| ドイツ海軍装甲巡洋艦P3型 “シュレスヴィヒ・ホルシュタイン”級 |
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| 魚雷発射管未装備状態 |
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◇要目◇ |
ドイツ海軍は来るべき対英戦において、あらゆる雑用任務をこなすことの可能な大型補助艦艇を必要とした。これがZ計画の中で計画されたO級である。
しかし、満載で3万5千トンを越える巨体になってしまったことから“補助艦として同級はあまりに大きすぎるのでは”という意見が強くなり、再検討を行うこととなった。
この過程で、重巡として量産が検討されていたP級(P1級)を再検討し、これをタイプシップとすることで短期間に再設計を行う案が出された。これが、装甲艦第3案。通称P3級である。
P3級に求められた性能は、あらゆる敵巡洋艦を排除することが可能な能力を持つことにあった。いわば「超巡洋艦」といってよい存在である。
そのため、主砲口径は24センチとO級の原案からは大幅にスペックダウンしたものの、手数の多さと搭載基数の増加により小型艦に対する攻撃にはふさわしい性能であるという結論に落ち着いた。
逆に、打撃力の大幅減退により戦艦との砲戦は絶望的なものとなったが、これはシャルンホルスト級の主砲換装とH級の建造を繰り上げることで補うこととされた。数的劣勢におかれたドイツ海軍としては、とにかく敵補助艦を撃退しなければどうしようもないと考えたためである。
幸いなことに戦艦の建造は急ピッチで進められることが決定し、1944年にはH級6隻に38センチ砲艦4隻の合計10隻と、同時期に完成するであろう英国新鋭戦艦を上回る数がそろえられるとしている。
改訂された同計画では、P1級をすべて取りやめそのままP3級とする案、あるいは建造を6隻でうち切り、浮いた予算を改H級戦艦の建造に回してはという二案が存在しており、現在検討が進められている(Z2計画)。
ドイツ艦と言うことでこんなフネを設計してみました。
24センチなんて珍しい口径ですが、これは一次大戦時代の戦艦砲を元に再設計したモノです。
O級とは別のコンセプト──20センチ巡洋艦を撃破できることを第一に考えてみました。
この計画の長所は、1945年に従来のZ艦隊計画よりもバランスのとれたものになると言うこと。逆に、欠点は1945年になるまでの艦隊バランスが現計画よりいびつになるということでしょうか。
なお、いらないと思われる15センチ砲は艦隊決戦時の駆逐艦対策に、ディーゼルを装備し無かったのは艦の稼働率を上げるためです。