昭和14年に海軍は各航空機メーカーに13試艦上爆撃機を補填する艦上爆撃機を要求した。
愛知時計電機ではこれまでに海軍機を何度も受注しているという実績と自信から
この計画に参加することを決定、翌日には早速設計図を開始した。
当初12試水上偵察機、後の零式水上偵察機をベースにした設計案もあったが流石にこれは
退けられ完全な新規設計となったが一部の部品は共通化されており開発費用と期間の
圧縮ならびに生産性を考慮していた他にほぼ同時に開発が開始された14試水上偵察機、
後の瑞雲と共通化されている部品も存在したため零式水上偵察機と瑞雲の合いの子と
言われたこともあったがもちろん全くの別物でありこの言い方は適切とはいえない。
防空任務に使用する可能性を示唆する特記事項から戦闘機としての性能が必要であることは
明白でありこのためにそれまでの考えにとらわれずに思い切った設計をした部分もあった。
また性能も最大速度500km/h以上、航続距離は500kg搭載で1400km以上、250kg搭載で2000km以上と
当時制式採用されたばかりの99式艦上爆撃機を大幅に上回るものが要求されていた。
もちろん99式艦上爆撃機のような1000hp級エンジンでは不可能なので最低でも1500hpは
必要だと判断し当時中島が1870hpという日本最高の出力を誇った護を選択した。
運動性を向上させ燃料搭載量を増す必要上余計な重量は極力抑える方針をとりコックピットは
過去の艦上爆撃機が複座だったのが当機では単座となり武装は機首同調を避けて全て
主翼に搭載することとし逆に爆弾は全て腹部の爆撃倉に搭載するために主翼は必然的に
中翼となりこのままでは脚が長くなり設計が難しくなる上にプロペラと飛行甲板との
クリアランスも不足するので逆ガル式の主翼を採用して解決することとした。
固定武装は試作1号機では左右の主翼に1丁ずつ20mm 99式2号1型機銃を搭載していたが
2号機以降ではその内側に左右1丁ずつ7.7mm 97式固定機銃が追加装備されていた。
護エンジンの故障や振動などといったトラブルによる遅れが少々あったが全体的な経過は
順調であり納期に指定された日までに試作機が引渡されテストの準備も整っていた。
愛知時計電機 14試艦上爆撃機 燈星 試作4号機 基本性能
エンジン;中島 護 空冷14気筒複列星型、1870hp×1
全長;10.20m
全幅;12.78m
全高;3.42m
翼面積;26.07u
全備重量;3600kg
最大速度;555km/h
上昇限度;9227m
航続距離;1827km(50番爆弾1発搭載)
2665km(25番爆弾1発搭載)
3876km(最大)
乗員;1名
武装;7.7mm 97式固定機銃×2(主翼固定、各500発)
20mm 99式2号1型機銃×2(主翼固定、各100発)
50番爆弾×1/25番爆弾×2/6番爆弾×8(爆撃倉)
Huckebeinのコメント
第18回競作の要求しようを見て最初は苦手な艦載機だったから
航空機への参加はやめようかと思ってたのが急に作りたくなって
こんなのを作ってしまいました(^^)
エンジンは最初から護って決めてたけど愛知と中島の
どっちに試作機を作らせるか迷ったあげく愛知に決定。
防空任務に使用することもあるっていう特記事項を見てあえて
単座を採用して背面銃座を消すという暴挙に出てしまいました。
でもちょっと反則ですよね(苦笑)
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