第14回競争試作

帝国海軍軽巡洋艦案

軽巡「揖斐」級


帝国海軍軽巡洋艦「揖斐」級 公称データ

基準排水量・・・・9999t

全長・・・・・・・・・185m

全幅・・・・・・・・・18.5m

最大速力・・・・・35kt

航続力 ・・・・・・18ktで8000海里

出力・・・・・・・・152000hp

兵装・・・・・・・・12.7cm連装砲ー3基、7.6cm連装高角砲ー6基、61cm4連装魚雷発射管ー5基、

搭載機・・・・・・水上偵察機ー22機/露天搭載機ー12機

他装備・・・・・・カタパルト−二基(前部と後部に一基ずつ、進行方向と後ろに向けて射出)

同型艦・・・・・・揖斐、空知、石狩、桂、天神

(昭和6年、ある日の金田 狂太郎中佐と海軍艦政本部 明智少将との会話より抜粋)

明智>「金田君、もう例の軽巡洋艦の設計終わったそうだな。」

金田>「はい、これです。どうです、強そうでしょう?」(設計図を開きながら)

明智>「ぬぬ”ぅ!貴様、これはまるで航空母艦ではないかッ!」

金田>「いえ、明智艦政本部長殿、この艦はれっきとした軽巡洋艦であります!」

明智>「ではこの長大な飛行甲板と右舷に設置された艦橋は何事か!」

金田>「これは飛行甲板ではありません。搭載水偵を合理的に運用する為に必要な整備甲板です!」

明智>「ではこの搭載機の多さは何だ、これでは水上機母艦ではないか!」

金田>「まさか、雄々しくそびえる12センチ連装砲3基とカタパルト下に鎮座する我が国が産んだ雷撃の芸術品61センチ4連装魚雷発射管5基が見えないのでありますか。十分強力な軽巡洋艦ではないですか!ただ少し偵察機を多く搭載しているにすぎません!」

明智>「では何の為にこれだけの偵察機を搭載する必要がある?」

金田>「この艦は戦闘艦であります。戦闘・戦争の基本は索敵にあります。古来より情報を制したものが勝利を得るのは当たり前であります。我が艦が艦隊の目となり耳となりて大海を制するのであります。」

明智>「ぬぬぅ・・・、しかしこの空母のような艦型では水上砲戦、水雷戦隊指揮には不向きではないか?」

金田>「この艦は私が自信を持っておおくりする万能艦であります!12センチ連装砲で敵軽巡、駆逐艦を蹴散らし、夜間になれば指揮下の駆逐艦を率いて敵艦隊に向けて突撃し、61センチの矢ぶすまが敵戦艦を轟沈せしめるに間違いありません!」

明智>「う〜ん・・・しかし、このような艦型の巡洋艦初めてだしな〜」

金田>「ロンドン条約で制限された保有枠を活かしきるには、この艦の様に何でもできる万能艦が最も合理的なんです!」

明智>「し、しかし・・・」

金田>「なんなら、航空決戦にも使ってみせますよ! じっちゃんの名にかけてッ!!」(爆)

明智>「じゃあ、承認・・・」

<其の後>

金田 狂太郎中佐のごり押しで建造が承認された軽巡洋艦「揖斐」級は、建造枠の50955tを全部使って5隻建造され、その索敵能力の高さから連合艦隊でも重宝され、真珠湾攻撃作戦では2番艦「空知」搭載機が敵空母ホーネットを発見している。またミッドウェイ会戦では5番艦「天神」搭載機が敵空母エンタ−プライズをいち早く発見し味方攻撃隊を誘導し撃沈している。また搭載機を使った対潜能力も高く評価され、終戦までに13隻の潜水艦を発見撃沈している。ちなみに本級の戦没艦は「揖斐」「石狩」「天神」の3隻で二番艦「空知」は沖縄特攻作戦に大和の露払いに付き合って参加したが大隅海峡で敵潜水艦の雷撃を受け佐世保にひきかえしている。四番艦「桂」は呉の工廠で修理中に終戦をむかえている。そんなこんなで「揖斐」級はその異常に高い索敵能力と意外に高かった対潜能力においては日本、アメリカ両軍から高い評価を受けているようだ。

〜あとがき〜

今日は毎度お馴染みゲルググです。はい、またまた金田中佐です。明智少将とゆう艦政本部の新キャラも登場で大盛り上がりです。^=^)ちなみに金田中佐のおじいさんは江戸末期ペリ−来航時に手こぎ舟に乗って黒船の全長を測りに行った程の軍艦キチxイの金田 狂衛門とゆうナイスで萌え〜な人物です。(爆)

朝焼けの空を見ながら〜