XF3A-1,2(バッカニア=ブリー)

XF3A-1,2


ブリュースター社はF2Aバッファローを正式採用されたものの、海軍に取り入り、
主力艦戦の座を奪ったライバルグラマン社を苦々しく思い悶々としていたが、そこに
舞い込んだのが次期主力艦戦と目されるボートXF4Uを補助すべき艦上戦闘機の設
計案提出の打診だった。所詮は保険なのだが、憎きかのグラマンがG50なる設計案を
提出したものの手一杯で試作機製造を断念したことを耳にしていたブリュースター社
は「すわっ、一社特命試作かっ!」と色めいたモノのの、いざ蓋を開けてみるとメー
カーコードDとかHとかJとかMとかOとかVとか…云々のおおよそ艦上機製造の経
験の無い連中との競争試作であることを知り、この前まで自分も似たような立場だっ
たことを忘れていきり立ったのだった。
果たして、艦上偵察爆撃機XSB2Aの試作を放っぽらかしてまで全力を傾注し、実
機の試作にまで辿り着いたものの、完成したXF3A−1一号機は良好な運動性能と上
昇率の一方で明らかな最高速の不足、飛行時の安定性不足、地上滑走時の偏向等に悩
まされ大幅な改修が必要になった。続いて、胴体後部は上面を削ぎ落とす一方で後方
へのばすと共に安定板を追加、カウルフラップ増積、排気管を推力式に換えるなど大
手術を施したXF3A−2が作られ、ようやく正式採用に近ずいたかにみえたが…世の
中そんなに甘くなかった。とは言え、後に゛Y″F3Aを作るはめになるとは当のブ
リュースター社も含め誰も予想していなかったことだろう。
XF3A、社内コードB−341は正式採用された暁にはSB2Aで予定されていた`バッ
カニア´を名乗っていたと思われるが、設計者達は`ブリー´(ガキ大将)と読んで
いた。基本的にF2Aバッファローの拡大性能向上型であるこの機体は太い胴体、中
翼配置の主翼といった特徴を受け継いでいる。主翼内翼部分が水平の逆ガル型で主脚
はオードソックスな内側引き込み式のため、トレッドが広く、翼内機銃をなるべく胴
体側に寄せるため6丁の機銃の内片側2丁ずつを主脚収納部の上を跨ぐように通してい
る。これらの機銃はプロペラ同調式で故障が多くやや実用面で不安があった。F2A
の反省から機体の軽量化に努めていたが太く短い胴体については前作の教訓はあまり
生かされなかったようだ。

コメント;「お絵かき帳」の哲セ氏のブリュースター・ブルドックはすごく雰囲気が
でていますね。正直やられた!と思って今回出そうか出すまいか悩みました。
真似するつもりはないのですが…。だめならボツでいいです。ううっ(涙)

ブリュースターXF3A−2 諸元;全長/9.3?  自重/3120? 
                全幅/12.5? 全備重量/4715?
                全高/4.7?
                最高速度/609?/h

作成ソフト;Mac版 Adobi photoshop ver.5.5