・全長……10.04m
・全幅……12.88m
・全備重量……4932kg
・発動機……ライトR−2600 空冷複列星型14気筒
・最高速力……612km/h
・航続距離……1860km
・武装……前方固定12.7mm機関銃4丁(主翼内装備)
自信を持って送り出したF2Aがあっという間にF4Fによって取って代わられたとき、
ブリュースター社の技術者達は内心忸怩たる思いをしていた。そこに舞い込んだ新型艦上戦闘機の調達計画。
彼らが復讐に燃えたのも無理はなかった。近代的艦上戦闘機のパイオニアとしての意地を今こそ見せるときだ、と。
幸いにも、今回は憎きグラマンは双発型艦上機にかかりきりで、単発機の領分にまで進出してくる余裕はない。
今こそバッファローの無念を晴らすときだとばかり、彼らは精力的に設計作業に取り組み、
試作機の完成まで僅か6ヶ月という大したスピードでロールアウトに漕ぎ付けた。
……しかし、現実はそれほど甘くはなかったようである。
特に、完成した機体のカタログデータを見ると要求性能ギリギリを何とか捻り出しましたという感が否めず、
担当官を一抹の不安に陥れたとか。
実際、航続力評価の試験飛行に際しては、武装はおろか防弾板や落下傘、計器類まで降ろして
ようやくこの数字を叩き出したといういささか信憑性の怪しい話まで伝わっている。
……てーかおまいら、いくら後継だからって先代の線図を流用するなよっ(苦笑)
もっとも飛行特性はそう悪くもなかったようで、操縦したテストパイロット達は一様に、
その運動性に一定の評価を与えていたという。
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