三菱十三試大型陸上攻撃機 仙山

十三試大攻、仙山


八試特偵、九試中攻(九六陸攻)と成功を収めた日本海軍は、昭和12年には十二試中攻(一式陸攻)
の開発に着手したが、さらに、大型で、攻撃力、航続力の大きな陸上攻撃機の開発を計画、中島飛行機に対して
昭和12年に試作を内示、13年になって、十三試大型陸上攻撃機として、正式に指示した。
中島でも、社内名称LXとして開発に着手したが、中島は元より日本海軍としても最初の、4発陸上大型機であったので、
外国の大型陸上機をモデルにすることとして、当時ダグラスで開発中であったDC-4(C-54とは全くの別物)
をベ−スに決め、輸入の手続きに入るために、調べていくと、決して出来が良いといえる代物ではないのが分ってきた
そのため、海軍内部にも、独自の技術の結集により、未知の、この4発機を進空させたいとの空気が支配的となり、
結果として、中島に対して出されていた、指示を取り消し十二試中攻にて、成果を上げつつあった三菱に対して、改めて
試作を指示した。
急のことで、三菱サイドも慌てたので、急遽十二試中攻を、いわばストレッチしたともいえる4発機の、計画を提出した、
しかし、これには海軍側は納得せず、十二試では航続力と引き換えにした、燃料タンク他の防弾装置の復活また
要求書、に有るとうりさまざまな、当時としては世界水準をも超えた、要求がなされた、。
このため設計者たちは、この問題を解決するためにさまざまな工夫を試みた。
第一に、重心の問題もあるが膨大な燃料の、約半分は胴体内に搭載し、それを防弾を強化することとして翼内タンクは防弾をせず
セミインテグラルタンクにすることで、燃料を搭載する。
第二に、極力機体の形を、空気抵抗の少ないものとして、速度ならびに航続力の増大に寄与させる。
第三に、魚雷は無理に胴体内に収容せず、翼下面に吊り下げ式とする。
第四に、胴体の防弾は特に留意し、ゴムならびに、新素材を積極的に活用する。
これらの、ポイントについて協議を重ねた結果、1について、先の十二試中攻にて採用したものとした。
つぎに、ワイドサイズの胴体の空気抵抗を、低下させるために機首の形状を、これまでの日本機には見られない、
先細りの鋭いものとした、
また、胴体内には燃料タンクを始め、多くの爆弾を搭載するには、ぎりぎりのサイズしかなかったため、こういった機体では
正副操縦士は、通常サイドバイサイドに配置してあるのだが、前述の理由により、タンデム配置となった。
また、雷撃についても、設計者の独自の判断により、あくまで補助的にやれば出来る程度として、
その分、その他の、バランスと基本性能を高める方向に設計を進めた、当時の海軍当局ですら、このような大型機の運用や、
用兵については、確たるものが無く、このような設計方針を示す事については部内でも論議があったが、特に問題無く受け入れられた。
そして、一番問題となった、胴体内の燃料タンクであったが、当初はゴムならびに、石綿その他が検討されたが、当時鐘紡にて
基礎研究が始められたばかりだった、人造樹脂の「カネビアン」の研究に三菱みずから、予算と人員を派遣して
ついに実用に耐えうる、物をなんとか初号機にも装備することが出来た、このカネビアンタンクにより、防弾と重量そして、容量と
いう相反する要求を、達成することが出来た。
そのほかにも、独自の高揚力装置により、当時としては、かなりの高翼面荷重機であったが、離陸滑走距離も、満足の得られるものと
なった。
発動機は、当初、護が考えられていたが、当時陸軍によって、採用されていた、ハ−42(陸軍名称ハ−104)が選ばれて、これを装備した
離昇出力では護と30馬力しか違わないが、、高度馬力なら1200m高い高度で10馬力高い出力が出せ、これにより最大速度などは
護搭載型よりかなり向上することができた。
当時陸軍と海軍は、仲の悪さでは他に類を見ないほどであったが、陸軍もこの四発機にはかなりの、色気を見せていたようで、
これを、すんなりと採用することができた。
(のちに陸軍は、三菱に対し「仙山改」ともいえる、キ68の、試作を指示している)
各方面の、涙ぐましい努力によって、ついに昭和16年8月末に日本海軍初の、陸の巨人機「十三試大型陸上攻撃機、仙山」は完成した。
諸元
全長、26.935m
全幅、37.770m
全高、7.77M
発動機、ハ-42、空冷復列星型、、離昇出力 1900hp×4
最高速度、471km/h(445km/h雷撃時)
巡航速度、320km/h
航続距離、
攻撃時:5500q
 偵察時:8000q
武装:
 前方・7.7mm×1
 上方・20mm×1(動力銃架)
 側方・7.7mm×各1
 下方・7.7mm×1
 尾部・20mm×1
爆弾搭裁量、3200kg又は、航空魚雷×2
---あとがき---
今回もまた、以前からスケッチブックに書き溜めてあったものの中からです。
ただ、イメージ的には連山とダブるくらいの、時代考証で書いていたので、かなり、オーバーテクなところが、、、。
設定も、年代的には、めちゃくちゃですみません。
色々と、突っ込み入れてください(わくわく)
コンピューターを始めて、半年、この絵で、三枚目ぐらいですが、なかなかうまいこといかないですね、
みなさま、またまたご指導のほどよろしくお願いします。