
| 昭和16年5月日本陸軍は100式2型司令部偵察機の後継機開発を各メーカーに命じた。三菱はキ46IIの成果を元にすぐに次期司令部偵察機の設計に着手した。 翼型は抵抗が小さくてすむ層流翼型を採用。キ46とは違い、中翼配置にしている。垂直尾翼と水平尾翼はキ46の物を小改良して使用した。エンジンナセルは先端を出来るだけ絞込み抵抗を減らすよう努力された。胴体は、コックピットを可能な限り前に持っていき、キャノピーを低くすることで抵抗削減を狙った。後部座席は、主翼の後ろに設けられた。操縦席と後部座席の間の胴体内部には燃料タンクを設けている。 1号機は昭和18年4月に完成、翌月試験飛行を行った。その時に、高度6000mにおいて速度625km/hというものだった。このとき試作1号機が積んでいたエンジンはハ112で、この結果を受けハ112では不十分と考えエンジンをハ45に換装しそれに伴いナセルの再設計も行われた。その結果、速度は、713km/hまで向上した。しかし、エンジン換装とナセルの再設計のため、重量が増加したため、着陸速度や着陸滑走距離が増大してしまった。 実用審査が終了した後、試作1号機2号機が独立飛行第18中隊で試験的に実戦投入され、いくつか偵察任務を遂行し良好な性能を示した。 諸元 全幅 14.30m 全長 11.00m 全高 3.70m 翼面積 31u 自重 3,675kg 全備重量 (正規) 5,521kg (過荷) 6,205kg 乗員2名 発動機 ハ45−21 基数2 最高速度 713km/h 巡航速度 430km/h(高度4,000m) 航続距離 1,890km(正規) 4,250km(過荷) 武装 後方 7.92mm 1門 |
