オマケ
投票の参考にはしないでね。
違法ギリギリの政治的手段まで用いた壱号艦であったが、発展著しい航空威力の増大は、強烈な打撃力を内包する本艦にも航空戦備の増強を要望猿に至った。
軍令部の求める搭載戦力を完全に運用するには、広い甲板面積と格納スペースが必要であり、改設計においてはその解決が最大の問題であった。
一時は主砲塔を一基撤去する事も考えられたが、本艦が砲数で火力を発揮する都合上、受け入れられるものではなかった。よって、比較的短期間の工事で済ませられる艦尾延長と配置の工夫で対処する事となったのである。
★:なんですか、この最大28機て・・・
S:元々ね、史実の大和で頑張って詰め込むと20機前後乗るんだ。こいつの航空艤装は大和と同じ搭載標準準拠だったから、まあ普通に頑張れば16は可能なんだよ。
★:だったらそのままで良いのでは?
S:そのまま置くと、つまりは主砲の邪魔なんだ、砲戦しちゃったら砲の爆風で飛行機は壊れるしね。
航空機搭載数の増強とは、つまり主力砲戦に先立っての空襲部隊戦力を嵩上げしようというものである。よってその搭載戦力は攻撃機であり、帰還しての回収は別部隊や味方基地に依存するものであった。
この考え方は一回だけの決戦なら問題無い。だが決戦が生起しなかった場合、決戦であっても予定通りといかない場合、搭載航空機は自艦の主砲爆風で破損し、また敵弾によっても破壊されるであろう。さらにそれは火災にも繋がる事が懸念された。
S:だもんで、主砲のある最上甲板は作業甲板として用いたり臨時置き場として用い。主用機材は少し下の甲板に置く事にした。カタパルトもだ。
★:格納庫は?
S:格納庫とカタパルトデッキは言うならば中二階の関係になる。
★:こうした配置は、つまり主砲運用を行っても、それなりに搭載機を扱えるというところですか?
S:それとカタパルト等が主砲射界を阻害しないようにという考えだ。まあ本格砲戦を開始した場合はどうなるかなって感じはするけど、非敵側のカタパルトは使えるだろう。
☆:うーんと・・・これだと、定数16機は格納庫とカタパルト甲板で賄えるんですねっ
S:荒天時には最上甲板側に移した方が良さそうだけどね。
カタパルト甲板に搭載機の過半を配置する都合上、船体は5m程延長され、更に巨大なフレアを設ける事で、甲板面積を拡大した。
上面から見るとトランサム・スターンの近代艦艇に見えるが、実体は変形クルーザー・スターンであって、甲板は朝顔のように広がった形で配置されている。
S:格納庫は最上甲板の飛行作業面積部と大体同じ感じになる。
★:これに6機でしたっけ?
S:元々ボートも入れてたからね、ボートを出しちゃって飛行機専用にすれば6機なら入るだろう。まあ機体サイズ次第だけどね。
☆:はぇ〜・・・。ボートは何処に置くんですかぁ?
S:朝顔のように広がったカタパルトデッキの裏側に吊るす。艦尾だし問題は無いだろう。カタパルトデッキが爆風避けにもなるし
船体延長に伴い船殻重量が若干増大し、また艦尾浮力の増大に伴い船体トリムの変化や旋回半径の増大が懸念されたが、元々能動的に注水して船体バランスを保つ艦であったので常備排水量やトリムは当初の狙いから大きく逸脱しないと判断された。また船体延長に伴う旋回圏の拡大は船首舵によって元々良好な数値を持つので実用上問題はないものと判断された。
改装による問題は、工期の延長よりは拡大された搭載機戦力に充当すべき居住空間や整備機能にあった。
★:居住性ですか?
☆:常備5万トンなのに〜・・・。
S:元々船内は殆どが注水を覚悟した艦だからな、船体重量を圧縮するためにも居住性はそう良好とはいえない。飛行機ってのは整備員とかも沢山居るからね、どうしても人数が増えるし機材も少なくない。それに艦尾を使うから、追い出されるのは高級士官の居住スペースだ。
★:聯合艦隊旗艦も考えられる艦に居住問題・・・。
S:搭載数の拡充よりも甲板面積を拡大したのは、そういった余力を今のうちに確保しておこうという考えでもあるわけだ。
搭載が決まった機体は、主として95式水上偵察機であったが、本命は十試観測機と十二試複座水上偵察機であった。
戦艦の改装に着手した関係上、開発失敗は許容できる状況には無く、前記二機種に参加した三菱、中島、川西、愛知の各社には、必ずや開発を成功させる事という厳命が下されたという。
★:十二試は結局駄目だったんですよ。
S:E13A(零式三座水偵)とE12A(愛知版十二試複座)は原型共通だ。諦めなければ昭和十五年初頭に採用はできると思う。もしくはE13は川西で進めるとかね。手立ては無い訳じゃない。
☆:でも、結局は彗星でも載せちゃえば良いんですよねっ。
本艦のやや低い位置に設置したカタパルト甲板は別の可能性を持っていた。
この張り出した低い甲板は、簡単な改修で、大発等の発進用スロープにできるのである。この可能性は搭載艇の運用改善として検討が始まっていた。ただし現状ではクレーンではっすいするのと実用上の差は無いものと判断されている。
★:・・・強襲揚陸艦にでもするつもりですか?
S:こういう改造ならさ、それこそ資材さえあれば工作艦でもできるし、あとは軌条の並べ方を変えるだけで良い。どうせ高速巡航は速いんだし。ガダルカナルにでも行くなら、その程度、ついでにやっても良いとおもうんだよね。
★:嫌な光景が目に浮かびます・・・。高速でスロットを突破してタサファロンガの沿岸で大発を連続投下した挙句に飛行場を砲撃して帰っていく戦艦の姿が・・・。
今回の戦艦のデザインと作画を快諾してくださった巣田さん。IRCで様々な助言をしてくださった能登さん、ooiさん、舞沙Pさん、coogerさん。この場を借りて厚く御礼申し上げます。皆様のご協力が無ければ形にはならなかったでしょう。
ああ、後ね、前回改装前に書き忘れてました。まなかじさん、いつも本当に有難うございますっ。
☆:ってワケでーっ、解説と突っ込みはっ
★:たぶん、不幸の星の下に生まれたんだと思います。天野美汐が。
☆:今回は主にフォローを担当しました。魔法少女、まじかるサユリンこと倉田佐祐理。
S:そして、SUDOがお送りしましたです。ちなみに武器の仕様等は改装前のページを参照して下さい。
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