カント社が製作した艦載戦闘偵察飛行艇。
艇体は木製モノコック構造。前方機銃は艇体前部に搭載されている。
主翼は複葉、羽布張りで骨組みは木金混合。
艦載用ということを考慮して、全体をコンパクトなサイズに纏め、
主翼は折りたたみ式で上下翼とも後方へ折りたたむオーソドックスな形式を採用している。
エンジンブロック後部に偵察員席及び後方機銃があり、これが本機の特徴となっている。
この偵察員席は重量軽減の為に羽布張りだったが、それでも重量物が上下に2分された結果、
機体のバランスは今一つ良くなかった。
また、偵察員席の視界は良いが操縦席との意思疎通に問題があり、
取り敢えず伝声管を付けてみたが、やはり意思疎通は大変だったという。
生産性も決して良いとは言えず、様々な問題を抱えた機体となった。
後に、エンジンブロック後部の偵察員席を取り払った純粋戦闘艇型も試作されたが、
後方視界は劣悪で、単純に運動性ならフロート付き水上機の方がよく、採用には至らなかった。
2(ツヴァイ):どーもー、ツヴァイでーす。
1(アイン) :…(呆れている)
2:…できたら、ツッコんでくれると…
1:…あなたは変わったわ。
2:悪かったよ! 俺だって別に…
1:ということね。以上。
2:…いきなり終わりか?
1:少ないとはいえ解説もあるわ。
2:いや、解説が少ないからこそ、なんだが。
イタリア機ってことで今回は苦労したんだよ。
1:確かに、見るからにそうとう苦労したようね。
2:…いや、まあ、確かにそうなんだが。イタリアってだけで全然わからないし、
何かイタリアで知ってることある?
1:F40。
2:ギクッ
※ F40
イタリアはフェラーリのたっっっかい車。大変扱い難いことで有名。
これを運転することになって彼はひどい目にあったのです。
評価は最上級の賛辞から車の自覚が無い等、人により様々。
1:ベレッタ、ベネリ、マテバ。あなたには馴染みのものでしょう?
2:そ、そういえば…
※ いずれもイタリアの銃器メーカー。
要するに、こういうものに慣れ親しんでいる人達なのだ。
2:でも今回は関係ないし…
1:取り敢えずイタリアの水上機を少し調べてみたけど
2:あ、ああ、結構面白いな。
特にこの「Cant Z501 Gabbiano」とか気に入ったんだけど
1:仕様には合わないわね。
2:要求仕様見てすぐ思いついたのは零観で、それ以上のものはちょっと思いつかない。
時期的には九五式水偵、イタリアでは要求仕様ほぼそのまんまのRo43っていうのがあるし。
1:そうね。余程のことがない限り、このRo43をそのまま採用するでしょうね。
2:あえてこれでないものといったら、イタリアだし(?)いっそ飛行艇にということで。
1:設定では美しい艇体ということになっていたけど
2:さすがに解説文に書く度胸は無かったらしい。
というか、自分で美しいラインを創れないということに気づいたと。
1:あの偵察員席だけど、
2:なんとなくZ501が気に入ったから、その影響で。
原案では単葉型とかもあったけど、これがまんま紅の豚。
1:…
2:複葉にしてみたり(艦載用なので機体サイズを抑え、運動性を高める為です)
羽布張りにしてみたり(重量軽減の為です)、
いろいろやってみたけど、せっかくだからあの形式にということで。
(一応、偵察任務(偵察員の同乗)、後方旋回機銃の仕様を満たす為でもあります)
1:機体サイズを考えると、かなり無理があるわね。
2:偵察員席を外した、戦闘艇型を最初から考慮していたというのもあるな。
(というか、そちらが本命でした)
1:この時期にはこの種の小型飛行艇はあまり造られていないわね。
2:フロート付き水上機の発展で、このクラスで飛行艇であるメリットが無くなってきたからな。
1:やはり間違った方向に進化したという印象は拭えないわね。
2:確かにあのDVD版はちょっとな。
1:…
2:…ごめん
(PC版は凄い好きだったんだけどなあ…)
Cant Z500 Petrel
全長 : 9.21m
全幅 : 9.98m(主翼折り畳み時 4.85m)
全高 : 4.24m
自重 :1,850kg
総重量 :2,520kg
発動機 :FIAT A30 RA 液冷V型12気筒(800馬力)
最大速度:307km/h
航続距離:1,250km
武装 :7.7ミリ機銃×3
前方固定 7.7mm×2
後方旋回 7.7mm×1
30kg爆弾×2
乗員 :2名
初飛行 :1934年
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