第15回競争試作イタリア艦載水上戦闘偵察機

PICCORO PR−3”Vespa”

ピッコロ社製 PR−3”ベスパ”



ピッコロ社製艦載水上戦闘偵察機 PR−3”ベスパ”

全長・・・・・・・・9.72m

全幅・・・・・・・・11.50m

全備重量・・・・2,320kg

発動機・・・・・・フィアットA.30RA液冷V型12気筒

出力・・・・・・・・600hp

最大速度・・・・332km/h

航続距離・・・・1250km

武装・・・・・・・・前方固定7.7mmx2、後方旋回7.7mmx1

乗員・・・・・・・・イタリア人二名

<設定>

じじい>おいッ、フィオ仕事を取ってきたゾイ!

フィオ>何?どうせ空軍の安い仕事でしょ!羽布の張り替えとかエンジンのレストアとかの。

じじい>バカモンっ!羽布の張り替えもエンジンのレストアも穴だらけの燃料タンクを木ネジでコツコツ塞ぐのも立派な仕事じゃいッ!

フィオ>じゃあ、どんな仕事なのよ?

じじい>もちのロンで海軍じゃい!しかも水上戦闘偵察機の設計試作開発じゃ!!どうじゃ凄いじゃろ!!

フィオ>スゴ−イ!でもおじいちゃんウチは設計開発までは何とか出来ても生産は出来ないわよ。採用された場合の話しだけど…。

じじい>そんなもん何とでもなるわい。製造権だけサボイアでもカントでもフィアットでも売ってやりゃ良いんじゃい!

***てなわけで我等がピッコロじじいとフィオ嬢の水上戦闘偵察機の開発が始まったのでした〜 んでもって、ある日のミラノ市の片隅、ピッコロ社の設計室〜

フィオ>おじちゃん、一応線をひてみたんだけど。

じじい>ふむ、水上機形式か。まあ、無難な選択じゃな、単フロ−トとゆうのは高速性を追求した結果じゃな。

フィオ>戦闘偵察機だしね。複葉は上昇性能と旋回性能の追求から。

じじい>主翼の支柱を一本にまとめたのはナカナカ先進的じゃな。しかし、このフロ−トを支える支柱が五本なのはどうゆうワケじゃ?

フィオ>主フロ−トの支柱を一本の頑丈な支柱とその廻りを四本の補助支柱で支える形式にしたのは、波の穏やかなアドリア海だけなら主支柱と補助2本でも良かったんだけど、外洋に出たらもしかしたら強度不足になるかもしれないからね。

じじい>成る程、まぁ多少の空気抵抗は目をつぶるとするかの。

フィオ>んでもってエンジンはフィアットの新作エンジンのA.30を使いたいんだけど、フィアットがライバル会社に自分とこの最新エンジンなんて出さないわよね…。

じじい>んなもん、ワシにまかせんかい!フィアットには幼なじみのデルビ−ニが居るしな、確か奴にはダイスの”貸し”があるからの、ヒッヒヒヒ!

フィオ>おじいちゃん、またアタシに隠れて賭け事やってたのね!

じじい>…そのお陰でエンジンが手に入るんじゃねェか…。

フィオ>はいはい、わかったわよ。んでエンジンの下にラジエタ−用のインテ−クを付けてみたの。

じじい>ふむ、なかなか抵抗のすくなさそうなデザインじゃな。機体の構成は鋼管骨組みに羽布張りか、まぁ堅実じゃな。

フィオ>勿論、主翼もね。あと上翼と下翼の面積は同じで、上翼の方を幅を長くとってあるわ。

じじい>成る程、なかなかコンパクトじゃな。全長はフロ−トを合わしても10m弱で重量が2.3トンてとこかの?

フィオ>御名答。さすが、おじいちゃん!なかなかコンパクトにまとめたでしょ。これでフィアットのA.30が600馬力としても320km/hは堅いわ。水上機にしとくのが勿体無い性能でしょう?

じじい>むむう、なかなかの高速じゃのう!

フィオ>これで海軍の競作は勝ったようなもんネッ!!

*** 其の後 ***

結構、強豪ぞろいだったイタリア海軍の競作にもその高速性と運動性の良さを買われ運良く勝ち。採用されたピッコロ社の水上偵察戦闘機は設計技師のフィオ嬢に”ベスパ”(すずめ蜂)と名ずけられ、地中海から出る事なく、チクチクと連合軍の戦闘機や輸送機を刺しながら、そこそこ活躍してイタリア降伏の日を迎えましたとさ。

ピッコロ社の其の後はといいますと、”ベスパ”が採用され、そこそこまとまった金が入ったので小規模な量産工場を立て、またイタリア海軍・空軍からのチマチマした仕事をこなしながら、時々渋くてソコソコ高性能な飛行機を造りながらイタリア飛行業界の屋根の端を支え、戦後に行われたシュナイダ−カップで好成績を残し、毎回シュナイダ−カップに紅い機体を引っさげて参加する老舗チ−ムとして飛行機マニアの中では有名です。今でもフィオ・ピッコロおばあちゃんはミラノの下町で紅い飛行機を造り続けている らしいです。

〜作者のコメント〜

皆様、あけましておめでとうございます。本年もゲルググをヨロシクお願い申しあげます。m(・・)m とゆうわけで2002年一発目の競作と成りましたイタリア海軍水上戦闘偵察機でございます。まぁ”イタリア”で”水上機”ってこはピッコロ社を出さないと胃袋三分の一氏、また日本一億二千万のフィオ・ピッコロ嬢ファンの皆様にタコ殴り(笑い)にされそうなのでピッコロ社製”ベスパ”の登場と相成りました〜!!取りあえずコレといって特徴の無い機体ですが零観より一回りコンパクトな機体て感じです。ちなみに機体が紅いのはピッコロ社の試作機はすべて赤一色で塗るとゆう習わしがあるそうな…(笑い)、けっしてポルコのサボイアS.21の修理に使った時の塗料が残っていたからじゃありません。(笑い!)それでは皆様次回の凶作で会いましょう〜

元日に清酒 久保田を呑みつつ、ゲルググでした。