。 自動消火装置でさえ研究段階で放置されていたのだ。 そんな機体が戦闘機の護衛も無く、敵中深く侵入して爆撃するなど、かの破天荒なイギリス人でも考えるまい。 要求書のように航続距離が長い事自体は良いかもしれないが、 現実に運用するにあたっては戦闘機の護衛の付き得る範囲内で十分だろう。 そう私はそう結論付けた。 ・ こうして誕生した試作機は、私としてはいささか物足りないものとなった。 それでも基礎設計から全てを自力でやったのは初めてで、少しばかりヨロヨロしながらも飛び立つ姿にはえも言われぬ感動も覚えた。 なお、離陸直後のフラつきは方向舵の調整の不備によるもので、1週間程度で解消することが出来た。 もう一度機体を見まわす。 問題の方向舵が見える。 機体が頑丈だっただけに空中分解なんて事も無かったがバフェッティングが起こるとさすがのテストパイロットも軋む機体に不安を感じたらしい。 かく言う私も原因究明の為に試乗して経験しているが不規則に揺れミリミリギシギシと軋む音を聞いているのはあまり気持ち良い物ではなかった。
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ふと、轟音が格納庫を震わせるた。 | |||
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天城です。えー、長々と説明にお付き合いいただきありがとうございます。
制式採用ならない形で、小説風に。
まさに自分の文才の拙劣加減を思い知らされましたが。
いや、もぉ本当に適当にデッチ上げたんでツッコミ所満載のような気もしますが、平にご容赦をば ・ ちなみに、機体が銀無垢なのはオレンジにするとファイルサイズが倍になるからデス。 ってか、普通に保存して140KB行ったモノが、色が変わるだけで81KBにほぼ半減したときには驚きました。 なお、上画像はさらに小さくなって背景付きで53kBとなっております。 |
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